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前回の続きです!!!!
思った以上にエロい要素入れれてなくて申し訳ないです💦💦
普通に恋愛小説?として見て欲しいです🥺
本編へ!!!!
日曜日の昼ちょい過ぎ。
キッチンに立つしゅんの耳に玄関のチャイムが鳴った。
(ピンポーン)
しゅん(またか)
すずの来た!って声とともに玄関から聞こえてきたあの声。
颯「やっほ〜!!!すずちゃん!!!」
すず「颯くん、今日はありがと!!!」
颯「映画楽しみにしてたし…俺すずちゃんと会うの実はずっと待ってたんだよ?」
その言葉に身体が震えた。
リビングに2人が入ってくる。
颯は前回より気合いを入れてセットしてある。
すずも珍しくナチュラルメイクをしている。
颯「あ、こんにちは!!お兄さん、またお邪魔してます!」
しゅん「…ああ」
その瞬間だけは笑う事が出来なかった。
颯「今日、すずちゃんと映画行くんです!泣けるって有名らしくて」
すず「颯くん、泣きそうになったらハンカチ貸してくれるって笑」
しゅん「……それは、優しいな」
優しくて腹が立っていた。
大人げないって分かっているが、心がざわついた。
颯「なら、そろそろ出よっか!」
すず「うん!」
颯とすずは並んで歩き出す。
しゅんは無言で見送ることしか出来なかった。
夜9時過ぎ。
ただいまーと元気に帰ってきたすずの声。
すず「ねえ、聞いて!今日の映画めっちゃ泣けたの!」
しゅん「…そっか、颯くんは?」
すず「ちょっと泣いてた笑でも、帰りにさ…」
そこで言葉が止まった。
すずはしゅんの目を見た。
すず「…颯くんまた、好きって言った」
しゅん「……そうか」
すず「俺とちゃんと付き合ってって」
しゅんは無意識に手を強く握りしめていた。
すず「でも…私まだ返事しなかったよ」
しゅん「なんでだ!」
すず「だって…お兄ちゃんがまだ何も言ってくれないから」
また沈黙の時間が続いた。
しゅん「お前…颯くんのこと好きなんじゃないのか?」
すず「好きって1人じゃないって思う。…でも選びたいのは1人だけ」
しゅん「…それが俺なのか?」
すず「…うん。私はずっと待ってたよ。お兄ちゃんが私を選んでくれるのを」
しゅん「……バカだな。俺なんかより颯くんの方がよっぽど良い奴だ」
すず「…そんなの私が決める」
しゅん「俺は…お前の兄なんだぞ?」
すず「それだけだと思ってるの?私の気持ち見てきたでしょ」
すずは、そっと距離を詰めてくる。
しゅん「…やめろ」
すず「やめたくない」
しゅん「ダメだって…」
そのまますずはしゅんの隣に座り、ゆっくりと肩にもたれ掛かる。
すず「泣きそうなお兄ちゃん初めて見た」
しゅん「…泣いてねえよ」
すず「でも、ちゃんと心動いてくれてる…嬉しい」
しゅんはそのまま、すずの頭をそっと自分の肩に預けるようにして、黙った。
ここまで!!!!
続きも楽しみにしててね🫶
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