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10年後の再会

10年が経ち、さくらと陽斗はそれぞれの人生を歩んでいた。高校を卒業してから、それぞれの道に進み、忙しい日々を送っていたが、あの体育祭の日から続いた絆は、二人の心にしっかりと根付いていた。

さくらは、大学卒業後にスポーツマネジメントの道に進み、今ではある大手スポーツ団体で働いている。スポーツイベントの運営やチームサポートなどを担当し、忙しくも充実した毎日を送っていた。陽斗は、プロの陸上選手として活躍していた。あの時からずっと陸上に打ち込んでいた彼は、国内外の大会でも名を馳せる存在となっていた。

そして、ある日。さくらの元に一本の電話がかかってきた。

「もしもし、さくら?」

懐かしい声が聞こえ、さくらは思わず電話を耳に押し当てた。

「陽斗!?久しぶりだね!どうしてるの?」

「元気だよ。実は、来週の大会が終わったら、久しぶりに地元に帰るつもりなんだ。それで、もし時間があったら、ちょっと会おうと思って。」

さくらは一瞬、懐かしさに胸が高鳴った。「もちろん!会おうよ!久しぶりに会いたいな。」

電話を切った後、さくらはその日の仕事を終わらせ、久しぶりに会う陽斗のことを考えて胸を弾ませた。10年ぶりに再会することに、何とも言えないワクワク感とともに少し緊張も感じていた。


再会の日

約束の日、さくらは地元のカフェで陽斗と再会した。久しぶりに見る彼は、少し大人になったようで、以前の無邪気な笑顔に加えて、落ち着いた雰囲気をまとっていた。

「久しぶり、さくら。」陽斗が少し照れくさい笑顔を浮かべながら言った。

「ほんとに久しぶり!元気そうで良かった。」さくらも笑顔を見せる。

二人はテーブルに着くと、しばらくお互いの近況を話し始めた。さくらは仕事での忙しさを語り、陽斗は今後の大会に向けた準備やプロとしての苦悩を話した。話題は尽きず、気がつけばあっという間に時間が経っていた。

「さくら、変わらないな。」陽斗がふと微笑む。「昔と同じように、元気で明るいままだな。」

「陽斗こそ、何か落ち着いたね。ずっと陸上選手として頑張ってたんだろうけど、今はどんな気持ちで走ってるの?」

陽斗は少し黙ってから、静かに言った。「やっぱり、最初は勝ちたい一心で走ってた。でも、最近は自分の限界に挑戦することの方が大事だって感じるようになった。」

さくらはその言葉を聞いて、少し驚いた。「それって、すごいね。すごく大人になった感じがする。」

陽斗は少し照れくさく笑った。「まあな。でも、さくらが頑張ってるのを見て、俺ももっと頑張らないとって思ってるよ。」

その言葉に、さくらは心の中で温かい気持ちを感じた。かつては同じ高校生だった二人が、こうしてお互いに尊敬し合い、成長していることに胸が熱くなる。

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