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E「中身何だったの?」
A「やべーよ?ほら!」
袋から出した食材をテーブルに並べていく。肉はもちろん、ホタテとかエビとか、じゃがバターなんてのもあった。定番の焼きそばも入っている。最高すぎるだろ。
それにこの景色も最高だ。コテージからは湖が一望できる。湖を取り囲むように建てられているようだった。
早速肉を焼き始めるFBはものすごくトングが似合っている。焼けたやつをそのまま食いそうだもんな。
K「俺飲んじゃおー!」
きっくんはクーラーボックスから缶ビールを取り出し、そっとあろまの後に立つ。
こいつ…
A「つめてっ」
K「ざまぁ!!」
缶をあろまの顔に思いっきり顔に当てている。子供みたいなことしてるな。
A「やりやがったな!」
K「やり返してみろよ!」
小学生のようにはしゃいでいる二人。
K「あれ、お前こんなの持ってたっけ?」
きっくんはあろまの首にかけてあるネッククーラーを指さしながら不思議そうな顔をしていた。
A「いや?俺のじゃねぇけど」
K「んだそれ」
A「こいつがくれた」
食材の準備をしている俺を見る。
いやまぁ厳密には“貸した”だけどな。
A「俺が暑がってたからタオルもくれた」
K「優男かよ〜ずりぃ〜」
A「徳を積んでるんだよ、来世のために。きっくんには無理そうだけど」
K「俺もビールで冷やしてやっただろ!?」
A「あれはいじめです〜」
いつもどおりの二人の絡み。そんなのをよそに黙々と肉を焼いているFB。
どこに行っても自由気ままな奴らだ。
E「食ったな〜」
辺りを見回してみると日が沈み始めていた。楽しい時間はあっという間に過ぎるとは言うけれど、ちょっと早すぎないか?
気温も下がり、スウェーデントーチに火をつける。
F「さっき聞いたんだけどさ、ちょっと行ったところに小さい銭湯みたいなのあるっぽいよ」
E「おっ、いいね」
すると少し心配そうに焚き火を見るきっくん。
K「2人ずつのほうが良くない?」
F「火も危ないしな」
確かに、それはある。この場合どうせ俺が残るんだろうな。
K「じゃあ、俺等先に行くわ」
どうやらまた火の番のようだ。
FBときっくんは懐中電灯を持って銭湯に向かっていく。きっくんは相変わらずすごい量の化粧品を携えていた。
To Be Continued…