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◇◇◇◇◇
本日、異世界44日目!
徹夜っす。僕たちってすでに睡眠がなくても問題ないかも。超回復とエナジーチャージ恐るべし!
陽が明けて来たんで、そろそろ持ち場に戻りますね。今日もアホほど狩っていきますわ!
朝から精鋭部隊の方にも様子を見に行ってきたが、報告通り負傷者はいるものの、モチベーションは高い。さすが、王国軍精鋭部隊だ。
僕たちは、精鋭部隊とは反対側に陣取って、次々にスケルトンナイトを狩って狩って狩りまくる!
「お頭!だいぶ減って来ましたね!」
「この分だと数日で狩り終わるんじゃないかな?」
「せやな!思ったほどかからんかもな!」
「うん、このまま油断せず行こう!」
「「「「承知!!♡☆」」」」
このまま、日が暮れるまで狩りを続けて、すでに3000体以上討伐している。
僕、カグヤ様、ハガネ、コガネはレベル11になった。
王国軍の討伐部隊も若干ではあるが、負傷者の数も減ってきている。今日も一時撤退の準備に取り掛かっている。
「僕たちも一旦戻ろう。」
「お頭〜♡ちょっと様子がおかしいです!ラキ山の方を見て!」
「うん?たしかになんかどんよりしてるな!」
「ユメ!あのどんよりしてるところに邪悪な気が出てるぞ!」
「はい、モニカ!感知してくれ!」
「承知♡あれはたぶん死神です!まだ遠いですけど、洞窟で感じたものと似ていますよ!」
「はー、来たんですか?もう!順調に行ってたのに!ここに来て死神かい!」
「ユメ!こうなったら文句言うてもしゃーないわ!どうする?」
「すいません。そうですね。モニカ!死神がここに着くまでどれくらいかかる?」
「ちょっと待ってください!
えーっと、そうですね、わかりません!」
「わからんのかーい?!笑!」
「あ、でも、そんなすぐじゃないですよ!あとでもう一度確認してみますね♡」
「あざっす!ほんじゃ、一度、知らせに行こう!それまでにどうするか考える!行くよ!」
「「「「承知!!♡☆」」」」
「ユメも頭領っぽくなってきたな!」
先に討伐部隊に寄って状況を知らせる。
「カジャンさん!」
「おー、ユメ殿!今日も順調に進んでいるよ。討伐数は黒の軍団には到底敵わないがね。そちらも戻るところかい?」
「それがラキ山方面から死神がこちらに向かってくるようです!」
「なんだとー!ここにきて死神か!どれくらいで来るんだ?」
「それはまだわかってません。モニカ!もう一度お願いできる?」
「承知♡
えーっと、うーん、だいたいですけど、この感じだと明日の昼くらいだと思います!」
「そうか!なら、我々も明日は全員で参戦する準備をしておく。」
「それですが、無理を承知でお願いです。死神には絶対に近づかないで欲しいんです。
僕たちでまずは対応させてください。失礼ですけど、今の王国軍では、太刀打ちできません。無駄死にします!
カジャンさんならわかりますよね?」
「あー、わかっている。が、しかし……。」
「カジャンさん!!
僕たちは、カジャンさんたちより可能性があります!カジャンさんの気持ちはわかりますが、あなたは王国軍のトップです。救える命があるなら、それを選択する義務があります。
僕たちはあなたの分まで最善を尽くします。
お願いします!」
「そうか、すまない。ユメ殿。
わかった。そうだな。君に説得されるとは、総隊長失格だな。
でも、ありがとう!我々は我々にできることを考えて行動するよ。
ユメ殿、よろしく頼む。」
「はい、承知しました。では、戻ります!」
ふー、緊張したー!
カジャンさんを説得するなんて、僕はどうしたんやろ?何が起こってるんや?
わかってくれて良かったけど、僕たちにも確実な勝算があるわけやないんやけどな。
「ユメ!かっこええやないか!それでこそ、黒の軍団の頭領やで!」
「お頭〜♡カッコいい!密着♡」
「お頭〜☆私も密着☆」
「はい!私も!」
「はいはーい!私もなんだよ!」
なんか照れます。でも、いい気分。
僕、これからは2枚目で売っていけるんちゃう?異世界マジックやな。
ほんじゃ、戻るか!
◇◇◇◇◇