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「ヤバい、思い出してきた」
ばつが悪そうな顔をする君
「でも涼ちゃんもだいぶだったよね?」
そうなのだ。2人が残ってしまった時、若井可愛さに胸がざわついて、お酒のペースをだいぶ上げたのだ
目を逸らす僕を面白がるように
「なんで?珍しくない?」
なんて、おどける君
「だって、なんか緊張したから!」
君はきょとんとしたかと思えば直ぐにニヤニヤし出した
急に顔がグッと寄って、鼻と鼻がくっつくギリギリで
「今も緊張する?」
瞬時に、からかわれていると理解し
「してないし!もう!」
とは言ったものの、君に聞こえちゃうんじゃないかと危惧するくらい鼓動がうるさく鳴り止まなかった
「ふーん」
なんてつまらなさそうにする姿を見て、やっと肩の力が抜けた
「うわ!!」
例の件は、もう君は忘れたかと思ったのに未だに仕掛けてくる
「もう緊張してないから!」
本当はありえないくらいドキドキしているのに取り繕う僕を全て見透かされてる。気もする。
また「ふーん」とだけ言い残してどこかにいく
一度だけやり返したことがあった。
まあ当然、何度もイタズラされても毎回新鮮に驚いている様な僕だから失敗
グッと顔を寄せるとこまでは出来たが、全く動じない君の顔、真っ直ぐな目に色々とやられてしまい完全敗北だった