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薺視点
白石「薺。一寸ええか?」
薺「何でしょうか、先輩。」
私の名前は鈴原薺。
元青学のレギュラー達のマネージャーだ____
今は四天宝のマネージャーをやっていて、もう青学のマネージャーに戻ることは無いだろう。
だって、私は蔵之助先輩の恋人になったのだから…___
白石「今度の日曜日、何処か2人で出掛けへんか?」
薺「2人で…、分かりました。」
私が小さく頷くと「ん、有難うな。」と先輩は私の頭を撫でる。
そして数日後。
青学のレギュラー達が校門前に突っ立っていたのだ。
白石「アンタらが青学のレギュラーか。」
大石「鈴原は何処だ?」
英二「薺に合わせて!お願い!」
白石「…薺。一寸来てくれんか?」
鈴原視点終了
白石視点
白石「薺、ちょっと来てくれへんか?」
俺は薺を呼んだ。
青学のレギュラーは残念やなぁ。裏切られた上に、菊丸英二とかいう恋人と別れて俺と付き合う。…その人は気の毒やな。
薺「…。…あの、何でしょうか今更。」
菊丸「お願い、薺!戻ってきてよ…ッ!俺薺が居ない日を送るなんてもう嫌なの!」
薺「…それで?」
菊丸「ぇ…?」
薺「嫌だから、何ですか…?それで私が戻ってくるとでも?随分頭の中が御花畑の様ですね。…私はもう、あなたの恋人でもなんでもありません。菊丸英二。其れに、私は四天王のレギュラーマネージャーになりました。」
キッ、と菊丸を睨む薺を見ては俺は心の中で菊丸を嘲笑った。薺の言う通り、頭が御花畑な奴や。戻って来うへん仲間に何を言うか。
菊丸「マネージャー…?!」
大石「どういう事だ?」
薺「そのままの意味ですよ。」
菊丸「…ずな…んで…。」
薺「?」
菊丸「なんでこんなことを!俺の知ってる薺は、どこに行っちゃったの!?」
薺「…バッカみたい。…ハァ…。まだ分からないのですか?」
英二「ぇ…。」
薺「私は今まで演技をしてたのですけど。それなのにも関わらず、まだ戻ってきて欲しいと言うのでしょうか?」
菊丸「…ッ…、酷いよ…ッ。薺…。」
薺「…蔵之助先輩。私菊丸英二に話があるので話してきます。」
白石「あぁ、わかった。」
菊丸視点
俺に話、か…なんだろうな…。
俺となずなは2人で人目のないところへ行った。
薺「…英二、ごめんなさい。あんな言い方して…。」
菊丸「別に良いけ…ッて!今俺の事名前で___」
薺「シー…、聞こえたら面倒な事に巻き込まれますよ。」
人差し指を俺の口に当て優しくて、あのころの薺の微笑みを見せてくれた。
菊丸「…薺、本当にあの人と付き合ってるの?」
薺「付き合ってはいますけど、騙しています。…私が堕ちたと勘違いさせています。…なので、英二と付き合ってるのは変わりはないですよ。…ごめんなさい、あんな言い方を…。」
菊丸「良いよ良いよ、俺薺に嫌われたかと思って凄くドキドキしちゃってさ、でも、嫌われてない、今も付き合ってるって思うと本当に嬉しいよ。」
薺「…私もですよ、英二。…英二に嫌われてないか、四天宝に居る時、不安になりましたけどね…。」
菊丸「戻ってきた時は必ず何処か2人でデートしような!」