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knが言ってた事は正しかった。
sh「、、、っ」
掴まれた腕の感触が残ってる。正直本当に怖かった。
sh「、、、はは、震えてんのかよ。ダサいな。」
強がってはいるものの思い出すとまた体が自然と震え出す。俺は無我夢中である場所を目指していた。
kn「え!?shk!?」
向かった先は体育教官室。今はこいつといる方が落ち着く、、、。
sh「ごめ、、、あの、ちょっといいか?」
kn「、、、中入りな。」
差し伸べられた手に俺はビクついてしまう。それを悟ったのか手を引っ込めて手招きしてくれた。
kn「、、、話したくないならいいけど、嫌な予感はしてたんだよな。」
sh「、、、、、、knの言う通りだった。、、、でも、、、っ」
体の震えを止めようと両腕を強く握る。止まれ、止まれと心の中で何度も叫ぶ。
kn「、、、shk、手出して?」
俺は少し怖がりながらもゆっくりとknの方へ手を伸ばす。出した手はやはり震えててknにもバレてるはずだ。
情けないと思いながら顔を下に向ける。すると、knの温かい手が俺の手を優しく包んでくれた。なぜだろう、、、すごく安心する。
kn「、、、震え治るまでこうしててもいい?」
sh「あ、、、うん。助かる。」
knの目を見ると見た事ないぐらいの優しい表情でビックリした。こいつモテるんだろうなーなんてしょうもない事を考えれるくらいには落ち着いてきた。
sh「、、、お昼に言ってた生徒いるだろ?俺、さっき呼び出されたんだ。すごい切羽詰まった表情だから珍しいなーって思ってついていった。」
kn「、、、うん。」
sh「そしたらあいつ、、、腕掴んできて、、、その、き、キスさせろって、、、」
kn「、、、したの?」
sh「してない!ちゃんと拒んだし、無理だって言った!」
俺は必死にknに訴える。お昼に忠告をしてくれたばかりだったのにと、、、余計に罪悪感があって必死になった。
kn「、、、何もされてないなら、良かった。そこ、座ってて飲み物持ってくる。」
sh「、、、あぁ。有難う。」
手を離す瞬間、一瞬だけknの手に力が入るのがわかった。きっと怒ってるはず、、、俺は握ってくれていた手を触る。
kn「はい。」
sh「有難う。」
kn「、、、。」
sh「怒ってるよな?お昼に忠告してくれたのに、、、。」
kn「、、、それもあるけど、今は自分にも、その生徒にも腹立ててる、、、かな?」
sh「自分にも、、、?」
kn「嫌な予感はしてた、してたのに、、、もっと早い段階でshkの事守れたはずなのにって、、、。」
sh「違う。俺がもっとしっかり警戒してればいいだけの話だから。」
kn「、、、ねぇshk。また、何かあれば俺に相談してくれる?少しでもshkの為になりたい。」
sh「何で、俺にそんな優しいんだよ、、、お前になんも返せなくなるだろ。」
kn「そりゃ、、、、、、幼馴染だからね。」
sh「幼馴染の特権ってか?ははっ!有難う。必ず相談する。」
kn「おう。今日は一緒に帰ろう。もう終わるから、待ってて。」
バタバタと忙しく動くkn。焦って集めた物とか落としたりしてる。俺は笑いながら出された飲み物を口にして思った。
sh「(こいつがいてくれて良かった)」
続く。