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トパーズ以外の猫を連れ、三つ子たちは譲渡会へ向かいました。
多々猫犬猫譲渡会の会場へつきました。車は、みゃーみゃーの大合唱。そしてひすいとさんごの小競り合いです。末弟の水晶はお留守番です。
一時間後、譲渡会がスタートしました。一人や親子などたくさんの人で賑わいます。
そして午後四時45分。譲渡会が終わりました。「お母さん、譲渡会、どうだった?」ひすいとさんごとこはくが聞きます。
譲渡会中、三人は譲渡会の犬猫を見た後、多々猫テーマパークで遊んだり、公園で鬼ごっこしたりしていました。
「里親さん、何匹かは申込あったよ」「ほんと?」「うん」お母さんはうなずくと一枚の紙を手渡した。
水晶
シトリン
まりも
モカ
申込あり
と書かれてました。ひすいたちは、ハッと顔をあげました。「そう。アマゾナイトとアイオライトとトート以外は申込みがあったのよ」「…アマゾナイトとアイオライトとトートはどうして申し込みなかったの?」さんごが聞いた。「それは二匹はサビ猫だからなの。サビ猫は地味って言われてて…」「サビ猫もかわいいのにね」ひすいがつぶやいてそっとアマゾナイトとアイオライトとトートの頭を撫でた。二匹は、にゃーっと鳴いた。