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肌寒い、12時を回った頃、僕は想い人であるそろもんくんと横に並んで歩く
「はあ〜っ寒いねえ〜」
「そうですねえ…段々暖かくなってきてはいるんですが、まだまだ夜はダメですね…」
「早く夏になってほしい〜!」
なんて、他愛もない会話を続ける
想いを伝えるつもりなどは一切ない、あなたに僕なんかは相応しくないから。
そして、この友情を壊したくないから
「ねえ、そろもんくん」
「ん〜?」
「そろもんくんはさ、同性での恋愛とかどう思う?」
「ん〜…
別にどうとも思わないかなあ」
「へえ…おかしいなとか、思わないんですか?」
「え〜?難しい!別に好きになるだけなら自由じゃん?」
「自由…確かに、そうですね」
何を聞いているんだろう、何を期待してしまっているんだろう。
あなたが気にしないからと言って僕が受け入れて貰える訳じゃないのに
…でも、あなたなら、想いを伝えても友達のままで居てくれるのかな
「じおるは?」
「…えっ?」
「じおるはどう思うの?」
「え、えっと…僕は、あまり素敵ではないなって」
「え〜!?なんで!?じおる気にしないと思ってた!」
「ん〜、僕今、好きな方が居るんです 」
「えっ、そうなの??」
「そうなんですよ、でも、その人が男性で、男性を好きになってしまうなんて…って。」
「ふ〜ん?告白とかはしたの?」
「ええっ、そんなまさか、する訳ないじゃないですか」
「なんで〜?」
「なんでって、相手の方にも迷惑でしょ?そんな急に言われても…」
「俺はじおるになら迷惑とか思わないけどな〜」
「えっ…」
何ですかそれ、何で期待なんてさせるんですか、そんなの、思わせぶりじゃないですか…
「…そろもんくん、僕ね」
「んー?」
「僕、あなたのことが好きなんですよ」
「…えっ???」
「びっくり、させちゃいましたね…僕、本当はこんな気持ち伝えないつもりだったんです。…さっき言ったように、おかしいと思ったので」
「ええなんかっ、え〜!びっくりはしたけどさ!なんかめっちゃ嬉しいかも〜!」
「えっ、嬉しい、んですか??」
「俺もさっき言ったでしょ?じおるになら迷惑じゃないって!俺もさ〜、恋?とか分かんないけど、じおるのことめっちゃ好きよ!」
「…本当ですか??」
「モチロン!だからさ、まだじおると付き合うこと出来ないけど、もっともっと仲良くしような〜!」
「ふ、ヘヘッ、なんだか、伝えてよかったかも、そろもんくんのそういうところ大好きですよ。仲良くしましょうね」
「お、良いじゃーん!吹っ切れてるじゃんじおるちゃーん!」
「でしょう?まあどこが好きかと言われたらパッと出てこないんですけど、探せば見つかりますね!」
「それはちょっと酷くない?! 」
やっぱり、唯一無二のあなたが好きだ
end
コメント
1件
大好きです。(((o(*゚▽゚*)o))) 二人の間にある固い信頼がすごく伝わりました。