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〈チュン、チュン…〉
m「ん…」
朝か…
あれ、僕ソファで寝てた?
マジか。
狭いところで寝ていた所為か
体がガチガチに固まっている
m「んーっ、」
固まった体をほぐすように
ぐぐーっと体を伸ばす
…そういえば、さっきから
気になってたけど
台所からいい匂いがする
気になって、台所に行くと…
m「ひろと、」
僕の大好きな人がなにかを
作っているようだった
なに作ってるんだろう…
意識しなくても楽しみで
トン、トンという
パンを切る音と同時に
尻尾が揺れる
そして、なんだか不思議な感じで
滉斗が台所でパンを
切っているだけなのに
なんかすごく愛おしくて
h「ぅわっ!?び、っくりした…」
後ろから滉斗のお腹に手を回すと、
びっくりした様子で目を見開いていた
m「んふ、おはよ。滉斗」
h「もぉー。…おはよ。」
それでも満更でもなさそうで
ほんのり頬を赤くして笑っていた
ほんっとにかわいいな
…というか、僕たち
付き合ったんだよね?
大丈夫だよね、僕だけ
がそう思ってるとかないよね
h「…ね、ねぇ…」
m「ん…?」
そんな不安になってる中、
滉斗がこちらになにかを伺うように 口を開いた
h「俺たち、付き合ったんだから…
でっ、デートくらい…行ってもいいよね…///」
m「!?」
まさか、滉斗からそんな
言葉が出ると思っていなくて
思わず固まってしまった
h「…?も、もとき…?//」
かわいすぎだろ。
返事がなくて不安になったのか
眉を垂らしてこっちをみている
m「あ、あぁ…ごめん…
…そうだね。どこ行こっか」
そう言うと、わかりやすく
喜んでいて、とってもとっても
かわいかった
なんだか僕より滉斗の方が
犬なんじゃないかって思うくらい。
そんなことを考えていると、
滉斗のスマホから着信音が聞こえてくる
h「あっ、ごめん…出てくる」
…いい感じだったのに
邪魔すんなよ
h「ん、もしもし涼ちゃん?どーしたの?」
涼ちゃん…?
涼ちゃんってあれだよね
昨日僕の髪切ってくれたさ
…あ、そうそう涼架さん
何の用だろう
悪いことだとはわかっていても
耳を澄ませてしまう
r『あのさ!僕考えたんだよね!
若井がモトキくんに告白できる方法!』
h「あ…」
「そっか、まだ言ってないんだった…」
みたいな顔をしてる滉斗を
みて、つい吹き出してしまった
すると、滉斗は顔を赤くしながら
僕を睨みつけてきた
かわいいなぁ…笑
h「あ、あのね涼ちゃん…」
r『お!なんだい!!』
h「お、おれ…モトキと付き合ったよ…」
r『…』
r『ふぇぇえええっっ!?!?!?』
数秒沈黙が続いたあと、
僕にもはっきり聞こえるくらい
大きな声を出していた
そのあとは滉斗に喋る隙を
与えないくらい質問攻め
滉斗はずっと一文字を「あ、え…」
と繰り返している
笑いそうになるのを頑張って堪える僕
h「もう!わかった、わかったから!
そういう話はまた今度ね!」
r『えぇー!』
h「えーじゃない!」
そんなかわいい滉斗 を横目に僕は
ソファは座り、滉斗が淹れてくれた
ホットココアを飲む
この時油断し切って飲み物を
口にした僕が馬鹿だった
r『あ、わかった
このあとモトキくんとデートでも行くんだ!』
h「はっ!?//」
m「ブーーッッ」
はい、見事に吹き出ました
h「ちょ、大丈夫…?」
m「けほ、ごめん、ダイジョウブッ…」
大丈夫じゃないですよ?ほんとはね?
びっくりしたもん
ほんとにびっくりした
だってこのあとほんとに滉斗のこと
デート誘おうと思ってたし
なんて言うかさ
涼架さんて…色々すごいんだなって
r『もぉーしょーがないなぁ…
じゃあまた今度ぜっったい話詳しく聞かせてよね!』
h「はいはい、わかったってば」
r『じゃーねー!』
すると、携帯から切れた音が聞こえた
全く嵐みたいな人だなほんっとに
滉斗はなにかぶつぶつ言いながら
作りかけの料理を再開する
そういえば、なに作ってるんだろう
気になった僕は、また滉斗の元へ行き
なにを作ってるかと問いかける
h「ん?ああ、これ?
フレンチトースト」
フレンチトースト…?
なんか聞いたことあるな
見たこともあるかも
でも食べたことは…ないな?
そう思うと勝手に尻尾が揺れて
気持ちが高まるのがわかった
m「たのしみ」
h「でしょうね 笑」
なんだよ、かわいいな
数分すると、滉斗がリビングへやってきて
「おまたせー」とまるで
お嫁さんが言うような台詞を
言ってテーブルに作ったものを置いた
m「え、めっちゃいい匂いする。うまそう」
h「先食べてていいよー」
滉斗がわざわざ作ってくれたのに
先に食べるのは申し訳なくて
牛乳を注いでる滉斗を待つことにした
数秒待つと、お皿の斜め横にコップが置かれる
「食べててよかったのに 笑」と
かわいらしく笑いかけてきたので
思わず滉斗の頬にキスをしてしまう
すると…
h「…ばか。 」
と、顔を真っ赤にしていた
もう一度キスしたくなって
我慢したというのはここだけの秘密。
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うわぁあーっ!!😭
みなさま長らくお待たせいたしましたーっっ🙇♀️🙇♀️🙇♀️
ほんっとうに申し訳ございませんんんん😭🙇♀️🙇♀️
1ヶ月も投稿をサボってしまった…😭
これからは気をつけます…
リクエストも2つほどいただいてるので
近いうちに書いて投稿できたらなと
思っております!お楽しみに!
コメント
4件
うわーーーーーーー😭😭😭甘々で尊い😭😭😭😭😭😭
やばい最高すぎて喉からやかんみたいな声でました。はい、ほんとうに!!作品が大好きです!!!

み、見事吹いたんだね、