2025.1.28
黄目線
暗い暗い部屋の中。
厚いカーテン越しに夜光が照らす。
淫靡な水音と規則的に鳴るベッド。
律動に合わせて聴こえる甘美な声。
「あっ//んぁ♡そこすきぃ♡あっ♡きぃやんっ//いくっ、いっちゃう♡♡あんっいくぅ…〜〜っっ♡」
「……おれもっ、でるっ…」
静まり返った部屋の中。
綺麗にした小さな身体を抱きしめる。
情事の香りが僅かに残ったベッドで、いつも行為中に思うことが頭の中で巡る。
なかむの”本当の喘ぎ声”を聴きたい。
何度も身体を重ねているが作られた喘ぎ声しか聞いたことがない。彼の役は負担がかかるし本来、性感帯ではないところを使っているんだ。本当は気持ち良くないのではないかと考えてしまう。
きっと理由を聞いても教えてはくれないだろうし、やめてといってもやめてくれないだろう。
どうしたら……
今日もワイテハウスに集まり撮影をする。
ほかのメンバーは会議室で準備をしており、同じソファに座っているシャークんと二人きり。
ちょうどいい。
「ねぇシャークん……真面目な質問なんだけど答えてくれる?」
「え、いいけどなに?怖ぇんだけど。」
「スマイルってどんな感じに喘いでる?」
「ん”っ!?!な”んっゴッホッ!?ゴホッゴホッ」
盛大にむせた。
下ネタに弱い彼になかむの本当の喘ぎ声を聴きたいのだと、きんときよりも声を出しそうにないスマイルのほうが、参考になるだろうと思っての質問だと説明した。
「あ”ー、そーゆーことか…///」
「スマイルのことだし最初は声抑えようとしたりしてなかった?」
「まぁしてたけど…今は全く。」
「まじっ!?どうやったらガチの喘ぎ声出せれるか教えて!!」
「ん”ぁ”ー///ん”ー、……奥まで入れたことは?」
「いやぁー、ないな。前に入れようとしたけど怖がってたからやめたんだよね。」
「んじゃ今度試してみろよ。きりやんも聴きたい声聴けるんじゃね?」
「そっか、やってみるわ!ありがと、シャークん!」
話終わったタイミングでちょうど準備していたメンバーたちが、リビングに戻ってきた。
ソファのいつもの位置に座りなかむの右耳へ囁く。
「ねぇ、今日の夜シない?」
「……あっ//う、うん…いーよ///」
なかむに本当の喘ぎ声を出させる作戦。
今夜決行だ。
「あっ♡あっきりやんっ//もぉいっちゃう♡」
奥の入り口を軽くノックしてあげるとなかむは白濁色の液体を飛ばす。
いつも明日に響くからとあけてこなかった結腸。一度イッたことにより少し開いてはいるが、抵抗を見せるソコに先端を押し付ける。
「ぇ……きり、やん…?」
「なかむ……ごめんね。」
「ひっ……いや!やだっ!!もぉ入んないって!!入んないからっやだぁあ”っ!?」
「うわ、きっついな……」
「っきりや……おくやだっぬいてっ…!」
「……ごめんね、怖いよね。大丈夫だから……動くよ…」
「やだっ!やめろって!!おい”っきりやん!!とまれ”っ!!ぬけよ”っ…!」
「締め付けやばっ…///すぐいきそっ//」
「とまれってばかっ♡あ”ぁ”っイグゥッ、いっちゃう”っ、〜〜〜っ❤︎いぐイ”グイグッイ”ッッ……❤︎❤︎」
いつもの外側で鳴る乾いた音とは異なり、なかむのナカから空気が圧迫されるようなくぐもった音と、粘着質な音が鳴っている。
「もぉやだぁ♡いった”ぁ”!!イッたからぁ”あ”!とま”ってっ”…!」
「ははっ音すっご…」
「んぁあ”…んお”っ❤︎も”っ、ぬいてぇ♡イキたくな”ぃ…!」
「ごめっ…もーちょっとだからっ///」
「お”っ……❤︎ぉぐっ❤︎きぃあ”っ、んぉ”く❤︎なん”かくる”っ❤︎ぃや”、やだっやだっ、なんかっでちゃっッッ〜〜❤︎❤︎」
「んぁっ❤︎やばっ、でるっ…///」
さらさらとした液体は二人の腹を濡らす。
「潮…?吹くほど気持ち良かった?w」
「う”ぅ”っ…///もぉなん”もでなぃ”…」
「……ねぇ、なかむ?」
「んぁ”…?はぁっ、なにっ……?」
「濁点喘ぎしてたの気づいてる?w」
「……ぇ」
「あれ、気づいてなかった?じゃあもう一回しようか❤︎」
「…は?」
ナカにだした体液を馴染ませるようにゆっくり動いていた。
雰囲気からしてもう終わると思っていただろう。
再び結腸に繋がる粘膜を押し上げる。
「まってぇ “!?もぉむり”ぃ…!やだっ、とまって”ぇ!」
「えぇ?気持ちイイでしょ?w」
「こわぃ”、おりぇ”こわれちゃう”っ!しぬ”っ…しんじゃうッッんあ”、い”ぐっ❤︎またぃぐっ…いグイグィグッッ❤︎❤︎」
「そんな泣かないで?大丈夫、さいっこうに可愛いから❤︎」
「きいやっ…!きぃや”ぁっ❤︎い”ぐのとまんな”っ❤︎❤︎こわぃっしぬ”ぅ……❤︎」
「…声えっちだなぁw」
「やだぁ!きぐなぁ”あ”っ❤︎お”ッッきぃや”っ!くる”っ❤︎❤︎またきちゃ”っ、ぅお”ッ〜〜❤︎❤︎」
「…っん❤︎めっちゃ締まるっ///っでる❤︎」
俺の全てを搾りとるかのように締めながら、粘度が下がった液をだらりとこぼす。
流石に無理をさせてしまったと思い、ゆっくりとナカから引き抜くが、いつもなら出てくるはずの彼に吐いた欲は出てこない。
「んん…おなかあっつ…///」
そういいながら幸せそうな顔で自らのお腹を撫でる。
ああもう、本当にこの人は……
「はぁ…マジでごめん。壊すわ。」
全部なかむのせいだ。
空が白んでゆく。
厚いカーテン越しの薄明かりが二人の上気した肌を照らす。
空気が混じった水音に合わせて聴こえるのは快楽に溺れた声。
決して綺麗とはいえない、男の喘ぎ声が響いていた。
ビチャビチャと透明な液体がまたシートに染み込む。
もう彼のモノは正常な働きをしておらず、最奥を突かれる度にただ液体を漏らすだけ。
結合部では互いの愛液が混じり合い、泡立っていた。
情事の香りが色濃く残るベッドで眠っている小さな彼。
脚が閉じれないのか見えている状態の穴からは、彼の呼吸に合わせてこぽこぽと白濁色の液が出ている。
起きたら腰と喉が痛いことが確定しているのに、お腹まで痛くさせてしまうのは罪悪感に潰されてしまう。
イイところを触らないように気をつけながら指で掻きだす。
うっわ、出し過ぎだろ……
どうせ俺に可愛いと思われたい彼だから、可愛くない男らしい喘ぎ声を聞かせたくないなんて思っていたのだろう。
どんなに汚い喘ぎ声でも萎えるわけないのに。
あ、シャークんになんかお礼しなきゃ。
コメント
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いつも陰ながら応援しています。 ガチめに怒って抵抗したシーンが めちゃ癖でした…可愛い抵抗じゃ ないのが本当に…♥️いい作品を ありがとうございます( .ˬ.)" 私の最高の心の栄養になりました!!