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「あかんもう上手くいかへーん!カイリュウ助けてやぁ〜」
「はいはい〜どこよ〜」
次の日のレコーディング。
ナオヤが苦戦しているようで、休憩中にカイリュウに助けを求めていた。
「なぁなぁちょっとここ歌ってみて?」
「 ♪〜」
「うっま…なんでそんな声出るん?ほんま天才やわぁ、、」
「いやあかん言うてたけど良かったで?前より上手なってるしな」
「カイリュウせんせ〜(泣)だいすき〜♡」
「はいはい」
ナオヤをあしらっているカイリュウを眺めていると、ナオヤと目が合った。
「ランちゃーん?どうしたん?そんなナオのこと見つめて〜♡」
「いや見つめてないよ(笑)」
「も〜素直やないねんから〜…てかラン、RECめっちゃ良かったで!ほんまに上手なったよなぁ〜、ね?カイリュウ?」
「いやぁランはほんまに上手なったわ〜」
ナオヤのお零れをもらうかのようにカイリュウに褒めてもらえて、思わず口角が上がる。
「えっ、ランめっちゃ喜んでるやん!かわい〜なぁ?カイリュウに褒めてもらえて嬉しかったん?♡」
「いや、それは…うん、嬉しいよ、?」
「あんたなんでカイリュウには素直やねん!」
「いや別にそんな事ないから(笑)」
「いやでもわかるで、歌はカイリュウに褒めてもらうのが1番嬉しいやんなぁ〜?」
「うん、そうやね」
俺とナオヤの会話を、照れたような顔で聞いているカイリュウ。
耐えられなくなったのか、ツッコミを入れ始める。
「なんやねん、いっつも褒めてるやろ」
「もっと褒めてくれてええんやで?」
「欲しがるな〜(笑)」
「ええやんか、そしたらも〜っと上手なるかもしらんやん!」
「あ〜はいはいもうっ。(笑)よー頑張った頑張った」
そう言いながら、困ったように笑って、俺とナオヤの頭を軽くポンポンした。
…やば、俺ニヤけてる気がする。
「カイリュウごめん、俺のREC一緒に聞いててくれん?」
「おん、ええで、」
エイキに呼ばれて、カイリュウはその場を離れた。
「も〜ほんまにツンデレ猫ちゃんやなぁ、カイリュウは。なぁ、ランちゃん?」
「う、うん、そうやな…」
カイリュウからスキンシップを取られるのが珍しくて、些細な事にも心が浮かれてしまう自分がいた。
***
(KAIRYU視点)
“俺、カイリュウの事が好きみたい。”
いや、さすがに離れんって。頭から。
「カイリュウ助けてやぁ〜」
ナオヤの言葉にハッとする。
あぁ、あかんあかん。今日は大事なRECの日やねんから。
「いや良かったで?前より上手なってるしな、」
ナオヤと会話をしながらも、視界に入るランの存在を気にしてしまう。
…え、俺チョロない、?
い、いやいや、別にそういうんやない。
そりゃいきなり告白されたら意識はしちゃうやろ。
…にしてもいつ見ても男前で腹立つわー。
なんでお前が俺なんか、、
「てかラン、めっちゃ良かったで!ほんまに上手なったよなぁ〜?」
ラン、と呼ぶナオヤの声に、ぴく、と耳が反応する。
「ね、カイリュウ?」
「っ、いやランはほんまに上手なったわ〜」
普通に返せたかな…俺。
「カイリュウに褒めてもらえて嬉しかったん?♡」
「それは、うん、嬉しいよ、」
「あんたなんでカイリュウには素直やねん!」
嬉しそうな顔のラン。
なんやねん、…可愛いやつやな、
「もっと褒めてくれたら上手なるかもしらんやん?」
「、あ〜はいはいもうっ。(笑)よー頑張ったなー」
素直に喜ぶ2人が可愛く思えて、 頭をポンポン、とたたく。
……ラン、お前多分嬉しさ隠せてないで、?
俺が言うのもなんやけど。
、、あ〜あかん、やっぱ変に意識してまう。
「カイリュウ、俺のREC一緒に聞いてくれん?」
エイキに話しかけられて、少しホッとしながらエイキと一緒に部屋を出た。
***
「♪︎〜」
「うん、めっちゃええねんけどここアクセント変えてみ?」
「♪︎〜 ?どう?」
「うん、ええね、それでいこ」
「ありがとうカイリュウ、まじ助かった」
RECが終わり、俺の隣に座って一息つくエイキ。
「おつかれさんよー」
「まじで今回の曲ムズい」
「いやでも良かったで?ほんまに。俺別にいらんやったんとちゃう?(笑)」
「いやそんな事ないから。(笑)…まぁあと、ちょっとカイリュウと話したかったんよね」
「ん?何?」
「ランとなんかあったやろ?」
その言葉に、一瞬身体が固まる。
「ラン、?…なんで、?」
「え、だってラン今日カイリュウの事めっちゃ見てない…?昨日もなんかちょっと変やったしさ、喧嘩でもしたん、?」
「いや、してへんしてへん、」
「絶対ウソ」
エイキがじーっと目を見てきて、その大きい目に全て見透かされているような気がした。
「あ、はい。目泳ぎましたー。」
「いやそんな見られたらそら泳ぐやろ!」
「何があったんか言ってよ、仲直り手伝うからさ」
「…いやー、、」
俺も1人で抱えきれへんかもな、
「んー…じゃあ……ちょっと廊下出て話すわ、」
「わかった」
エイキを連れて、こっそりと廊下に出た。