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路地裏の天使。 六話



鉄の橋を渡り、

中華街へ向けて走った。


走った。

走った。

走った。



何処かの路地裏を通り抜け


ビルとビルの間をすり抜け


下へ飛ぶ


人の息で


空気が薄くなったら


そこはもう汚い中華街。



ハシゴを使って少し上へ登り


ネオンライトの中を潜った。


その中にある廃墟の


四階へ登れば


無人図書館に着く。


Nの997~

Nの998~

Nの999番、、、

(あった!)

私はSSWの本を手に取った。

【政府の天使探索部員で、SSWとも言う〜


(全然知りたいことが書いてない、、、!)


【SSWの本部は、中華街ハズレ、 根煥料理店の路地裏から入ることができる。〜


(!?)


私は本を仕舞う間もなかった。

全速力でルナと出会った根煥料理店の路地裏へ走った。


あの時は気づきもしなかったが、かなり目立ったSSW本部への入り口があった。


そして、入ろうとしていた時に気がついた。

(このまま入ったら怪しまれるよな、、、?)


何故こんなことに気づかなかったのだろう。



そう思っていたら、前と同じ服を来た人が近づいて来た。

少し歩くのが早くなった。

早歩きになった。

走って来た。

全速力で来た。


「こんなところで何してる!」

あの時と同じ声の人だ。


その男はマスクを脱いだ。

「どうせあの天使を探しに来たんだろ。」

小さい声で囁いた。


「うん、」

私は頷いた。


「馬鹿が」という様な顔で言われた。


「来い。」



今行くよ、待っててね、ルナ。



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