唾液が喉に絡んで熱くて、息苦しさもあるけど、僕は龍水の言葉を聞きながら、また少しだけ深く咥え込んだ。
龍水の冷静な視線が僕を見つめていて、その目の奥にはいつも通りの優しさが混ざっている。
「悪くないぞ、右京」
そう言われると、僕の胸はぎゅっと締め付けられるように熱くなった。
けれど、喉の奥の圧迫感は強くて、息を吸いたくても上手くできず、苦しくて何度も「んっ…んっ…」と小さく咳き込みそうになる。
「頑張っているな、貴様」
龍水の低い声が僕の耳元に響き、同時に彼の手が僕の頭を優しく押さえた。
僕は涙をこらえながら、なんとか我慢して口を動かす。
「き、きもふぃい…?」
また声を出しそうになるけど、必死に飲み込み、震える声で聞いた。
「右京、今日は…よく喋るな」
龍水は愛おしそうに微笑み、僕の頬をそっと撫でた。
その瞬間、また急に喉の奥に激しい刺激が走り、僕は「あ゛っ…んっ…ん゛っ…!」と苦しそうに声を漏らした。
龍水はそんな僕を見て、少しだけ手を強めて頭を押さえ、まるでいたずらっ子のように笑った。
「まだまだだな、右京」
僕は涙をこぼしながらも、まだやってみたい気持ちが湧いてきた。
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