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えとゆあ推し!
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第15話 夏模様
注微じゃぱのあ
夏休みも、終盤に差し掛かっていた。
八月ももうすぐ終わる。
昼間はまだまだ暑く、蝉の声も元気に響いている。
けれど。
夏休みの終わりが少しずつ近づいていることを、俺はなんとなく感じていた。
そんなある日の夕方。
今日は、近所で夏祭りが開かれる日だった。
俺は家の前で、たっつんを待っていた。
💚「たっつーん!まだー!?」
💛「今行くって!」
💚「遅いよー!」
💛「お前が早すぎんねん!」
しばらくすると、たっつんが家から出てくる。
💛「はいはい、お待たせしました」
💚「よし!行こう!」
💛「元気やなぁ笑」
💚「だって夏祭りだよ!?」
💛「はいはい」
俺たちは並んで歩き始める。
しばらく歩いていると、向こうからのあちゃんとゆあんくんが歩いてくるのが見えた。
🩷「じゃぱぱさん!たっつんさん!」
💚「おー!二人とも!」
❤️「待った?」
💚「全然!」
🩷「そういえば、じゃぱぱさんが着てほしいとか言ってたので浴衣着てきました!」
のあちゃんがちょっとはにかみながら言った。
💚「えー!!めっちゃ似合ってる!!超かわいい!」
🩷「あっありがとうございます…」
なぜか自信なさげに声が小さくなっていく。
かわいいんだから自信持てばいいのに。
💛「じゃぱぱ…お前まじか」
❤️「そんなやつだったとは……」
💚「え?なんでだよ笑」
💚「ほら!たっつんとゆあんくんもなんか言えって笑」
💛「えっ!?いや…その…めちゃくちゃ…かわいいです」
❤️「似合ってます」
2人ともそんな顔真っ赤にしちゃって!
ただ言うだけじゃん!!
やっぱガキンチョだなぁ
❤️「おい、失礼なこと思っただろ」
💛「だから俺らはお前よりオトナだって」
また心の声読まれた!!
🩷「あ、あはは…」
今日はこの四人で夏祭りに来ることになっていた。
会場に近づくにつれて、少しずつ人が増えていく。
遠くから楽しそうな声が聞こえてきて、屋台の明かりも見えてきた。
💚「うわぁ〜!!」
❤️「すごい!」
🩷「今年もいっぱいありますね!」
💛「毎年変わらんなぁ」
会場にはたくさんの屋台が並んでいた。
焼きそば。
たこ焼き。
かき氷。
りんご飴。
チョコバナナ。
射的。
ヨーヨー釣り。
どこを見ても楽しそうなものばかりだ。
💚「何から行く!?」
💛「お前は食い物しか見てへんやろ」
💚「だってお祭りだよ!?」
🩷「じゃあ、まず何か食べます?」
❤️「俺、焼きそば食べたい!」
💚「じゃあ焼きそば!」
💛「決まるの早っ笑」
俺たちは焼きそばの屋台へ向かった。
焼きそばを買って。
かき氷を買って。
たこ焼きも食べて。
気づけば俺は、両手いっぱいに食べ物を持っていた。
💛「……お前食いすぎやろ」
💚「だって美味しいんだもん!」
🩷「じゃぱぱさん、さっきからずっと何か食べてますよね笑」
💚「夏祭りなんだからいいの!」
💛「お前それでよく太らないな」
❤️「あはは!」
そのあと、俺たちは射的に挑戦することになった。
💚「よーし!俺が一番いい景品取る!」
💛「無理やと思うで」
💚「なんで!?」
💛「お前、こういうの下手やん」
💚「今日は違うから!」
失礼だな!
俺だって…!
俺は銃を構える。
狙いを定めて――。
パンッ!
……外れた。
💚「あれ?」
💛「ほらな」
💚「まだ一発目だから!」
もう一度。
パンッ!
…また外れた。
❤️「あははは」
🩷「じゃぱぱさん、頑張ってください!笑」
💚「笑わないでよ!」
その隣で、たっつんが銃を構える。
パンッ。
景品が倒れた。
💚「え!?」
💛「……よし」
💚「たっつんすご!」
💛「だろ?」
💚「なんで!?」
💛「日頃の行いやな」
💚「俺だっていいのに!」
💛「よくねぇよ!」
🩷「ふふっ」
❤️「じゃぱぱ、もう一回やれば?」
💚「やる!」
結局、俺は何回やっても景品を取れなかった。
💛「……そろそろ諦めたら?」
💚「嫌だ!」
💛「こどもか笑」
💚「まだ中学生だよ!こどもだよ!」
💛「ほら、俺のやつあげるから」
💚「え!くれるの!?」
❤️「チョロ…」
そんなくだらないやり取りをしながら、俺たちは屋台を回っていった。
次はヨーヨー釣り。
💚「これ絶対取る!」
🩷「じゃぱぱさん、さっきから全部『絶対取る』って言ってません?」
💚「今度こそ!」
慎重に釣り糸を動かす。
…あと少し。
💚「よし……!」
ヨーヨーが持ち上がった。
💚「取れ――」
ぽちゃん。
💚「あぁぁぁぁ!!」
❤️「あははは!」
💛「惜しかったな笑」
💚「もう一回!」
💛「いいかじゃぱぱ、こよりを濡らさないようにするんだ、針を水面に垂直に持って…」
💚「なるほど…!もうすでに濡れてるけど」
🩷「ふふっ」
そんなこんなで、時間はどんどん過ぎていった。
しばらくして。
俺たちは少し休憩するため、屋台から離れた場所へ移動していた。
💚「いや〜楽しい!」
❤️「まだ始まったばっかりなのに笑」
💛「もう疲れたんちゃう?」
💚「全然!」
🩷「じゃぱぱさん、さっきからずっと走ってましたもんね」
💚「だって楽しいんだもん!」
そのとき。
🩵「……あれ?」
後ろから声が聞こえた。
振り返る。
💚「……あ!」
そこにいたのは――。
🩵「じゃぱぱさん?」
💚「るな!」
水色の髪を揺らしてるるなが、こちらを見ていた。
その隣には、家庭科部の子がいる。
確か…えとちゃん?だっけ。
🩵「わぁ!偶然ですね!」
💚「ほんとだ!るなも来てたんだ!」
🩵「はい!友達と一緒に来ました!」
🩷「こんにちは、るなちゃん!えとちゃん!」
🩵「のあ先輩!こんにちは!」
🧡「こんにちは〜!」
❤️「久しぶり!」
🩵「ゆあんくんも!」
💛「るなも夏祭り来るんやな」
🩵「もちろんです!夏祭りですよ!?」
💚「だよね!」
💛「なんか2人に同じ物を感じる…」
🩵「じゃぱぱさんたちは四人ですか?」
💚「うん!」
🩵「るなはえとちゃんと来てるので、一緒には回れませんけど……」
💚「そっか!」
🩵「でも、会えて嬉しいです!」
💚「俺も!」
🩷「またどこかで会えるかもしれませんね」
🩵「そうですね!」
るなは嬉しそうに笑った。
🧡「え!るな!チョコバナナあるよ!」
🩵「え!ほんと?じゃあ、るな行きますね!」
💚「うん!楽しんできて!」
💛「気をつけてな」
🩷「またね、るなちゃん!」
❤️「また学校で!」
🩵「はい!」
💛「あ、宿題しろよ」
🩵「は、はい…」
るなは手を振りながら、屋台へ向かう俺たちも手を振り返す。
💚「……偶然会うと嬉しいね」
💛「せやな」
❤️「るな、めっちゃ楽しそうだったな!」
🩷「友達と一緒に来られてよかったですね」
俺はもう一度、るなが歩いていった方向を見る。
そして笑った。
💚「よし!俺たちもまだまだ遊ぶぞ!」
💛「まだ遊ぶんかい」
💚「もちろん!」
俺たちは再び屋台のほうへ戻っていった。
そして――。
気がつけば、空はすっかり暗くなっていた。
屋台の明かりが、夜の町を照らしている。
人もどんどん増えてきた。
💚「……そろそろかな?」
❤️「うん!」
🩷「花火、始まりますね」
💛「ええ場所あるかな?」
俺たちは少しだけ人の少ない場所へ移動した。
そして――。
ひゅ〜…ドンッ!!
夜空に大きな花火が上がった。
💚「うわぁ……!」
🩷「きれい……!」
❤️「すげぇ……!」
💛「やば…!」
赤、
黄、
緑、
桃…
色とりどりの花火が、次々と夜空に咲いていく。
俺たちはしばらく、何も言わずに空を見上げていた。
💚「…そうだ!…ねぇのあちゃん」
🩷「なんですか?」
💚「アニメとかでさ、よく花火の音で告白がかき消されるシーンとかあるでしょ?」
🩷「は、はい…ありますけど…」
💛「おまっ…」
❤️「まさか…」
💚「のあちゃん。ーーー。」
ドンッ――!!
大きな花火が夜空いっぱいに広がった。
🩷「…え?今、なんて言いました?」
俺はニヤッと笑った。
💚「…告白?だったりして」
🩷「えっ!?」
のあちゃんが目を真ん丸にする。
💚「うそうそ、冗談冗談!焼きそばおいしかったねって言っただけ〜!!笑」
💛「…あいつやば…」
❤️「デリカシーっちゅうもんがない」
🩷「………もう知りませんっ!!!」
のあちゃんが頬を膨らませぷいっとそっぽを向く。
💚「え!?なんで!?のあちゃん?のあちゃーん!!!無視しないでー!!!」
💛「これはお前が悪い」
❤️「お前しか悪くない」
💚「うそ!?」
花火に照らされたのあちゃんの横顔は真っ赤に染まってた。
そんな怒らなくてもいいじゃん!!
💚「許してよ〜」
🩷「…今回だけ…ですからね」
💚「やった〜」
夏休みも、もうすぐ終わる。
始まったばかりだと思っていたのに。
気づけば、あと少し。
また学校が始まる。
また、みんなに会える。
そう考えると楽しみな気持ちもある。
でも――。
少しだけ寂しい。
💚「……ねぇ、たっつん」
💛「ん?なんやアホ」
💚「来年も、またみんなで夏祭り来ようよ」
💛「……来年?」
💚「うん」
たっつんは少しだけ空を見上げてから、
…優しく笑った。
💛「ええな」
💚「約束ね!」
💛「はいはい、約束」
🩷「私も約束します!」
❤️「俺も!」
💛「でもそのときは高校生か〜。」
💚「あははっ!」
俺たちは笑った。
来年も。
再来年も。
今日みたいに笑っていられたらいい。
何が変わるかなんて、まだ分からない。
でも――。
今、この瞬間が楽しい。
それでいい。
夜空いっぱいに、最後の花火が上がった。
ドンッ――。
眩しい光が、俺たちを照らす。
夏休みの終わりは、少しずつ近づいている。
永遠なんてない。
だけど忘れない。
最後のこの瞬間だけは。
俺は空を見上げながら、笑った。
💚「……今年の夏、楽しかったな」
💛「せやな」
花火が消えていく。
夜空には、もう何も残っていない。
花火の残り香さえも夜風がさらっていく。
でも――。
俺たちの夏は、まだ終わらない。
明日もきっと。
また、くだらないことで笑っていられますように。
そんな願いを託して。
夏を見送ろう。
【8月下旬】
ここまで読んでくださりありがとうございます!
ちょっと意味深なセリフがあったり…?
次回からはついに学校が始まります。
今回もじゃぱのあになってしまったんですけど、今後はじゃぱたつメインに書いていきます!
今回も本家様の曲をイメージして書きました!気づいたらコメントしていただけると嬉しいです!
コメント
6件
正解だぁ!ヤッタ(☆▽☆)
サマーコールですか?!(やばい)
♡72にしときました!曲、、、分からないので次のやつみたら本家様の曲みかえしてきまーす!