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金曜の放課後。
すずはいつもより少し嬉しそうな顔で帰ってきた。
すず「ただいま〜」
しゅん「…おかえり。なんか機嫌がいいな?」
すず「んー。別にちょっといい事あっただけ」
しゅん「ふーん」
しゅんはそれ以上は聞かなかった。
聞けばいいのに、聞きたくない気持ちの方が大きかった。
翌日の土曜の午後。
リビングでスマホを触っていたしゅんの耳に玄関のチャイムが鳴る音が届いた。
すず「あ、来た!」
来た?誰が?
しゅんが顔を上げるより先に、すずは玄関に駆けていった。
しゅん(まさか……)
聞こえてきたのは若い男の声。
「こんにちは、すずちゃん!」
すず「待ってたよ!颯くん」
颯
初めて聞く名前だった。
その颯くんは、すずと同じ高校のクラスメイトで、背が高く、さっぱりとした雰囲気の男の声だった。
笑った顔は爽やかで、人懐っこい。
颯「こんにちは。あ、すずちゃんのお兄ちゃんですか?」
しゅん「…ああ、どうも」
すず「颯くん、部活の大会で全国行ったんだよ!すごくない?」
しゅん「へぇ…すごいな」
心から思えず、サラッと返してしまった。
しゅん(すずちゃんって……苗字じゃなくて名前呼びかよ)
颯が帰ったあと、すずはリビングに戻ってきた。
すず「颯くんかっこいいでしょ?性格も優しいし」
しゅん「…ふーん。付き合ってんの?」
すず「なにそれ、急に笑まだ付き合ってないよ。でも…好きって言われた。」
しゅん「…で、お前は?」
すず「なんで気になるの?」
しゅん「…兄として聞いただけ」
すず「そっか」
そう言ってすずはソファに腰を下ろしてしゅんの方を見た。
すず「ちゃんと教えてあげるね。私まだ、返事してない」
しゅん「…なんで?」
すず「お兄ちゃんが、何も言ってくれないから」
その瞬間衝撃が走った。
しゅん「……すず、俺は…」
言葉が詰まる。
すず「颯くんは、ちゃんと好きって言ってくれたよ。真っ直ぐ伝えてくれて分かりやすかった。…私の事ちゃんと大切に思ってくれてるの、伝わった」
しゅん「………」
すず「でも、私まだ返事してない。それはねお兄ちゃんに…期待してるから」
しゅん「…期待?」
すず「うん。ちゃんとお兄ちゃんの心が揺れてくれることをどこかで待ってるのかも…」
目の前の妹はもう子供じゃない。
しゅんはその誰かになれるのか_
しゅん自身、 まだ答えを出せずにいた。
ここまで!
有り得んくらい長くなってるけど
最後まで見てね!!
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