コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あれから明希たちの体感で1時間が経過していた。
「『ブラッド・ソード』」
「おっと。危ないじゃないか。」
「いいかげんうっとうしいわ。」
「ひどいな。」
軽口を叩いているが、実際はかなりまずい。
「てか、空間ごと切るのはずるじゃないか?」
「あなたにいわれるすじあいはないわ。」
まあ、俺のスキルも大概か。
「ただ、これはスキルであって能力じゃないんでな。」
「さっきから、なにをじめんにまいてるの?」
「さあね!」
ここでつめる!
「それはもうみたわ。」
うへー、不意打ちまで防ぎやがった。
「さっきから暗闇にしてるはずなのに効果なさそうだしな。」
戦闘はあれから激しさを増し、辺りにはもう何もなくなっていた。
二人の周囲は円状にくぼみ、地割れしている。
それは強者同士の戦いでは当然の光景。
一つの不可解なことを除けば。
♢闇あこ♢
なにかの視点
「これは、ふふ。面白いですね。」
やはり私が見込んだだけはある。
「もう少し見ていたいですが、仕事がありますから。」
このままなら彼が勝つでしょう。
〜つづく〜