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「じゃあまず私から報告するね」


麻耶がハイっと手を挙げる。


「二人目ができましたー!」


「おおー! おめでとー!」


「ほしいって言ってたもんね。よかったじゃん」


だからソフトドリンクなのか、と納得。

麻耶は少し照れながら幸せそうに笑った。

私の視線に気づいてか「もう〜まだお腹は出てないってば」とまた笑う。今、五ヶ月らしい。幸いなことに悪阻もほとんどなく、何でも食べられるのだとか。


「じゃあ次、私言っちゃう〜」


綾音が含みをもたせた笑顔で私達を見回す。もうそれだけで、いい報告なんだなとわかった。


「じ つ は 〜、赤ちゃんできて結婚することになりました〜」


「おっ、おお〜!」


「でき婚!」


「授かり婚って言って!」


すかさず訂正される。まあ、でき婚……あ、いや、授かり婚って言っても、綾音も交際期間長いし、なるべくしてなったという感じかな。


「彼が全然結婚する気なくてさ、もう別れるかもって思ってたのよね。でもいざ赤ちゃんができたら、彼の方が乗り気になっちゃってさ」


「えー、それって幸せなことよね?」


「そうなの。狙ってたわけじゃないんだけどね、今となっては既成事実作ってやったぜって感じ」


「なにそれ、ウケる」


女子三人、好き勝手なことを言っては笑う。綾音だって冗談めかしているけれど、嬉しそうなオーラが滲み出ている。幸せそうで羨ましい。綾音の彼氏にも会ったことがあるけど、めちゃくちゃ優しそうな人だった。


いいなぁ。

二人とも、どんどん前に進んでいく。


「結子は?」


「えっ?」


ああ、そうか、私も話さなきゃいけないよね。幸せそうな二人を前にして私の別れ話をするのはちょっと忍びないけれど。

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