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「あがッ」とウダが先に波に呑まれる
「ウダッ!?」とキリがウダの手を掴む
「なーんかつまんないなぁ…」と反転スイが言う
「めんどくさいし後は同一人物がやっていーよ」とスイは青年に抱かれ去っていく
「めんどくさい…終わったらあんたらに絶対にーーしてやる…」と反転スイはキレているようだ
「寒い…ですわ……」とキリに抱かれ震えているウダ
「無茶するからぁ…大人しくメイドに任せたら良かったんに…」とキリが濡れた髪を鬱陶しそうにかきあげる
「だから水は嫌いなのですわ…」とキリの胸にうずくまり動かないウダ
「あ〜…二人の世界入らないでくれない?」と反転スイがナタを構える
「ウダは…もう無理やな……」とウダをメイドに任せて帰らせる
「あんた一人で私に叶うわけないでしょ」
とキリに斬り掛かる
「ん〜?初対面の人に手の内見せる方がヤバないか?」と反転スイの前から消える
「は…?」
「よっと…」
次の瞬間反転スイの体が灰のように破れる
「ん〜…どうやっても召喚魔法やねぇ……」
「ッ……」
スイが体をビクッと震わせる
どうやら全身が痛むようだ
「大丈夫?」と青年が問う
「同一人物がやられた…」とスイが抱かれたまま言う
召喚魔法というのは召喚した人とされた物の痛覚がリンクするのでされた物が死んだらした人も傷むという訳だ
「ふーん…意外とあいつ強いんだなぁ…」
「だいぶ…だよ」と顔をしかめるスイ
「あいつは多分…奇術師・キリトだ」
「……奇術師?」
「なんで知らないのさ…」 スイは呆れている
「絶対会議の内容聞いてないよね?」とスイが青年を睨む
「寝てるからね〜」と能天気に笑う
「いい?敵には抜除氏から抜けた人達がいるの」と手に持っている資料を捲りながら語り出す
「その団体の事をマジック・フォースと言うの」
「厨二病地味てるね」
「ボスが厨二病らしいからね」
「そのマジック・フォース幹部の1人、それが奇術師・キリトだ」と資料の中の人物の写真を指さす
資料には殴り書きされた文字がびっしりと書いてあり写真は先程キリと名乗っていた者だった
「他にも…魔術師、呪術師、妖術師、時術者、手品師が居る 」とスイが続けて言う
「私の力が聞かないのも奇術師だからだろう」スイの能力は「洗脳」。
「奇術師なら洗脳系には強いはずだ。しかも私の洗脳は簡単な奇術だから簡単に解除できる」と事実を言うと考察を資料に書き始める
「ふーん…」と青年が怪しい笑みを浮かべた