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プリ小説から来ました!最高ですっ!
最後まで最高でした!にこりほ最高ですぅ!
R18です
〜nico side〜
「りほ、すきだよ、すき、っ」
「うん、かわいいね」
りほの触れる場所全部が熱を帯びて、頭がクラクラする。
こんなに優しい行為を、私は知らない。
半ば強制的な行為が普通なんだと思ってた。
旦那さんとのを思い出して、バツが悪くなる。
「違うこと考えてるでしょ」
そう言って胸の突起に噛み付いてきて、体が大きく跳ねる。
「今はうちの事だけ考えてよ」
「ぁ、、っ、ふ、っ、」
「かわい、痛いのすきなの?」
今度は鎖骨に噛み付こうとしたけど、りほは直前でそれを止めた。跡がつくことを気にしたんだと気付いてしまって、胸がグッと締め付けられる。
お腹を撫でる手つきが優しくて、それだけで腰が動くほど気持ちいい。
「きもちいね、かわいい」
可愛い、とか、好き、とか、さっきからりほはいちいち言葉にしてくる。
今まで言えなかった分を吐き出すように。
結婚の時、流してくれた涙は嬉し涙じゃなかったの?
私が幸せなら、って自分も幸せなフリをしたの?
ごめんね、ごめんね、私達、こんなに苦しんで馬鹿みたい。最初からお互い好き同士だったのに。勝手に傷付いて、涙隠して。
りほの今までの気持ちを思うと、胸が苦しくなって、視界がぼやける。
「ん、痛かった?なんか嫌だった?」
「ううん、大丈夫」
「でも、西、泣きそうだよ」
「今更後悔しちゃって、もう遅いのに」
「、、、でも、私じゃ、西を幸せに出来なかったと思う。女の子だから結婚はできないしね。」
違う、違うよ、結婚なんてしなくても幸せになれたんだよ。りほといるだけで、幸せになれたんだよ。
りほに教えてあげたくて、口を開く。
「でも、りほと一緒じゃなきゃ、手に入らない幸せだって、きっとあったんだよ。」
私の言葉に、りほは固まる。
「もっと早く、気付きたかったね」
「そうだね、」
過去になんて戻れないし、一線を越えてしまった私達も、もう元の親友になんて戻れない。
どうせもう遅いなら、今この瞬間だけでも、あなたでいっぱいにして。
「りほ、はやく、きて。今だけで良いから、りほでいっぱいにしてよ。」
「、、すき、すきだよ」
再び肌の上をりほの手が優しく滑る。
「もう下触ってもいい?」
「んっ、ぅ、いいよ、、」
下に到達すると、上下に滑らせて優しく溶かしてくれる。
「ん、っ、ゃ、ぁ、、」
「いっぱい濡れてくれて嬉しい」
直後、ぐっとりほの指が入ってきて、腰が浮き上がる。
「どこが好きなの?」
「そ、そんなにやさしく、ぁうっ、された事、ない、っ、から、わかんなぃ、ぁ、、」
「そっか、じゃあ見つけてあげるね」
優しく掻き回すようにぐるぐると中を撫でられる。愛し合ってるとこんなに気持ちいいんだね、知らなかった。
「ァ、、ぁ、りほ、すき、っ、ぁ、ぁ」
「どこが気持ちいい?」
「あぅ、ァ、っぜんぶ、きもちい」
「ぜんぶ?」
「りほが触るとこ、ぜんぶきもちいっ、」
「どこでそんなの覚えたの。かわいいね」
ぐちぐちと中を弄る手が早くなる。
だめ、、もう、いきそう、、。
「は、っ、ぁ、ぅ、い、いく、」
途端に、りほの手がピタリと止まる。
「り、ほ、なんで、っ」
「いっちゃったら、もう終わっちゃう。」
ああ、ごめんね、苦しいねりほ。
せめてもの償いに。
「終わんなくて、いいよ」
「、、?」
「何回もしていいよ」
「やった」
そう答えるりほの声から本気の喜びは感じられない。そうだよね、何回したって明日になれば、私はあなたのものじゃなくなるんだもん。
再び動き出した指に、焦らされた体はすぐに快楽に浸り始めた。
「ぅ、ぁ、、いっちゃ、いっちゃう、りほ」
「いっていいよ、」
「あっ、ぁぁ、、ぃ、ッッ〜〜!!」
快感が弾けて体が痙攣する。
中の収縮が収まらないうちに、再びりほが手を動かし始めた。
「は、っ、ぁ、まだ、うごかしちゃ、や、」
「きもちいくせに」
りほは空いている片方の手で、私が顔を覆う両手首を頭の上に固定する。
「可愛いお顔見せて?」
羞恥心を煽る体制に、快楽の収集がつかなくなる。
「ぁっ、あぁ、また、いき、そ、ぁっ、、」
「きもちいいねぇ」
「ぎゅってして、っ、りほ」
「うん」
固定した手首を離してくれたので、必死に腕を伸ばしてりほの頭を抱える。
りほの匂いがして、快楽で脳まで溶けそう。
「んぁ、っ、すき、りほ、りほ、、」
「かわい、にし、すきだよ、だいすき」
囁く声とほぼ同時に絶頂して、腰がガクガクと震える。
ぐったりする私にもう一度りほがキスを落とす。
「もういっかいだけ、いい?、」
りほがそれで少しでも楽になるなら、いくらだってしていいよ。
「1本ふやすね」
「うん、っ、」
「いっぱい溢れてくる、きもちい?」
「きもち、いっ、」
今度は確実に、私の弱い所を突いてくる。
さすがに達するのが早くなってきて、すぐに達しそうになるのを見て、りほは動きを弱める。
「ん、ぁ、りほ、きもち、っ、んぁ、」
「もういきそう?」
「ぅ、ぁ、いく、、っ、、」
動きが早くなって、いかせてくれるのかと思ったら、ギリギリの所で止められて、ゆったり動かされる。
絶頂までいかなくとも、それに近い感覚。
「ぁ、あ、は、っ、ぅぁ、っ」
「かわい、にし、ここすごいね、甘イキ初めて?きもちいね、ずっといってる。」
「ぃ、いきたい、いかせて、よっ、ぁ、」
「いってるじゃん、」
「そ、じゃなくて、んぁ、っ、ちゃん、と」
りほがふっと笑って、ギリギリまで指を引き抜いた後、一気に突き上げられる。
「は、ぁっっっ、、!!」
目の奥がチカチカする。
達しているのにも関わらず、りほは手を止めない。
「りほ、っ、もう、ゃ、とめて」
「いきたかったんだもんね」
「も、きもちいの、いらなっ、くるし、ぁ、ぁっ、、、」
「これはすき?」
快楽でいっぱいの所に、ぐりぐりとお腹を押される。
「ぁ、!おなか、やらっ、やめて、っぁ」
「お腹ぐりぐり気持ちいんだ?」
「ゃ、ほんとに、ぁ、なんか、でちゃう、でちゃうからぁ、っ」
「でちゃうね、出してもいいよ」
「ぁ、っ、あぅ、ああぁ、っっっッッ!!」
快感が弾けて頭が真っ白になる。
下の方に初めての感覚。
「いっぱいでたね、よしよし」
「りほ、、りほ、」
「ここに居るよ、大丈夫」
私を優しく抱き締めるりほの体は、僅かに震えていた。
声を押し殺して啜り泣く声が、耳元で聞こえる。
「好きだよ、にし、すき、ごめんね」
答える代わりに、抱き締める腕に力を込める。本当は愛してるって、言いたかったんだよね。りほ、ごめん、ごめんね。私もりほのこと愛してる。口に出しては言えないけど、愛してるよ。
夢の中に逃げ込むように、そっと、意識を手放した。
〜〜〜
自分じゃ与えられない幸せを願って我慢したりほちゃんと、りほちゃんと一緒じゃなきゃ幸せになれなかったにこちゃん。
気付いた時には誰かの幸せの付属品だった。
幸せを与えるって難しいよね、形も正解もないから。
次で完結です。