【閲覧注意⚠︎】この小説はnmmnです。
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又、
この小説は作者の妄想・フィクションです。
ご本人様(キャラクター等)には一切の関係・関連はありません。ご迷惑がかからぬよう皆で自衛をしていきましょう!
閲覧は自己責任です。
※その他パラレル要素有り
大事なので2回言います【パラレル要素有り】
呪鬼2のキャラが1人登場します。
お話を知らない方は微ネタバレに感じる可能性がありますので、是非本編を見てから読むのがおすすめです。
今一度ご確認の上、ご理解ご了承頂ける方のみ本文へお進みください🙌
ご確認ありがとうございます!!!
それではどうぞ〜🫶✨
🏺『』その他「」 無線「”○○○”」
ロスサントスは普通の州とはまるで違う。
日本以外の国に足を運んだ事がないからか、まぁそれでも違和感の多い街だと思う。
大前提に歪みというものが存在するのだ。
抗いきれないその事象に、人は諦めや苦笑を漏らす。
『はぁー(笑)、参ったなァこりゃ…、』
軽い歪みであれば大抵の人間は笑顔で許すだろう。
しかし、いま目の前に見える光景が想像もつかない程の歪みの塊だとしたら…特殊刑事課のつぼ浦匠とて、どうすれば良いのか分からなくなってしまう。
『どこだ此処…、……学校、か?、』
キョロキョロと辺りを見渡してみれば、昔懐かしいザ・日本の校舎のそれが目の前に広がっている。
『目ェ覚めたら学校なんて、、どんな歪みだ?、意味がわかんねぇな…、』
一応で瞑想を試みたものの、何故か改善されるどころかぐにゃりと視界が歪んで気持ちが悪くなりそうだった。
どうやらこの校舎を徘徊してみなければならないらしい。
『はぁー…、仕方がねぇな…、』
ロスサントスの歪みなんて、小さなものから大きなものまで様々だ。
今回はたまたま大きな歪みに取り込まれてしまった。
『帰ったらぜってぇ市長にクレーム言ってやる』
真っ暗な校舎、スマホを取り出してライトを照らせば…、その瞬間にパッと視界が一気に見やすくなり安堵した。
サンダルをずりながら廊下を歩いて、下駄箱やら教室やらを軽く目で流す。
『誰もいねぇな…』
そんな事をぼそりと呟いた途端、ふと正面をみれば職員室の扉がカラカラと音をたてて開く。
目の前には長い廊下が一直線に伸びているので、職員室の扉が横開きした事など本当は分からないはずなのだが…、何故かその時は直ぐに分かった。
『……、』
ぎこちない音を響かせながらもその扉がゆっくりと開いて、中からゆらりと人が出てくる。
「……?、…、」
青のニット帽に白いTシャツ、その上にまた青いジャージと真っ黒なズボンを着こなして、歩きやすそうなスニーカーを履いているその男。
数秒ぱちりと目が合って、それから男は口を開いた。
「…お前だれ?、……誰でもいいけど…、下校時間はとっくに過ぎてるぞ」
『…いや、アンタこそ誰なんだ?、ロスサントスの住民か?、…つーかアンタ、俺の知り合いにそっくりだな』
足を気だるげに引きずりながらこちらにやって来るその男。
よくよくみれば青い髪に色白の肌、そして青い瞳をジトリと向けてくる。
その瞳には見覚えがあった。
『アンタほど淀んだ色じゃねぇが、、その目元はアオセンにそっくりだな。俺がやらかした時に向ける説教の目だ』
穏やかに、気だるげに、そして冷淡に。
深海のように青く濁ったその瞳が、つぼ浦を見つめて離さない。
「……不審者?、」
『おい失礼だな。見りゃわかんだろ。俺は立派な警察だ』
首に下がっているFIBの証明カードをズイッと見せつけて、つぼ浦は言葉を続ける。
『つーかアンタは一体だれなんだ?、名前は?』
「…ここの教師だよ。それだけ」
『はぁ?、名前くらい誰でも持ってんだろ。俺はつぼ浦匠だ。はいアンタは??』
「…俺……は…、…、あぁ、忘れかけてた…、俺はね、猿山らだ男」
『らだお?、…そりゃ奇遇だなァ。俺の知ってる奴にもらだおって言う名前の男がいるぜ』
上から下までよくよく観察してみても、面白いほどに青井らだおの姿がカチリと投影される。
しかし、その濁りきった瞳だけはどうにも似ていない。
死人のような虚ろな瞳をぱちぱちとさせて、猿山は気だるげに息を吐いた。
「……、はぁ…、、悪いけど、ここは学校で、お前は生徒でも何でもない。出て行かないなら殺すけど、、どうする?」
『どうもこうも…、目が覚めたら此処にいたんだ。帰れるならとっくに帰ってるぜ』
“まぁ物理的に学校から出してぇなら出口を教えてくれ”と付け加えて、つぼ浦は猿山の言葉を待つ。
『此処が学校なら、どっかしらに門があるはずだろ?』
「……あるにはあるけど…、あー…あそこ…開かないんだよなぁ…」
少し困ったように頬を軽く引っ掻いて、下駄箱の先にある広々とした正面玄関をぼーっと眺める。
『開かねぇのかよ』
「…うん。クソガキどもが帰ったっきり…、開かなくなっちゃったんだよね」
その言葉に少しだけ安堵したかのような色を乗せて、猿山はため息をまた漏らす。
「別に錆びてる訳ではないんだけど…、……アンタ、きっと出られないわ」
『じゃあどうすんだよ』
「ンー……、、つぼ浦さん、だっけ…、」
ジトリとしたその目は、つぼ浦の経験上からしてみれば一悶着ある時の前兆だ。
ゆらりと背中から何かを掴み、手元にはチャキリと鋭利な物が携えられる。
「仕方がないからさぁ…、、死んでくれる?」
定型文のような言葉をつまらなさそうに並べて、猿山はつぼ浦をジーっと見つめていた。
『おいおいおいおいっ、ちょッ、゙っ、ッ!、あっぶねぇじゃねぇかテメェッ!、』
「身軽だなぁ(笑)、ちょこまか逃げないでよ、」
疲れの色を一切みせず、猿山はザシュザシュと空気を切り裂きながら一歩ずつ前進する。
その反対で、つぼ浦はその攻撃を避けながらも一歩ずつ後ろへと後退していた。
『やめろって、おい、猿山だっけか?、ッ、テメェ、仮にも教師だろ!、人殺しの教師なんざ俺は見た事も聞いた事もねぇぜ!、』
「へぇ、それはそれは…、さぞかし平和な世界で生きてきたんだね。きっと子どもの頃も能天気に幸せだったんでしょう?」
“羨ましいなぁ…(笑)”と乾いた笑みを漏らして、猿山は振りかざすその手を一向に止めようとはしない。
『ンなッ、ガキの頃なんか、覚えてねぇだろ!、アンタは覚えてんのかッ?、゙あ?、』
「そりゃあ覚えて、…、…覚えて…、、…あれ……、」
『隙ありッ!』
一瞬だけカチリと固まったその身体に、足蹴りでガコンッと手首から鎌を弾き落とす。
ギラりと光ったその鎌は、スルスルと廊下を滑って壁に勢いよく直撃した。
『手錠はねぇッ!、羽交い締めだ゙おらぁッ!』
勢い任せに両肩をワシりと掴んで、つぼ浦は猿山を冷たい床に押し倒す。
辺りは先程まで無かったはずの月の光に照らされて、ぼんやりと薄暗くその表情を映し出していた。
「……え?」
瞑想に入る直前のような…追いつかない驚きと喪失感にも似た感情をポカッと表情に表して、猿山は言葉を漏らす。
『で?、思い出したかクソ教師』
その言葉でパチンと弾けたかのように思考が回転し、身体に力を込めるものの逃げ出す事は出来ない。
『無駄だぜ。アンタは強いが、俺の方がもっと強い。なんせ警察だからな』
ガタイの良さも俊敏な動きも、つぼ浦の方が一、二枚うわてだった。
「警察?、警察か…、、あぁ、思い出せたよ。…俺ね、昔は警察官になりたかったんだ」
本当に幼い頃に、友人とそんな夢を語り合ったような気がする。
けれども、自分には幼いながらにその夢が叶わない事も知っていた……様な気がする。
「…立派な何かに、ならなきゃいけなかった…、のかな…。いや、…分かんないや(笑)、はは(笑)、」
何故今さらこんなにも胸が焼けるような、現実じみた事を思い出したのかなんて分からない。
数十年と繰り返されてきたのではないかと錯覚する程の孤独な環境に、見知らぬ一人の男が亀裂を作ったのだ。
「…まぁ、これでも俺は、満足してるんだけどね」
子どもたちが悪態をつきながらも、足早に家族の元へと帰っていくあの後ろ姿。
一枚隔てた窓から言葉を発することもなく、ただただ安全に帰ってくれるように願った。
『……、へぇ、そうか』
ジャージにはぽつぽつとシミになった赤黒い血痕をそのままに、けれども首には綺麗に磨かれたホイッスルがゆるりと下げられている。
『…まぁ、立派な何かっつーか。アンタも立派に教師やってたんじゃねぇか?』
「、……俺の事、何も知らないでしょう?」
『知らねぇぜ。けど…似たような顔の奴は知ってるからな。ソイツは俺の先輩だ。名前もらだおだし…、うん。アンタできた人間だぜ。きっと(笑)』
先程まで殺しにかかってきた男に対して、これほどまでに緩みきった笑みを浮かべる馬鹿がどこに居るだろうか。
「…お前、病院行った方がいいぞ。きっと頭のネジが抜けてる」
『馬鹿言え。俺は天才だぜ。なんてったって特殊刑事課だからな』
誇らしげに呟いたその言葉をぼそりと猿山が復唱し、それからクツクツと小さく喉を鳴らす。
「へぇ…特殊刑事課…、…あぁそう…、確かに。アンタにはぴったりの配属かもな、ッふ(笑)…、」
にへらと純白に笑みを浮かべてから急に感情が抹消されたかのように…また淀んだ瞳がつぼ浦を見上げる。
「……、お前、自分の元いた場所に帰りたい?」
『そりゃあ帰りてぇだろ。此処なんか気味わりぃし…。アンタもさっさと帰った方がいいぜ』
「ンー…そうだね。じゃあ、正しい場所に還ろうか」
幾分か毒気が無くなった猿山の姿に腕を緩めて、つぼ浦は猿山の手をきゅっと掴む。
つぼ浦の力によって引っ張られた猿山は少しふらついてから立ち上がり、するりとその温かみのある手の平から自身の手を引き抜いた。
『冷た。は?、アンタ冷え過ぎじゃねぇのか?』
「そうだねぇ。もう慣れちゃったし…、何ともないよ。何も無い」
自分の身体が冷たいと理解できる程の温かい体温を持った人間が暫くの間いなかったのだから、そりゃあ何も感じないはずだ。
久しぶりの温もりにグーパーと手を開き、猿山がチラリとつぼ浦に視線を向ける。
「色々と思い出せた次いでだから言うけど、時々アンタみたいにこの学校に不法侵入する奴が居るんだよ」
『不法侵入だァ?、』
「時に大人、時にクソガキ、どこの世界線から来たのかも分からない人間が訪れたりもする…、多分つぼ浦さんはそれだね」
うんうんと自身の言葉に緩く頷いて、猿山は壁際に投げ出されていたその鎌を手に取る。
「大抵の奴は俺が殺しちゃうんだけど……、俺今日は気分が良いからさ。逃がしてやるよ」
ぐちゃぐちゃとした気持ちが胸糞うざいけれど、その感情すらも一時の娯楽だ。
この出会いがリセットされればその全てがじわりと黒く澱んで、いつもの大切な大切な巡回が始まる。
もしもまた見知ったガキどもがふらっとこの世に現れてしまったら、それこそいち早く“帰れ”と声を掛けなければならない立場なのだから。
「あぁ(笑)、俺めちゃめゃ良い先生じゃない?、泣けてくるわァ(笑)、」
そんな言葉を気だるげに漏らしつつも、その表情はへらりとしていて…、矛盾した言動は更に加速する。
「還してやるよ。はは、はーこわい(笑)、自分でやるのこえぇ〜…(笑)、」
『゙ぁ?、…は?、なにして、』
カチャリと首筋にあてがった刃の冷たさに、猿山は引き攣った笑みを浮かべた。
「特別だよ?、特別に、俺が死んであげる。…で、俺のそっくりさんにもよろしくな(笑)?」
『?、ッ!、゙まてッ!、』
“あは(笑)、”と気が狂ったかのような声とは裏腹に、時々青井からも垣間見えるその優しい瞳が、緩く優しく弧を描く。
淡い色をした青い瞳が、その眼光が、プツリと意識を手放す瞬間を見届けてしまった。
『は、』
その瞬間、つぼ浦の意識は一気に暗闇へと叩き落とされることとなった。
『゙ッ…、っ…、、ッ…゙ぅぅ、、゙っ、っはッ、』
気がつけばいつも通りの朝、いつも通りの場所で目が覚めていた。
額には汗がびっしょりと張り付き、腹の奥底から急激に熱が込み上げてくる。
『はっ、はっ、ッ、き、気持ちが、悪ぃ…、』
ゆっくりと上半身を起き上がらせて水を飲めば、その手で持っているペットボトルですらカタカタと小刻みに震えていた。
夢にしては妙にリアルで、言葉も、動きも、握ったあの手の感触も、全てが今さっきまで実際に経験したものだと確信できる。
そして目の前であの男は、自身の首を躊躇なく切り落としたのだ。
『、目が…、死んでた、あいつ……、死んだんだ、』
ロスサントスの人間はどんな大事故に巻き込まれたって、はたまた拳銃で身体を撃ち抜かれたって死ぬことはない。
しかし、あの男には確実に生命の糸がこと切れる瞬間があった。
ぷちりと容易に目の光が失われたのだ。
優しげな表情を残したまま、カコンッと骨をたつ音が耳を抜けた。
『゙っ、゙ウッ、ッ…、』
せり上がってくる胃液をどうにか押し込んで、また一気に水を飲み干す。
『っは、はぁ、はぁ…、すぅ…、、はぁー…、、』
胸元を抑えながら何とか深呼吸を繰り返せば、だんだんと意識が覚醒して腹の熱も着実に鎮まっていく。
『ふぅ…、、よし。大丈夫だ、大丈夫、』
自分で自分を鼓舞して、それからふと思い出した。
『……、アイツの名前、、なんだったっけ…、?』
記憶は確かにある筈なのに、名前を思い出そうとすると途端に白いモヤが分厚く覆い被さる。
青井らだおに似た誰かが、首を切って…死んで……、似ていたというより、あれは…瓜二つで、、世界線がどうとか…、、そっくりさん?、いや違う、あれは…。
『、ッ…、』
つぼ浦匠という男は見た目にそぐわず真面目な一面をしっかりと持つ人間だ。
クシャりと眉間に皺を寄せて、タカタカと急ぎばやに本署を歩き回る。
そしてやっと見つけたその男の手をガシリと掴んで、黒革のグローブを無断で取り外した。
「ちょちょちょッ、なに、え?、つぼ浦?、」
ちょうど一仕事終えてヘリをガレージに戻した後だった。
ヘリポートの台から足を降ろせば、普段上がって来ることの無いつぼ浦が屋上にやって来て…、そのままぎゅっと手を握られる。
片方のグローブをポイッと投げ捨て、何かを確かめるかのようにずっとにぎにぎと触れてくるのだ。
「なになに…、普通に怖いんだけど??、」
『……、ん。あったけぇな』
「そりゃ温かいよ?、人間だもの」
通り過ぎていく署員も首を傾げながら屋内へと入り、青井は鬼の被り物の下でキョトンと目を瞬かせる。
「ぇ…、゙ッ、びっくりしたァ…次は何?、」
ガシリと捕えられたヘルメットはミシ…と静かに音を鳴らして、つぼ浦はじーっとその奥の瞳を眺める。
『……見づれぇな…、』
「…そう、ですかぁ…」
何を考えているのか全く分からないつぼ浦に出くわしたのは久しぶりで、青井は静かにその様子を観察する。
『奥が暗くて見えねぇぜ…』
ヘルメットを挟むその両手は何故だか小さく震えていて、しきりに瞬きがぱちぱちと多い様な気もした。
「……、…はぁ…、、よく分からないけど…、゙ン、ッ…これでいい?」
普段はあまり外すことの無いその被り物をゆるりと取り外せば、つぼ浦は目を見開いてきゅっと口を噤む。
「なんだよ(笑)、見たかったんじゃないの?」
そこにはゆるりと弧を描く瞳が、青く光を持って生きていた。
クスクスと鼻で笑って、青井は困ったように軽く自身の頬を引っ掻く。
「えーっと…(笑)、なんか言ってくれないと、何も分゙かッ、ら、ない…けど…、、え〜…?、」
首元にワシりと抱きついて来たその奇行に驚いて、青井は相当精神的に参っているのだなと解釈した。
「ン〜…、、疲れちゃった…か?、まぁ、そういう時もあるよなァ、うん。つぼ浦も人の子だしね」
よしよしと背中を撫でれば更に抱きしめてくる力が強まって、青井はまたクスクスと笑う。
『…アオセン、』
「ん、なぁに?」
『……、何言ってるか分かんねぇかもだけど、…俺、アンタに救われたんだ、』
「へぇ〜…そう。良かったね」
『良くねぇぜ、全く…、無茶なことしやがって…、ぶち殺すぞ、、』
「突然の脅迫(笑)…、まぁ、俺には分かんないけどさ。…もしもお前の言ってる俺が俺なら、喜んでるかもね」
『はぁ?、』
「だって狂犬のつぼ浦に脅迫受けるほど大事に思ってもらえるんでしょ?、いい事じゃん」
“羨ましいわぁ、知らないおれ〜(笑)”と笑みを浮かべて、青井はにへらと緊張感も無く面白げにつぼ浦の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
『っ、゙ッ…、っ、だぁも゙うッ!、次はぜってぇ死なせねぇ!、アンタもぜってぇ身代わりになんてなろうとすんなよ!、分かったかッ!!』
「え〜(笑)、でも後輩を守るのが先輩の仕事と言いますかぁ、ねぇ(笑)?」
『はぁー?、普段そんな事言わねぇだろアンタ、ッ、おちょくるなクソが!、てめぇを守るのは俺の仕事だァッ!!』
溢れ出てきた涙をぐしゃぐしゃな髪でちょうどよく隠して、つぼ浦は勢い任せに青井を一発殴り飛ばす。
「゙いった〜ッ!、はぁ?、守れてないが?、全然守れてないですが??、」
『うるせぇえええッ!!』
やり切れない思いと安堵感が大爆発して、つぼ浦は暫く青井とのじゃれ合いを止める事が出来なかった。
そしてつぼ浦が死んだと思っているあの男、猿山らだ男は死することも無く無限の時をあの校舎で生きている。
「……ン。早く帰れぇ〜…、、なんて。な?」
誰かが時折訪れる悪夢の中で、そんな言葉が気だるげに聞こえた気がした。
パラレル青[完]
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