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泡沫の君に、夏を乞う。

第4話 - 🎐 4 . ~ 君と、あの日の続きを

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2025年04月27日

#凛潔

#ブルーロック

限界ㄘゃ.໒꒱

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なんかこの物語作るの捗る

♡————————————————♡

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「じゃぁ、あの場所行こ ! ! 着いてきてね ! 」

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「 … 」

たくましい手。

だけどどこか儚く、消えてしまいそう。

🎐————————🎐

少し古い木造の駄菓子屋。

小さい頃、よく来てた場所。

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「覚えてる ? 小さい頃、ここでラムネ買って、誰が一番早く飲めるか勝負したよね」

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「 … 覚えてねぇよ。 ( ( 微笑」

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「ふｯ、嘘だ、そんな顔してるくせに笑」

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「 … 、」

🎐————————🎐

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「この茂み、覚えてる ? 」

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「秘密基地、」

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「 ! ! 、そう ! ! ちょっと草とか覆われてるかもだけど … 来て ! ! 」

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「 … ん、」

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「あｯ ! ! ここじゃない ? ! あるよ ! 」

昔より草が生い茂って狭いけれど、確かに空間、秘密基地らしきとこがある。

懐かしいなぁ …

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「、 ? これって … 」

黒く汚れたお菓子の四角形の空き缶。

汚れを振り払うと、『たからばこ』と幼稚な字で書かれていた。

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「それ、宝箱だ ! ! そこらへんの綺麗な石とか、おもちゃとか … 入れてたよね。」

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「 .. うん、」

中を覗くと、色んな形をした石、消しゴム、壊れたおもちゃが入っていた。

全部ゴミのようなものだけど、今は違う。

こいつとの思い出なんだなぁ …

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「これ、なんだ、 ? 」

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「 ? 」

いろんな物に紛れて、古い紙が一枚入っていた。

『未来の地図』。

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「覚えてる ? 大人になったら、世界一のストライカーになりたいとか、ふたりでバカみたいなこと言ってたよね、笑」

そんなこと、もう忘れたつもりだったのに。

こいつとの思い出が蘇って、胸がぎゅっとなる。

どうして忘れて居たんだろう。

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「 …… バカはお前だろ」

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「じゃあこれからは …… うぅん、なんでもない」

なにか言いかけて、ふっと寂しそうな顔をする。

何を考えてるのかわかんないけど。

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「 ….. 、また来ようぜ」

素直な言葉がどうしても出ない。

こんな不器用な俺だけど。

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「 … ! ! うん ! 約束だ ! ! 」

こんな俺でも友達で居てくれて。

好きで居てくれる人がいる。

指切りしながら、夕暮れの光が長年放置されてたであろう草から差し込んで

二人をやさしく包みこんだ。

♡————————————————♡

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「ねぇ …… 今日、すっごく楽しかった。」

こいつは、少し悲しそうだけど、どこかあったかくて。

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「 … 俺も、悪くなかった」

夕暮れの光が、海を真っ赤に染める。

日が海に落ちてゆく。

isg . 🌱 𓂃 𓈒𓏸 「また …… 一緒に来ようね … 」

その小さな声は、ひぐらしの声に掻き消されそうだった。

rn . 🦉 𓂃 𓈒𓏸 「 …… 勝手に決めんなよ」

君と、あの日の続きを。

♡————————————————♡

泡沫の君に、夏を乞う。

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