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✧ 公共の場での閲覧はお控え下さい。
✧ 某実氵兄者様の名前をお借りした小説です。
✧ nmmnを取り扱っています。
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____身勝手にさ、好きとか言わんでや
『…、だいせんせ、あのな…?』
シャオロンは悲しそうな表情を浮かべながらぽつりぽつりと話し出した。
『……俺やっぱ大先生好きなの諦められへん、気持ち悪いのわかってる…けど』
シャオロンは俯き、何も話さない。
『……お前はやっぱり男だよ…。髪長くて素振りも可愛いけど…』
鬱はシャオロンと同じく俯き、何も話すことはない。
『…わかった…ごめん。でも、これからも好きでいさせて……』
『……おう』
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遡ること1年前。
思わせぶりな言動ばかりする大先生。
勘違いさせへんといてや。もっと好きになってまうから。
『〜w、っぱ彼女にするんやったらシャオロンやなぁww』
『ぇァ、wまじ?wお前ノンケちゃうんけwwwやめろよきもいぞ』
〈彼女にするならシャオロン〉
思わせぶりすぎるやろ?。好きでもないのにこんなこと、言わんといて。辛いから。
『…、大先生どう?かわええやろ…?』
鬱が好きと言っていた服を着て、鬱が好きと言っていた髪型にもした。必死に好感度を高めていたのに。性別だけは変えれなかった。オンナノコだったら良かったのに。
『……んふ、かわええよ。シャオちゃんがそんな服着てると女の子みたいに見える』
『…んふふ、ホンマ?ありがと』
嫌いだった甘い煙草も頑張って吸って、わざと女の子の素振りを見せた。なのに、なのに鬱は好きになってくれない。
『だいせんせ、言いたいことあるから…撮影終わったらdiscord来て…、ほしい』
『んェ、全然ええで、撮影終わったら行く』
その人撮影はいつもより鼓動が早かった。緊張で戦犯して、鬱に慰められて…、色々楽しかったんや。
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無事、撮影は終わり皆が解散していく中シャオロンと鬱はdiscordに残る。
トントンの早くdiscord出ぇーや。という声も聞こえたが、〈話したいことあるから大丈夫やで〉、と返した。
二人の空間になった、少し気まずい空気が流れる。
先に話を切り出したのは鬱だった。
『でさ、話ってなに?シャオロンから呼び出すなんて珍しいなぁw』
『…んふ、そう?大事な話じゃないんやけどさ、話してもええ?』
緊張した心を宥めるような声。その声がいつも頭から離れへんのやで?
『…おれ、大先生好きや。そういう目で見とる、大先生に抱かれたいんや。体の関係でもいいねん…、付き合ってくれへん?』
気持ち悪い。自分でもわかっとる。でも好きなんや。愛してるじゃ伝えられないくらい好きなんや。
『………シャオロン…、俺は、正直シャオロンは友達…、でも愛してる…、と思うんや。曖昧やけど好きやで。』
なんなんや。