いちかぶ

今回はいちかぶです

それではどうぞ

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「……なにこれ？」

華太は困り顔をしていた

いきなり一条の膝の上に乗せられた

「なにが？」

「なんで急にこんなことするんだよ」

「別に理由なんかねぇよ」

(なんだそれ…)

「ていうか、華太って軽いなぁ。ちゃんと食べてるか？」

「言われなくても食べてるよ」

「本当か？本当に軽いぞ、ほら」

一条はおもむろに華太を抱っこした

「な、なにすんだよ！」

「ほらぁこんな軽々持ち上げられる」

「早くやめろ！」

「ちょっ…そんな暴れんなよ」

「ほら、これでいいだろ」

一条は華太を今度は自分の近くにおいた

「こんな近くじゃなくてもいいだろ」

「いいじゃん。俺がこうしたいだけだから」

「ていうか、そろそろ離してくれねぇか？」

「無理だな」

一条は離れないように抱きしめた

華太は諦めた顔をしていた