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保育士(ちょっと事務室来てくれる?)


園児の部屋に連れていかれるのかと思っていたので少し安心したももか。


履きなれないオムツを当てられて歩きにくい様子だが何も言わず保育士と手を繋いで事務室の方へ向かっていく。


来たばかりの園児が楽しそうに走っている。


園児とすれ違うたびオムツがバレないかドキドキしている。



すぐに保育士の事務室に着いた。


中に入ると数人の保育士が談笑していて、担当のクラスをもっていない保育士のようだった。


(しばらくこの子のこと見てあげてほしいの)

(実習の生徒さんなんだけどオムツだから気にかけてくれる?)


中の保育士(え?中学生なんですか?新しい園児かと思いました)


小柄とはいっても中学生、園児に間違われるのはプライドが傷つく。


保育士に手を引かれ奥の方へと連れられる。


(あそこのベッドで横になってて、朝から疲れちゃったよね)


そう言われ、園児の所へ行くのもイヤなのでベッドに行くことにした。


時間は9時を少し回ったころ、いつもなら学校で授業中だし、なんなら今も授業中。


ベッドはベッドでも周りが柵で囲まれたベビーベッドなのは保育園ならではだろう。


その中に入ると自然と睡魔が襲ってくる。


ついさっきまで眠気なんてなかったのに布団の上に乗ると眠くなるのは七不思議の1つかもしれない。



いつの間にか眠っていたももか。


保育士(起きた?よく寝てたわよ、おねしょはしてない?)


おねしょとの言葉に顔が青ざめる。


(どう?おねしょしちゃったの?)


その声に周りにいた保育士が集まってくる。


(オムツ替えてあげた方がいいんじゃない?)


若い保育士は行動に迷いがある。


が、1人の保育士が


(私やるわ!)


決心したようにベビーベッドの柵を1つ外しももかの足元に立つ。


何人かの保育士に見守られオムツ交換が始まる。


(先にズボンよね)


一つ一つ確認するかのようにつぶやきながら作業していく。


紙オムツには濡れていることを知らせるおしらせサインができていたが若い保育士はそれに気づかずオムツのテープをベリとめくった。


(ホントにおねしょしてるわ。オムツ姿に違和感ないしオムツに慣れてるのかもね)


周りの保育士と話をしながらももかのお尻を浮かせてオムツを完全に外した。


(おしり拭きと新しいオムツ準備しないと)


普通は準備してからオムツ交換をするのだろうが慣れていないのか手際が悪かった。


近くにいた保育士がそれらを取りに行く。


待っている間に汚れているオムツを片付けていく。


(おねしょは毎日しちゃうの?)


保育士に聞かれ首を横に振るももか。


体つきは小学生並だがほんとは中学生なのでおねしょのことは言われたくは無い。


事実、年に数回ではあるが未だにおねしょをしてしまっている。

家では普通の布パンツなので布団におねしょの跡作ってしまう。



そんなことを話しているうちに戻ってきた保育士たち。


(サイズわかんなくていろいろ持ってきちゃった)


と、

(ウルトラって文字が見えるから1番大きいのじゃない?)


クルクルと小さく丸められたオムツからウルトラと書かれた文字だけが見えていた。


周りの保育士もその言葉に同調して


(いつも園児の小さいオムツしか見てないから分からなかったわ)


ニコニコと笑いながらそのオムツを用意し


(この子パットもしてたわ、学生だから大きいのより吸収力のある方がいいかも)


そして、


(あたし見てくるわ)


すぐに奥の置き場へ向かっていった。


その間におしり拭きで汚れた所を拭かれるももか。


保育園でオムツ替えも2回目だがなれるものではなく恥ずかしい気持ちしかなく早くしてほしいとしか思っていなかった。


お尻拭きも終わり下半身丸出しで帰りを待つももか達。



そのまま待っていると戻ってきた保育士が、


(紙パッド持ってきた!)

と分かりきったことを言いながら周りに立つと、それをオムツ交換していた保育士に渡しももかのおしりの下にオムツを敷入れ、紙パッドを重ねる。


おしりがオムツの上に乗った時少し違和感を感じたが慣れていないからだろうとたいして気に止めなかった。


前当てを当てテープで止められたおむつ。


ゴワゴワした感じがありオムツの方に視線を下げる。


ももかに当てられた紙おむつは今まで当てていたウルトラビッグではなく、紙おむつの中でもいちばん大きいウルトラスーパージャンボだった。

さらに紙パッドも吸収体が分厚く長さもオムツよりも大きくはみ出している大きさだった。


(ちょっと大きすぎたんじゃない)

(学生だからこのくらいなんじゃ…)


保育士同士で会話をしている。


若い保育士同士で話してもいい案が出る訳もなく時だけが過ぎていく。


そこへ事務室のドアが開き、ももかをここへ連れてきた保育士が来て


(みんなで集まって何かあったの?)


そう言いながらこちらへ歩いてくる。


ももかの姿を見て


(この子のオムツ、ウルトラビッグよ、こんなに大きいの必要ないじゃない)


そして


(このサイズだったらズボンじゃダメなの!オムツカバーしなきゃ)


周りがザワつく。


ももかもオムツカバーの言葉は知っていてもどんなものなのかわからなく?だった。


(わたし持ってくるわ)


残された保育士達とももか。


待っている間にオムツのテープを外し当て直していく。


その時、紙パットの滑り止めテープを止めていないことに誰も気づいていなかった。


何度も何度も付け外しを繰り返されたテープは粘着力が落ちていたが誰もその事を言わずにいた。


戻ってきた保育士。


保育園だったが大きい子供でも対応できるように大小様々なサイズのオムツカバーがストックしてあった。


そしてオムツカバーを当てられようとしているももか。


持ってこられたオムツカバーを見た瞬間、親戚の子供が似たものを当てられているのをたら思い出し、恥ずかしくなって足をキュッと閉じ抵抗してしまう。


(ダメよ💢)


強く言われてしまい足の力を緩める。


紙オムツの下にオムツカバーを入れられ、前当て、そして外ハネ式の羽根部分はマジックテープでしっかりと止められる。


大きいサイズのオムツカバーはハネを止めるマジックの許容範囲ギリギリでなんとか止めることが出来ていた。


オムツカバーがつけ終わりベビーベッドの上に立たされる。


(カバーちょっと緩そうだけど走ったりしなければ大丈夫でしょ)


そして


(ブルマ履けるかなー)


履いていた園児用のブルマを履かせようと太ももの上の方まできたころ


(やっぱりダメね、スカート持ってきて)


近くの保育士に伝えて取りに行かせる。


え?スカート?


とおもったがこのままの姿でいる訳にも行かずスカートを履くことにした。


すぐに戻ってきた保育士が持ってきたのは120のサイズだったがデザインがいかにも子供向けとゆうか幼児向けで可愛らしい感じでTVのキャラクターがワンポイントでプリントされていた。


それを履かされてしまったももか。


上は中学の体操服、下は保育園のスカートとゆう不格好な感じに戸惑いを隠せない。


(これじゃ逆におかしいから上も着替える?)

(オムツ交換した時に汚れちゃったみたいだから)


よく見ると若い保育士にオムツ交換された時に汚れてしまっていたらしい。


汚れたものはももかのおしっこに間違いなく…


いつの間にか用意されたシャツは前面に大きくキャラクターが描かれていて子供が好きそうなシロモノだった。


着ていた体操服を脱がされて小さな胸が見られてしまう。


中学生ならブラジャーをしていても普通だろうがももかには全く必要なかった。


園のシャツを着せてもらうももか。


それはなぜか丈が短くスカートのウエストがギリギリ隠れるほどの長さだった。


いつも着ている服のサイズは120だったが、持ってこられたシャツは100から130と書かれていて成長の早い子供用に作られているものだった。


そしてスカートからは紙おむつがはみ出ていてシャツで隠さないといけないことに気づく。


(じゃあいい子だから今度こそみんなのところに行こうね)


いい子とゆう部分を強調しももかの目を見て言っている。


2人の保育士に片手づつ握られ園児のクラスに連れていかれる。


廊下にはたくさんの園児が走り回っ待ていたがクラスメイトたちは部屋にいるのか廊下に姿はなかった。



渡辺ももか13さい

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