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「反対」
wki side
いつも通り元貴の隣で瞼を上げる。
起きた時は寝ぼけていたせいか、気付かなかった。
「ん〜……、元貴〜、起きてぇ…、」
元貴の体を揺さぶる。
元貴は眠気が残っているだらしない声を出しながら、ゆっくり瞼を上げる。
「………はっ…、?!?」
元貴は目を見開いてベッドから転げ落ちてしまった。
「ッ、あんた……誰…?」
「あんた」と普段は絶対使わない言葉を元貴は発する。
目を何度も擦り、元貴を見つめる。
実は元貴じゃなく、元貴に似た人だった。
「えッ…え、?! 元貴じゃなぃっ…?!」
「俺……、鈴木だけど……?」
「俺、若井…」
「 「 ……誰? 」 」
心が通じ合ったように、俺たちの声が重なる。
…元貴ぃ〜…!!
omr side
「誰ですか、貴方…」
「…いやいや、そっちこそ、」
いつも通り、若井の腕の中で起きたはずだった。
だけど、ベッドじゃなく小さなソファーで目覚めたんだ。
環境も、匂いも全部違う。
警備室……だろうか…
「…僕は…、大森元貴です、」
「……俺は、桐山貴之」
桐山貴之ーー
どこかで聞いたことにある名前だった。
「……なんで僕がこんなところにっ……」
絶望しソファーに腰を掛けると、桐山さんがこちらへ近付いてきた。
「鈴木ちゃんに似てる…」
そう呟きながら僕の頬を触る。
「はっ、なんですか…、やめてくださいよ、」
僕は桐山さんの手を振り払う。
何なんだこの人。早く若井に会いたい……
wki side
「君さ、なーんか元貴に似てるんだよね」
「…誰だよソイツ……」
目を逸らしぼそぼそ呟く……鈴木、だっけ。まぁなんでもいいや。
元貴に似てるが性格は正反対だ。
口が悪く反抗的……俺の心が揺さぶられる。
「…こっちおいでよ〜、…鈴木……くん、だっけ?」
手を肩幅ぐらいに広げる。
「ぜっっっっったいにイヤッッ!!」
精一杯首を横に振り全力で否定している。
鈴木くんを見ていると、なんだか小さな小さな子犬に見えてくる。
犬の耳が生えてて〜…しっぽが〜〜……
って俺、何考えてるんだ…、
「何見てんの…、ド変態、…えっち」
「ッ〜〜〜〜……♡」
そこは見ていないのに、胸元を手で隠して睨む鈴木くん。
それに大興奮して、抑えようとする理性を、体が追い越してゆく。
ズカズカ鈴木くんの方へと脚が勝手に近付いていく。
脚を曲げ視線を合わせる。
そうして、鈴木くんの唇を奪う。
「ん、っ…、?!」
鈴木くんの両腕を掴み、頭の上に上げて抵抗出来ないようにする。
案の定、鈴木くんは暴れて脚をじたばたさせる。
「ん、…口、ぁけて…」
「ん〜ん゛、!!」
鈴木くんは首を横に振り、絶対に口を開けようとしない。
仕方なく、鈴木くんの可愛らしい鼻を掴んで、息出来ないようにする。
暫くこうしていると、鈴木くんはやっと口を大きく開ける。
その瞬間に、今度は舌を入れることに成功した。
「は、ッ゛…、ん、ぅ゛、う〜っ゛…、」
こういう事が初めてなのか、貪るように舌を絡めると、鈴木くんはすぐ息が切れた。
「ん、ふ゛…ぅっ、は…ぅ゛うっ、、」
それでも頑張って舌を重ねようとしている鈴木くんは元貴の次に可愛い。
舌の付け根を吸ってみると、鈴木くんはびくびくしながら腰を反らす。
「んぁ゛ぐっ゛、ん゛、へ…ぅ゛、」
流石に辛そうな為、鈴木くんの唇から離れると、銀色の糸を引いた。
「っ゛ん、…なにっ゛、してんだよ゛ッ、!!」
息を荒くし、頬をピンク色にし睨んでくる鈴木くん。
…その顔、逆効果なんだけどなぁ…
omr side
「ん゛ん゛〜っ、!!ん゛、ぅ゛〜ッ…!」
警備室にあるガムテープで強引に口を閉じられ、喋れなくさせられる。
おまけに手足を拘束させられ、完全に身動きを取れなくさせられる。
何故こうしたかは分からないが、抵抗したらヤバそうな気がする。
「…抵抗したら……ね?」
察しろ、と言う目で見つめられる。
桐山さんに無理矢理立たせられ、おつまみやお酒がある机に押し付けられる。
臀部を急に揉まれ、僕はびくっと反応してしまう。
…え、まって…僕、今から犯される?
「んふ゛ッ゛、ん゛んっ、?!」
「…口やってたら喘ぎ声聞けないからなぁ〜…」
そう呟きながら口に貼られているガムテープを外してもらった。
「っは…、なんです…ッ、もまなぃ゛でくださぃよっ、!!」
「…えっちな体だからつい触っちゃった」
そんな事も急にぶっ込まれて僕は顔が赤くなってしまう。
若井に開発されすぎて最近胸が大きくなってきたし……お尻だって、大きくなってきたけど…!!
いろんな考えが頭に回り、一生懸命えっちな体になった理由を探していると、服を脱がされた。
自分でも綺麗と思える色白な肌を見せられ、今にも逃げたいところだ。
「ぃ…あ……ッ゛、、やだぁ…っ゛」
僕のいつも使われている後孔に、桐山さんの人差し指が入る。
「ぁ゛っ、あ…ゃ゛、ゅび…ぃ゛っ、」
奥まで入れられ、どんどん指を増やされる。
「…なんか緩くない?一人でシてんの?」
「んぐっ、ぅ゛…、ぃや゛っ、ぼく…ッ゛、こぃ゛びと、います…ぅ゛っ、」
「なら慣らさなくていっか」
指が抜かれ、中にあった感覚がなくなる。
ゆっくりと頭だけ振り返ると、桐山さんはもう下着を脱いでいた。
桐山さんの肉棒を見ると、若井と同じぐらいで、物凄く大きかった。
目を見開いて硬直していると、桐山さんが鼻で笑った。
後孔に、肉棒が当てられ、言葉にできない不穏さが感じる。
「やだっ゛、ゃ゛…ゃめてくださっ、、ぃ゛…」
若井以外に挿れられるなんて有り得なかったのに。
…本当無理ッ、しかもさっき会ったばっかりなのに…!!
「…ッ、あぁっ゛、〜 ゛〜 ッ゛、?!」
やっぱり挿れられるよね。
圧迫感が感じて今にも逃げたいぐらいだ。
後で若井に絶対上書きしてもらう…ッ、!!
一旦〆
大体1000いいねで更新します✊🏻
2500文字頑張ったよ‼️いいねくれるよね…😀👊
コメント
6件
めっちゃ頑張ってんじゃんか!!! うへへへへへ無理矢理らぶ。どっちの世界でも大森さん(?)が受けなんだねおいしい。 若井に上書きしてもらうって!!!かわいい!!