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湊”???”
「ま、まって…!!!」
俺はずっと暗闇の中を走り続けていた
すぐ目の前にあいつらがいるのに、あいつらは俺を置いて、さらに深い闇に入っていく
「俺を置いていくな!」
俺が伸ばす手が空を切ったとき、3人が口を開いた
[湊様はこちらにはこれませんよ]
【俺らはそっち側じゃないからさ】
〖僕らも、そっちにはいけませんから〗
3人はそういってくれた
でもあきなは、なにも言わず、また深くまで歩いていってしまった
それに3人が続く
「ッまって!」
湊”??”
「ッまって!」
《あだッ!?》
「い”…ッ!」
急におでこに痛みが走った
目の前には暗闇じゃなく、木造の壁だった
「…ここは?」
《おい!お前ぇ…もうちょっとゆっくり起きなさいよぉ!》
そこにいたのはおでこを抑えてる、白髪の赤い目をしていた人だった
「あ…ごめん…」
俺が謝るとその人はフンッと鼻をならし、そっぽ向いてしまった
俺、嫌われてる?
そのとき、部屋の扉が開いた
〔あ、起きたんだ、もう平気?〕
部屋にはいってきたのは2人、一人は優しそうな雰囲気をまとった人と…なんか、どこかでみたような人…
{…この人が国王…はじめてみた}
その人は俺をまじまじと見つめてきた
「…俺らどこかであったことあるよな?」
{えぇ、そうですね}
「…もしかして、町の…」
{覚えていただいて光栄です}
ちょっと前、俺が国王になったころ、とある男の子が王宮の外で揉めていたのを覚えている
それがこの子だ
《2人だけで話進めるな!こっちだってせっかく助けてやったんだから…》
〔まぁまぁ、そんな怒らないで…〕
{その件に関しては感謝してます、ありがとうございます}
「…ども」
助けて貰った…記憶はないが多分ここが外じゃないのは確かだ
〔僕らは君たちの名前知らないんだけど、まずは自己紹介からしよっか?〕
{じゃあ僕から、剣持刀也です}
「不破湊です」
〔僕は叶〕
《…葛葉》
「…ところで、なんで町の民衆がこんなところに?」
{あー…僕ですか…}
刀也”森 入り口”
〔おーい、君大丈夫?〕
《さすがにしんだだろ、撃たれたんだぞ?》
〔…でも、あきなからの頼みだしさ、葛葉も断れないでしょ?〕
《……》
この人たちはあきなっていった
僕の…親友…
遠のく意識のなか、それだけははっきり聞こえた
{…あ、きな}
僕は呟いていた
〔…まだ生きてる、村に運ぼう〕
《はいはい》
{…みたいな感じでつれてこられました}
「ッあきな!?お前らあいつを知ってるんか!? 」
〔ちょっと…落ち着いて…〕
「…すんません」
すると、ずっと黙ってた葛葉が口を開いた
《あきなは俺らの友達だよ、あんたらのせいで連れていかれたけどな》
「あきなの…あ! 」
あきなが俺と分かれるときにいっていた白髪で赤い目の人って…
「あなたが…」
ん?でもまて…ここが村ってことはわかった
「セカンサーズは!?あいつらは無事なのか!?」
{新しい国王の判決がでたそうです、確か、半年後に死刑、と}
「ッ助けにいかんと!!!」
そういってベットから飛び起き、家をでていこうとする俺を叶さんが掴んだ
〔まって、一人でいくつもり?〕
「何いって…」
{あなたがいくだけで火に油を注ぐようなもの…ここは少し、相手をみるのが普通だと思いますが?}
「でも!そんなことしてたらあいつらは…」
《…王宮の牢獄は厳重だ、助けにいこうとしたところで俺らも捕まる
助けるとしたら処刑が執行されるその時、あいつらが牢獄からでたときだろうな》
「そんなにまてるわけないだろ!…約束したんだよ…助けにいくって…」
〔はい、一旦ここまでね、不破くん、気持ちはわかる、でもね、いまは待つのが俺はいいと思うよ〕
「……」
{僕も完全に撃たれた傷が癒えたわけではありません、}
「傷って…まさかお前も…」
{ええ、僕も助けにはいきたいです、だから待ちましょう}
《お前が待つといってくれたら俺らも手を貸してやる》
この人たちは、人間なのだろうか
見た目は完全に人だ
それなのに、どこか違う、何て言うか雰囲気が
「…わかった、待つよ、その代わりほんとに手を貸してくれるんだな?」
〔約束するよ〕
いまは信じなければいけない
あいつらを助けるために
コメント
1件
待ってました…!もう最高すぎる