焚き火の明かりが、右京の睫毛を揺らしていた。
「ふふ、きみってば……すぐ膨れる。かわいいね」
右京は、小さな火をつつきながら、龍水に微笑みかけた。
肌寒い夜、毛布にくるまった右京の白い喉元がちらりと覗く。
──そのたび、龍水の中に渦巻くものが疼いた。
「……なあ、右京」
「ん?」
「いい加減、子ども扱いはやめてくれ。俺は──」
「やれやれ。そんな真剣な顔して……きみ、大人をからかうのがそんなに楽しいの?」
「違う。俺はいつも”本気”だ」
焚き火の音が止まった気がした。
直後、龍水は右京の手首を掴んでテントの中に押し倒す。
「ちょっ……待──」
「もう、待てない。ずっと我慢してきた。俺は努力した方だと思うが、違うか?」
唇が噛むように押し付けられ、右京の声が喉奥で止まる。
肩を掴んで、毛布ごと押し倒し、上から覆い被さる。
「や……っ、龍水……! だめ、乱暴にしちゃ……」
「乱暴じゃない。欲しいだけだ」
震えるような手で右京のシャツを剥ぎ、柔らかな肌に指を這わせる。
乳首をきゅっと摘まむと、右京の細い身体がびくりと跳ねた。
「ひっ……ん……や、あ……!」
「そんな声、出すな。ますます止まれなくなる」
龍水の声は低く、濁っていた。
すでにズボンを下ろされ、膝を割られ、右京の足が開かれる。
「無理、っ……待って……準備、して──っ」
「もうしてる。ほら……貴様の音、聞こえるか?」
濡れた音が、生々しく響く。
右京の目が潤み、頬が上気する。
「……恥ずかし……きみ、最低……」
「ハッ、それでも、貴様は俺を受け入れてる」
腰を押し込むと、熱がゆっくりと右京を満たしていく。
「っ、あ……あああ……っっ、い、 痛っ……!」
「甘やかされるだけが好きなわけじゃないんだろ? もっと感じさせてやる」
乱れた髪をかき上げ、耳を甘噛みしながら腰を打ちつける。
右京の目から涙がこぼれ、それを舌ですくい取った。
「泣くな。……かわいすぎて、余計、止まれなくなる」
「龍水……あっ、だめ、だって……キス……や、だ……あ……!」
「ああ、もっと鳴け。貴様の全部を俺に、染めるんだ」
左右の太腿をがっちりと掴み、限界まで突き上げる。
中がぎゅうぎゅうに締まり、龍水は笑った。
「こんなに締め付けるなんて、素直でいいぞ」
「も、もう、ムリ……っ、きみってほんと、バカ……!」
「違う。俺は、欲しいものを手に入れる男だ」
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