「あのさ、渡(わたり)くんと透子(とおこ)って、なにか関係あるの? 幼馴染だったりとか、恋人だったりとか……」
「うん、それは僕も気になる」
杏葉(あずは)と 空太(くうた)は、隼をじっと見る。
「いや、全然。噂程度のことしか知らねぇし、学校くるまで会ったこともねぇよ」
「えっ……?」
「えっ……?」
見事に杏葉と空太はハモってしまう。
「俺、そんなに変なことでも言ったか?」
「だ、だって、すごい透子のこと心配してるから、てっきり……」
「隼(はやと)の心配の仕方、深い仲じゃないとしないんじゃない?」
「あ~、そうかもしれねぇな。でもこういう話には、つい本気になっちまうんだよなぁ」
隼は気まずそうに自分の首筋をなでる。
「俺の家、姉貴が3人いてよ、なんつーか、まぁ、そういうこともあったり、身体的な部分でいろいろ騒ぐことがあったりしてな」
「そうなんだ……」
******************
*********************
**********************
*****************
************
**************
*************************
***********
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!