『 キルア〜!こっち来てよ! 』
いつものアイツの声が聞こえてくる
より遠く、ずっとずっと先の方
声がよく反響している…トンネルか何かか?
ここは一体…
『キルア、目開けてー』
…あれ、今度はずっと近くに来て……
『…キールーアー。』
耳に息がかかっている
これは夢、、、なのか?
ピピピピッピピピピッ…
頭の遠くで音が鳴っている
でも、ずっと近い
すぐ近くなのに
しっかり目を覚ませ…意識を頭と目に集中さ せろ……
「キルア!!!!」
耳のすぐ近くで大声を出された
耳がキーンと鳴る
「うわぁ!?!?」
「…全く!やっと起きた〜 」
やれやれ…とした顔を向けながら、いたずらっぽい笑みを浮かべる彼
「…ゴン、おはよう……」
「ん、おはよう!もう朝ごはんできてるよ!ミトさん待ってる」
「…ああ、悪いすぐ行く」
「その前に顔洗ってからね〜?ヨ、ダ、レ!ついてるよ」
「マッ、マジか、?!やっべー、」
「早く来なねー!」
「ああ、ありがとな」
彼がにかりと歯を光らせる
「へへへ、うん!」
青色の歯ブラシと歯磨き粉を手に取る
シャコシャコと歯を磨き、寝癖を少し水をつけて直す
…あれ、なんか顔についてる
なんだこれ…
付箋?
…『 今日の夜、ミトさんとおばあちゃん、出掛けるから俺ら以外誰もいないよ。シたいな! ゴンより 』
「ったく…本当に世話がやけるヤツだ…笑」
そう言いながらも、口元が緩んでいた
うがいを済ませ、食卓へと向かった
「キルア!おっそーい!」
「冷めちゃうわよ!いただきますしましょ」
「ああ、悪い悪い…」
『『『いただきます』』』
「…うまっ!!ミトさんこれめっちゃ美味い!」
「あら、本当?よかったわ」
ニコリと笑みを返すミトさん
「…まあまあ美味いな」
「ふふふ、ありがとう」
「もう〜素直じゃないなぁキルアは」
「はぁ!?うっせ!」
「うるさくないですーうるさいのはそっちですー」
「はいはい、2人とも喧嘩しない!早く食べちゃいなさい」
「はーい…」
「はいはい、わかったよ」
『『『ごちそうさまでした』』』
「皿は置いといていいわよ、私が片付けるから」
「あ、俺が洗うよ!」
「あら、いいの?ゴン」
「うん!大丈夫だよ」
自ら進んで手伝いとか、よく出来たやつだよな、ゴンって
…
今夜…本気でするのかな
はぁー緊張してきた
今は9時
まだまだ朝だ
準備は後ででいいかな
「なあ、ゴン」
「ん?な〜に〜キルア」
「…ミトさんって何時に出掛けんの」
「……8時くらい、手紙みたんだ」
そう言って顔を赤らめるゴン
それにつられて、思わず俺も顔が熱くなるのを感じた
「…へへっ顔真っ赤だよキルア笑」
「…おめーもな」
「…ゴン」
「…んー?」
ちゅ
こめかみにそっとキスをした
「…もう、キルアったら こんな時間にやっちゃったら待ちきれないじゃん…笑 」
「…はは、トマトみてぇ」
「うるさいなあ、、、そっちこそ赤いもん」
「うっそまじか」
…
リビングには2人の笑い声が響き渡った
「ねえ、キルア…唇にキスしてよ」
「ミトさんに見られたらどーすんだよ」
「大丈夫だって、さっき洗濯物干しに行ったし、量多かったし すぐ戻って来ないって」
「…ね?ほら、ちゅーって」
ちゅー
唇と唇が重なる
ゴンが舌を入れようとした時
「おっと待て」
「え…なんで?」
「深い方は勃っちまうからダメだろ」
「えー…」
「今夜までおあずけ、な」
「うん、わかった…」
「そんなしょぼくれんなって笑」
「わかってるってーー…」
頬をぷくーっと膨らせるゴン
眉間にはシワを寄せ、睨んでいるつもりだろうが、上目遣いになっている
「こーら、そんな眉間にシワ寄せっと、老後しわくちゃになるぞ」
「!!!うるさい!!」
「ははは笑笑笑」
「オレ、ミトさんの手伝い行ってくる」
「あれっ、キルアが行くなんて珍しいね」
「気が向いたんだ」
「そっか笑笑いってらっしゃい!」
「おう!」
…
「ミトさん、手伝いに来た」
「あら、ありがとう!嬉しいわ」
「…ねえキルア」
「ん?」
「ちょっとゴンと距離近いんじゃないかしら、」
「えっ」
「友達にしては、よくハグしあったりするし…膝枕だってしてたじゃない? 」
「…」
「勿論、 引き離すだなんて事は考えてない けど、やっぱり距離が近いんじゃないかしら…って思って」
「………兄弟と距離近いから、癖かもしれない」
「あら、そうなのね」
「気をつける」
「いやいや、大丈夫なのよ 最近目につくっていうだけで、強制的にやめろーとは言ってないわ」
「わかった、ありがとう」
…
「よし!キルアが来てくれたからすぐ終わったよ」
「…あっそ」
「笑笑素直じゃないわね笑」
「…」
「なあ、ゴン」
「ん?なに〜キルア」
「俺らが付き合ってるってこと、ミトさんにバレそう」
「え、なんで?」
「色々と普通の友達より距離が近いって、
まあ誤魔化しはしたけど」
「そっかぁー、、じゃあ人前ではあまりくっつかないようにしよっか」
「…おう 」
「何〜寂しいの笑」
「うっせーな」
「…大丈夫だよ、俺キルアのことちゃんと大好きだから、…ね?」
「…おう、」
「ねえキルア、8時半だよ」
「…おー、」
「今ミトさんいないよ」
「…もうナカ洗ってる」
「…キルアって、そーゆーとこやさしーよね」
「ばーか笑そんなことで優しかったら 世界中の人皆優しいわ」
「…そうかな?下準備ちゃんと済ませて、……慣らしておいてくれたんでしょ」
「…は!?」
「知ってるもーん、お風呂場で喘いでたの」
「…盗み聞きとか気色わりー」
「笑笑いつも聞いてんじゃん」
「うざいってば……」
「顔背けちゃって…笑こっち向いてよ」
「…ん」
ちゅ
ちゅ、れろっ…ぐちゅ、くちゅ
「んっ、ふっ、ゥ…♡」
歯の裏を刺激される
「あ♡あ、ふっ♡」
頭がしびれて熱くなる
「ん、んん♡はぁっあ♡」
唇から離れ、下を見るゴン
…
「ここ、もう勃ってんじゃん」
「そっちこそ勃ってんだろ」
「ははは笑つい可愛くて」
「…うざ、」
「そんなこと言っちゃっていいの〜?全く〜」
「うるさいなあ」
「…早くヤろうぜ、」
「…ははは笑うん、ヤろうか笑」
俺よりも少し大きいソレを突き出し、肛門にヌチョヌチョと擦り付ける
「ん♡くすぐってぇよ」
「ほんとにくすぐったいの?」
「そうだけど」
「感じてるんではなくて?」
「ちげえよ!!早く挿れろって、…」
「笑」
そっと腰を動かし、ゆっくり責めていく
吐息は少々荒く、流し目になっていて
とても色っぽかった
その色白い綺麗な首元に唇を持っていき、赤いつぼみを咲かせた
とろんとした表情で天井を見つめながら、ゴンに責め続けられる
とても気持ちよく、頭がボンヤリしていて、変な感じがする
ゴンは驚くほどにセックスが上手い
経験とかはないらしいが、相手への気遣いや、どこが責めたら気持ちいいかを把握されている
まだ3回目なのに
「ん、っはぁ♡ぁ、あのさ、♡」
「ん、なに、っ? 」
彼はそう聞き返し、腰の動きを止めた
「もっと好きなように使えば…、?」
「それってどういう?」
「そのままだよ、ほら…俺別に激しいくらいで泣いちゃうようなヤワじゃねえし」
「でもこーゆーコトし始めてまだ3回目じゃん、まだキルアのナカ慣れてないんじゃないの?」
「…そか」
ゴンは俺が思ってもいないところで気を遣ってくれる
同い年だが、とても紳士だ
…俺とは比べ物になんないくらい
…
俺の額にキスをして、「ゆっくり動かすから大丈夫だよ」
、と優しい笑顔でそう言った
トチュ、トチュと奥を優しく責める彼
動きは優しいながらも、ゆっくり沢山奥を責められている
その優しいピストンは徐々に激しくなっていく
優しく責められた奥は素早く出し入れし、刺激されている
声を我慢できないくらいに
「あっあぁ♡あ♡無理っむりぃ♡゛ 」
既にイきそうだ
「っっゴン、♡イきそ、、ぁ、♡でる♡んっんんーー〜〜〜♡」
「俺も、っで…るぅ…ぁー〜〜ーー…♡」
ナカに沢山熱い液体を感じる
「はぁぁ、、♡気持ちぃ……♡」
体をうねらせ、先っぽから白い液体がビュクビュクと優しく出る
腰をビクビクと動かしながら、ゴンとキスを交わす
舌と舌を絡め、ゆっくりと刺激される
唇を離し、今度はお腹にかかったオレの精液を舐めた
「っちょ!何して…」
「いいじゃん、毎日イラマチオ?ってやつしてるんだから 」
「それはそうだけど……」
「……ねえ、キルア」
「ん?」
「また今度…したい」
「…ああ、いいよ」
「へへっ笑やったぁ笑」
ふにゃりと口角を上げるゴン
とても愛らしかった
「ゴンー!キルア!今帰ってきたわよー!」
「あ、ああ!おかえりミトさん! 」
「早かったな…笑」
「うん笑笑」
「服着て行こうか笑」
「そうだね笑」
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うあぁぁあ