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鉄の橋を渡り、
中華街へ向けて走った。
走った。
走った。
走った。
何処かの路地裏を通り抜け
ビルとビルの間をすり抜け
下へ飛ぶ
人の息で
空気が薄くなったら
そこはもう汚い中華街。
ハシゴを使って少し上へ登り
ネオンライトの中を潜った。
その中にある廃墟の
四階へ登れば
無人図書館に着く。
Nの997~
Nの998~
Nの999番、、、
(あった!)
【政府の天使探索部員で、SSWとも言う〜
(全然知りたいことが書いてない、、、!)
【SSWの本部は、中華街ハズレ、 根煥料理店の路地裏から入ることができる。〜
(!?)
私は本を仕舞う間もなかった。
全速力でルナと出会った根煥料理店の路地裏へ走った。
あの時は気づきもしなかったが、かなり目立ったSSW本部への入り口があった。
そして、入ろうとしていた時に気がついた。
(このまま入ったら怪しまれるよな、、、?)
何故こんなことに気づかなかったのだろう。
そう思っていたら、前と同じ服を来た人が近づいて来た。
少し歩くのが早くなった。
早歩きになった。
走って来た。
全速力で来た。
「こんなところで何してる!」
あの時と同じ声の人だ。
その男はマスクを脱いだ。
「どうせあの天使を探しに来たんだろ。」
小さい声で囁いた。
「うん、」
私は頷いた。
「馬鹿が」という様な顔で言われた。
「来い。」
今行くよ、待っててね、ルナ。
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