--プロローグ–
ショーを見ていた。知らない女の子と2人きりのステージで。その女の子は髪が長くてツリ目。歳は僕と同じくらいだった。
ショーが始まる。女の子はソワソワしながらショーをみていた。
ショーの内容は多分、こんな感じだったはず。
人魚姫がいて、王子様に恋をして。
でも、人魚姫は足がないから人間界にいけないの。それで、人魚姫は賢い人魚さんに相談する。
「なら……あなたの声を貰う代わりに足を差し上げるわ。」
「声、?」
それで人魚姫は足を手に入れた代わり、声を失った。でも、王子様は他の女の人といて、人魚姫は声をかけたくてもかけれない。
そして海の泡になっちゃうってお話。
でも僕が見たのはそこじゃない。
迫力のある演出。臨場感。
正直びっくりした。なんで知っている話でも、こんなにわくわくするんだろう。
隣にいた女の子も、笑顔になっていた。
そしたら……
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!