「2人で永遠に」
れんかい
t「死にたい。」
そう口にした途端だった。
彼が目の前に現れたのは…。
彼の名前は れん。れんは殺人鬼。俺は死にたいから丁度いい。そう思ったのに…一目惚れをしてしまった。
だから、しばらく付き合うことにした。
恋人として一緒にいるのは最高。でもやっぱり、生きたいとは思わない。
早く れん に殺されたい。
t「ねぇ、れん。いつ殺してくれる?」
n「まだ、もうちょっと…」
t「なんで?れんは殺人鬼なんだよね?付き合ってもう半年だよ?」
n「実はな、かいと に聞きたいことがあってん、」
t「何?」
n「かいとはいつから死にたいと思っとるん?」
t「ずっと。親なんか大っ嫌いで、僕が生まれるって言うかこいつが生まれて来なければ…って、それで俺、親の事…」
n「そっか…俺ら考え方同じなんやな.笑 他のみんなもそうやったよな.笑」
t「他のみんなって?」
n「ぁ…またや、」
t「お願い、聞かせて?」
n「…俺ら、昔会ったことあるんよ?」
t「ぇッ、?」
n「俺らは、殺し屋やってん。親を殺したやつらが集まっとるんよ。イツメンには俺、かいと、しょう、じん、きっさんの5人で…」
t「そんなの記憶にない…」
n「無いに決まっとる…、」
俺は聞くのが怖くなってきた。
なんか、駄目な気がする…でも、もう戻れない。
思い出しちゃだめなこと…思い出しちゃったから。
俺、裏切られたんだ。殺されかけた。
けど、そんな時に助けてくれたのが…
n「かいと、思い出したん?笑」
t「ぇ?ぃゃッ、」
n「もぉ、分かりやすいな~、かいと は毎回そうやね。」
t「でも、なんで今まで…」
n「消したんよね、かいとの記憶を。」
t「……?」
n「かいとは…ロボットなんや、」
t「ちょ、っと…待って?…どういうこと?」
n「ふは…!笑 そのまんまよ?ほんまおもろいな!!笑」
t「じゃあ、記憶が無いのも…れん の仕業?」
n「おん、そうやで。ロボットだから体に傷つかんくてほんとに記憶消すん楽なんよ。」
t「あれ、さっき 毎回そうやね。って、これ1回目じゃないってこと?」
n「ぉ~すご!!よう気づいたな!これで…6回目かな?」
t「ねぇ、ロボットは…俺だけ?」
n「そうに決まっとる。かいと の頭の中にあいつが入ったままにしたくない。ただそれだけやからね。」
あいつ…あぁ、じんの事かな。
みんなが俺を裏切っている中、じん と れん だけが仲間だった。
じん は俺の恋人だった。でもいつ別れたかは分からない。それも記憶をいじられたせいだろう…
t「みんなは今どうしてる?」
n「みんな…ぁッ、笑 ほら、いるやん。」
そこにはテレビに映るみんながいた。
t「ぁ、じん…それに しょう、きしくん。みんな元気そうでよかった…笑」
n「……笑」
t「ねぇ、れん。れん はさ、俺の何?」
n「恋人。」
t「うん、俺は今、れん が好きだから、じん じゃないからね。お願いだから、もう記憶を消さないで…これを忘れたくない。」
n「ぁ、うん、俺も消さんつもり。ここまで会話したん初めてやった…」
t「やった…れん、ありがとう。今すごい幸せ!!」
n/t「ヴッ …」
n「じ、ん……??」
j「言ったよね…記憶は絶対に消して、ってね。」
n「やめろッ、」
j「うるさい。約束を破った れん の記憶もさよならだね。」
n「か、いと…」
j「次起きた時は俺のとこに来るんだよ。」
「かいとッ♡」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!