こんにちは!
今回は”夢”の続きです
1話を見ていただけると嬉しいです
華音side
朝
華音 んぅ…
私はいつも固くて冷たい床で寝る
でも昔お母さんが毛布をくれたから暖かい
それをずっと使って過ごしている
物語で出てくるベッドやお布団はないけど
一度も使ったことがないため不自由ではない
慣れてしまえば大丈夫
でも起きるとどうしても体が痛いのが難点
毛布があるだけありがたいと思って過ごす
朝ごはんはいつも無い
朝はお父さんやお姉ちゃんの準備で忙しいらしい
お父さんは私の存在を知っているみたいだけど
お姉ちゃんは知らないみたい
だからお姉ちゃんに気づかれないためにも
朝はここへは来ない
寒いな…
冬なのかな?
この地下室には窓は着いているけど
私の身長では届かないため近くで外を見られない
小さな窓なので外に出ることも不可能
あの窓は私に夢を見せてくれる
小さな窓で少し高い場所にあるため
あまり外は見られないが
空を少しだけ見ることが出来る
私はあの窓が好き
窓から入る暖かくて優しい光も
キラキラなお星様も大好き
何月かは分からないけど
たくさん雨が降ってたら梅雨とか
私に時期を教えてくれるのも
暗くなったら夜とか
時間を教えてくれるのも
私に夢をくれたのも
全部あの窓
だから私はあの窓が好き
昼
華音母 これ勝手に食べといて
お昼はお母さんがご飯を持ってきてくれる
お姉ちゃんが学校へ行ってるから
お母さんは来てくれる
お母さんのご飯は美味しい
お母さんは自分のお昼ご飯のあまりをくれる
私と一緒の食器は使いたくないみたいだから
いつも使い捨てのお皿や箸などを使う
お風呂は1週間に1回だけ
お風呂場は使っちゃいけないから
普段から過ごしてるここで
お母さんが水を私にかける
石鹸を少しだけ使って自分で洗う
服はお姉ちゃんが昔着てたものなど要らない
服を着る
服は要らなくなった服が出たら着る
だからいつ着替えられるかわかんない
でもお姉ちゃんもお母さんも服が好きみたいで
よく買うらしいからそこまで不自由はしてない
夜
夜ご飯はある日と無い日がある
ご飯が余ったらお姉ちゃんが寝た頃に
お母さんが持ってきてくれる
余らなかったら夜ご飯はなし
でも沢山動くこともないし
夜ご飯は無くても大丈夫
夜ご飯がある方が珍しいくらいだし
もう慣れてる
私は夜の楽しみがある
それは星を見ること
小さな窓から見える星はあまりない
日によっては何も見えないし
運がいいといくつかの星が見える
今日は少し星が見えた
今日はいい日だなと考えながら眠りにつく
冷たい床が私の体温を少し奪う
寒さを少し感じつつ暖かい毛布に包まる
ゆっくり目を閉じてゆっくり呼吸をする
こんな生活いつまで続くか分からない
私はきっと沢山は生きられない
私に明日は来るのか
明日は誰かが助けに来てくれないかなんて
淡い期待を抱いて
意識を夢の中へ落とす
いつか誰かが助けに来ると信じて
いかがでしたか?
良ければコメントお願いします!
以上
おつ栞音!
コメント
1371件
マルガム「、、、、、、、、」
…(どう助けようかな)