【親友枠は妹】
krpt 読み切り作品
r n × n a ( ❄️ × 🍪 )
地雷さんは回れ右
微グロ・死ネタ注意
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「おはよう。お姉ちゃん」
朝、自分の部屋から出てリビングに向かう
私の部屋は2階でるなの部屋も2階
お母さんは1階、お父さんはいない
「おはよう。るな」
彼女は妹のるな__渡邉 るな
るなには彼氏がいる
まだ、中学3年生なのに…
羨ましいと思いつつ内心るなに彼氏がいることには喜びを感じていた。
( 私も彼氏欲しいな…)
こんな事るなの前では言えない
姉としてのプライドが邪魔をする
大体こういう事を言う相手は
私の親友のえと。
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「おはよ!のあ!!」
元気よく私に抱きついてくるえと
私もえとに合わせて返す
「おはよー!えと!」
私はるな以外を呼び捨てで呼ぶことはあまり好んではいない
基本苗字にさん付け、名前にさん付けなのだ
でも、えとは違う
彼女は私の唯一の親友だから
「今日も暑いね」 「だね〜!」
「…」
彼女といると沈黙ですら気まずいと感じない
「あ!今日、のあの家行く日じゃん!」
「そういえば…!」
実は私たちは今日家で遊ぶ約束をしていた
そういえば…なんて言ってるが実は覚えていたし楽しみにしていた。
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放課後
「よーし!のあの家に突撃!」
「突撃って… 」
なんて会話をしながら
家で何をするか頭の中で考えていた
お互い習い事や塾で忙しく
遊べる日なんて殆どないのだ
今日は久しぶりにえとと遊べる
最高な日だ
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「ただいま」私がそう言うと
上から物音が聞こえてきた
「お姉ちゃん〜!!!」
「る…るなッ!?」
なんで居るの?学校は?
なんて考えていると先にるなが口を開いた
「今日学校お休みになった!」
「そうなの?」
へー…お休み、いいなぁ
私も今日休みだったらえとと朝から夜までずっと遊べてたのに…
「あ!今日えと来てるから!」
「え…あ、うん」
…?もしかして、るな忘れちゃったのかな
まぁ名前聞くの久しぶりだもんね
「えと!入っていいよ!」
これ以上待たせる訳にはいかず、とりあえずえとを家に入れた
「久しぶりの、のあの家!」なんて
喜んでいるえとが愛おしくてたまらない
「…」るなは黙りこくっている
挨拶くらいしてほしいんだけどな…
「あ!るなちゃんだ!」
るなに気づいたえとは挨拶を交わす
「お久しぶりです」「ほんと久しぶり!」
この2人の温度差に驚きつつ私は2人の会話を見守っていた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
その後色々あって、今は私の部屋で
2人っきりの時間を過ごしている
「のあこんな漫画読むの!?」
「ダメなの?!」
「全然?!」
この時間が楽しくて時間を忘れてたくさん話して遊んだ
「ちょっとトイレ借りるね!」
「はーい」
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…おかしい トイレに15分以上かかっている
迷うことはまずないだろう
お腹壊しすぎた…?
いや、えとは今までそんなことなかった
なら…何?
どっちにしろ自分の家なので嫌な予感なんてものはしなかった
自分の部屋の扉を開けると
目の前にはるながいた
「るな..?」
るなは下を向いていてなんか不気味だ
「るな!」
るなの顔を持ち上げると同時に私は恐怖に引きずり込まれた
るなの顔…いや、顔以外にも
血がついてる
「ヒッ…!!」
咄嗟に手を離し逃げようとするも
「お姉ちゃん」
るなに腕を掴まれた
るなの手には血が付いていて
自分の腕に血がつく 気持ち悪い…
「来て」「えッ…??」
腕を引っ張られるなの部屋まで連れていかれた
るなの部屋は地獄のようだった
今まで気付かなかった自分が怖く憎いほどに
「お姉ちゃん大好き」 そう私に抱きつくるな
ただ、抱きつかれるなんてどうでも良かった
目の前に広がった光景の方がよっぽど恐ろしい
「えと…!!!」
私は震える足を運びえとの前まで行く
えとは体中殴られた跡がついていて
至る所から血が溢れている
「のあ…?」「そうだよ!えとッ…!!」
ゴンッ
「アガッ…ヴッ!!!!」
るながえとをハンマーで殴りつけた
私が先に口を開くよりもるながまた先に口を開いた
「お姉ちゃん…私が親友だよね?」
「…は?」
今はるなの話を聞いている場合じゃない
そんなことは分かってる
けど、震えて動けない
えとは気絶していた
いや…気絶じゃない…!!
「死んでる…??」
「死んでないよ…コレ」
「死なない程度にやったから…大丈夫」
何が大丈夫なの…?本当に私の妹…?
「ちゃんとこの後治療してあげるから…」
「だから…」
「お姉ちゃんコイツのことは忘れて」
「私だけを見て」
「家族としてじゃなくて」
「妹としてじゃなくて」
「親友として」
「そして…いつか、恋人に」
るながそう言い終わると私に微笑んだ
私は理解が出来なかった
るな…彼氏いるよね?
えとは本当に生きてるんだよね?
私は…どうしたらいいの?
「早く答えてよ」
るなは再びハンマーを持ち上げ、えとを見る
…また、えとが殴られるッ、??
その時咄嗟に声が出た
「親友にでも何にでもなるから…」
「えとには手を出さないでッ…!!!」
「…!私たち親友だね!のあ!」
これでいいのだろうか
私にはもう判断は出来ない
あの時こうすれば良かったとか後悔はない
えとを救うことが出来たなら何でも良かった
私はえとにとって、きっと最低な親友だ
こんな私でごめんね…えと
もう身も心もるなに捧げないといけない
また、えとがあんな想いをするくらいなら
私は心の中でそう訴え続けた
もうこの世界にはいないえとに対して____
❦ℯꫛᎴ❧
コメント
6件
…書き方うま、想像したらるなさんのあさんのこと大好きなのはいいけどえとさん、、(ファン一号((やからしつこい
るなさんのヤンデレ...✨えとのあ、るなのあどっちもいいな🤔迷っちゃう!