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🐤side
午後の部のスタートは、大トリに回されることの多い男子リレーからのスタートだ。
運営側の準備などの都合上、どうも借り物競走は最後らしい。
なんとも、校庭が走れるものじゃなくなるだとか…。
どんな障害物があるのか…。走らない俺までも緊張している。
さぁて。初兎ちゃんにかっこいいとこ見せないと!
モブ「ねぇ、大神りうらくん」
と声をかけられ、ぱっと後ろを向くと、2年生の知らない男の先輩。
今日はほんとに知らない人によく声をかけられるn…
モブ「有栖と付き合ってるって、ほんと?」
🐤「!、はい、本当です」
いきなりの質問に驚きを隠せなかったが、そのままの事実を返答した。
モブ「俺と賭けをしないか?」
🐤「…はい?」
モブ「俺が勝ったらさ、別れてよ。有栖と。」
…は??
🐤「なんで」
モブ「別れて欲しいから。レースは大神君と一緒だから、よろしくね?」
🐤「ちょ、ちょっと!」
えぇ…
そのまま去っていく名前も知らない先輩。
ていうか賭けを持ちかけるならこっちが勝った場合のも提示して欲しいものだ。
🐤「無茶苦茶すぎ…」
あれ、絶対初兎ちゃんのこと好きじゃん
絶対渡してたまるか。
ピストル音がなり、試合が始まった。
赤白共に2チームずつ、計4チームの試合。
こうなる前提で配置されたのか、と言わんばかりだが、アンカーを務めている。
勝負の決め手を自分で下せる。
そもそも、この勝負受けて俺にとって損しかないから、どんな条件出されても別れる気はない。
さっきの先輩は白。
容赦なく勝てる。
俺のレーンは今のところ2位。
俺より数秒前に、その先輩は走り出した。
「大神ッ、ごめん、あとは頼む!」
と言ってバトンを受け取る。
🐤「任して、」
そういってバトンを受け取り、全力で走り出した。
バトンを受け取ってからあと数センチで抜かせる、そこまで来た
あと10cm
5cm
3cm
歓声と共に縮まる距離
行ける、ぬかせる!
そう思った瞬間
🐤「ッ、!?」
先輩は急に、“一瞬だけ” 足を止めた。
まるで
“わざとぶつかりに”足を止めにきたかのように。
当たってしまった…正確には、当てられたその勢いで体制を崩し、そのまま前に倒れ込んでしまう。
思考回路が停止した。
その先輩は去り際に、“ごめんね”と、
確かにそう言った。
急いで体制を立て直し、再びゴールまで全力で走った。
ゴールテープが切れた直後、ピストルの音が鳴る。
放送「白熱した試合の結果!!1位は!」
そのまま、そのゴールテープを切ったのは、
放送「白団!!」
先輩だった。
俺はギリギリ2位でゴール。
現実を上手く飲み込めない。
転んだこと、負けたことの衝撃よりも、
本当にこの賭けは成立してしまうのか、
という衝撃。
先生「大神!!大丈夫か!?」
💎「りうらッ!!!」
🍣「お前ッ、膝…!!血が!!」
そういって周りに人が集まる
血が出ているのなんて、気にしてる暇はなかった。
女子「え、大丈夫かな?めっちゃ勢いよく転んでたね…痛そう」
女子「勢いつけすぎて気持ちと足が追いつかなかったのかな?」
なんてざわめいている
会場も、俺も、パニックだ。
モブ「大神りうら!」
会場のざわめきを抑えるかのように、その先輩は声を大にして俺の名前を呼んだ
モブ「試合前に言ったこと、覚えてるか?」
🐤「ッ…はい、」
悔しいが、覚えてないなんて、言えない。
モブ「なら…。そいつと別れて俺と、付き合え!」
🍣「なっ…!?」
💎「えっ…!?」
…は?(※2回目)
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最近もやもや多いね焦れったい(´;ω;`)
構成下手くそすぎる…ごめん…(ᐡ ̥_ ̫ _ ̥ᐡ)💦
コメント
20件
いや、、、遅れまくったぁぁぁぁ😭😭いやモブしばき倒していいですか。いや強制的にしばく。🔪🔪🔪何りうちゃんに怪我させてんだよぉぉぉお!!!🔪🔪🔪まぁ何があってもりうちゃんとしょーさんは一緒なんで🫶🫶💞楓ちゃも忙しいのに更新ありがと😭💞これからも頑張って😭😭
本当に遅れました😭😭😭 ただいまです💦💦💦 …………え? そっち? 💞🫰🏻
見るのめちゃくちゃ遅れましたぁぁぁぁぁぁ!( >﹏< *) え、いや、ん?一気見したら1番気になるとこで止まったんだがぁぁぁッッッッ 焦れったいッッッッ 続き楽しみにしてますぅぅぅぅ!