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《放課後》

部活部の皆に事情を話し、僕たちは中等部 3-Iの教室に向かっていた。

「中等部なんて久しぶりだね。・・・と言ってもそこまで経ってないか」

「僕は初めてだよ。今年からだからね。」

なんて駄弁っていると、中等部の校舎前に到着。

「中等部もでっか・・・」

「[さすが名門校って感じですよね・・・わかります]」


「3-I遠い・・・」

「階段・・・長い・・・長すぎるだろ・・くそっ、、、、」

「ノートンくん・・・君・・・早い・・・私・・・むり・・・はあ、、、はあ、、、」

「体力大丈夫?」

「ん、、だい、、、じゃうぶじゃ、、、ない、、、です、、、、、、ふぁ、、、はあ、、、」

ノートン以外オールヘトヘトである。

体力バケモンか?(※ノートンの体力は正常です。3-Iは2階です。)


登りきった僕たちすごい。

全員で水分補給。

ノートンに生暖かい目で見られている気がする。

やあねぇ、、、

「・・・朝夕にランニングしたほうが良いと思う」

「余計なお世話だっ、、、」

アンドルーの高速レスポンスが飛ぶ。

五分の四人全員ゼェハァ状態である。

「まあ、ちょっと休んでから行くか・・・」


少し休憩した後、3-Iにあらためて向かう僕たち。

3-Iはもう少しというところで、3-Iの方から何やら声が聞こえた。

「「「「「?」」」」」

僕たちは顔を見合わせた。

「・・・お前また補習か?」

「悪い?平均点はちゃんと取ってるんだから。」

「そういうことじゃなくてな・・・今日こそは門限に間に合わすって言ってたのお前じゃないか・・・」

「そんなこと言ったっけ?」

「言ったんだよ・・・(^ ^#)」

「そっか。・・・でさ、そこにいる5人組は兄さんのお仲間?」

「「「「「「え?」」」」」」

まって、バレてたの?

「え?違うの?え?もしかして幽霊?」

「[違いますよ!?]」

「え、、、誰?誰?誰?高等部の人だよね?え?なに?なんですか?」

「え、、あ、、僕らは、、、あ、、、、、、るかあとよろしく(高速)」

「え!?私!!?エドガーくん・・・手伝ってよ」

「え、、まあいいけど。」

「じゃあまず名乗ったほうが良いよね?」

「そうだねノートンくん。」

そう言ってまずルカが全員の紹介をし始めた。

「まず、私はルカ。ルカ・バルサーです。高等部1-E組です。」

「次に、こっち。私と同じクラスのエドガー・ワルデン。あ、こいつ男です。」

いちいち言うよなこいつ・・・・

なんかたっぽ一瞬目を見開いた気がするけど?

気の所為?

「で、筆談をしているのがビクター・グランツ。」

ビクターがぺこりと頭を下げた。

あちらがわも(といっても補習受けてない方が)ペコリと頭を下げる。

「続いて、エドガーの真後ろにちっちゃくなってるつもりでもエドガーより10cm以上身長が高いせいで隠れられてないのがアンドルー・クレス」

そう言われて気がついたのか、僕の真後ろにいるアンドルーが後ろの柱に移動した。

「あ、完璧に隠れた」

あらら、という表情をルカがした。

「んん。最後に、そこのはノートン・キャンベル。ここまでの階段を息一つ乱さずに登りきった猛者です。」

「え?普通じゃないの?」

「いや、、、お前、、、、普通じゃないだろ・・・・」

「それは兄さんが体力無いだけじゃないの?」

「んな!!?僕だってうちからここまで歩いてきてるんだけど!!」

「たまにバス使うじゃん」

「しょうがないだろそれは!!?何キロあると思ってるんだ!?」

「僕はそれを何も使わずに毎日歩いてるんだけど?」

「お前バケモンかよ!!?」

「ありがとう」

「褒めてない!!」

メーデーメーデー。

兄弟喧嘩始まりました。

助けてください。

「あの・・・」

「「なに!!(`#・∧・)」」

「私達探してる人が居て・・・でも多分それあなた達で・・・」

ルカ!!ナイスフォロー!!

「そうだったの。」

「へー?そうなんだ。」

そう言ってから、補修してるほうが嘲るように笑った。

「どうせあれでしょ?センセーからなんか言ってこいって頼まれたんでしょ?」

「ちょっと・・・!お前なぁ・・・」

「なに?いつものことじゃん。聞いて何が悪いの?」

「そうではなくて」

ルカが言った。

「じゃあ何?何の用?」

全く。見てられない。

「勧誘です」

つい僕は口を挟んだ。

「は?」

やばい、、

言葉が足りなかったか・・・

「あの・・・ハスター様崇拝部の方か死体同好会の方ならお断りします・・・」

「待って私達のことなんだと思ってるの」

「え?センセーの眷属」

「ちょっとまって先生に眷属とかあるの?」

「ノートン、、、突っ込んだら負けだ、、、ダラダラとツッコミシーンが続いて、、、作者が泣くし、、、」

どこからか現れたアンドルーにツッコミを止められるノートン。

ちょっとおもろい

「僕らが勧誘したいのは、部活部です。」

「「はぁ?」」

「[そうなりますよね・・・]」

僕らは部活部について説明した。

やりたい事はあるが、それに合う部活が無い生徒が入る、一時避難場所のような部活であること。

部活を作るには人数が後2人必要であること。

エミリー先生に推薦してもらって、ジョーカー先生に色々教えてもらったこと。

「ふーん。」

推薦してもらったノエル兄弟がこの人たちであることの確認は取れた。

補習している方が弟の方、して無い方が兄の方とのこと。(予測はついていたけどね)

僕はとあることを思い出して、とりあえず言った。

「そういえば、ジョーカー先生が、教室に凸しに行くなら弟の方に厚底は良いけどヒールは駄目だって言っといてって言われました。」

「センセー、、、またしれっと、、、はいはい。気をつけまーす」

「はぁ、、、、」

兄が弟の態度に特大ため息一つ。

お疲れ様です。

「ため息・・・w」

「でも兄さん、面白そうじゃない?部活部って。名前こそふざけてる感じだけどさ」

「まあ、、、そうだな」

良いお返事、頂けちゃう感じですか!!???

「行く?」

「お前が行くなら・・・監視しなきゃだし。」

「監視って!失礼な!!」

「お前なにするか分からんし」

「はァ!?僕は――」

「あのー、、、お話中申し訳ないのですけれど・・・」

ルカが割り込んだ。

「?」

「お時間・・・・大丈夫なのでしょうか」

「「あ。」」

現在時刻午後6時26分。

「門限・・・」

「補習課題・・・・」

「「やばい!!!!!!!!!」」

「あの、、、部活部の方は・・・」

「僕は入るよー!えーっと、xとyがここでどーなってこーなってー、、、えぇー?んー?」

「僕は監視しないとだから入る。入部届どこ?」

良い返事もらえた!!

よっしゃ!!

「[ここです!]」

「イタカ!ちょっとこっち!入部届書かないと入部したくても入部できないよ?」

「うぃー。」

「あ、ついでにシャーペン持ってきて」

「ん。」

イタカと呼ばれた弟の方がシャーペンをとりあえず兄の方に渡す。

書かれた名前は、”ナザニール・ノエル”。

「はい。」

「ん。」

今度は、イタカと呼ばれた弟のほうがシャーペンを受取り、入部届に名前を書く。

書かれた名前は、”イタカ・ノエル”。

「ナザニールに、イタカさん、よろしくお願いします!」

ルカが元気よく言った。

「・・・会って間もなくて申し訳ないんだけどさ、ここの解き方忘れちゃったんだよね・・・誰か教えてくれない?」

「はぁ?また?・・・去年も聞かれたけど?」

「ごめんごめん」

「・・・ここは、、、、」

喧嘩していたけど・・・根本的には仲がいいのか?

この人たち。

まあ良いや。

これで、部活部誕生だ!!

私立第五学園、生徒も先生もクセが強すぎた。

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