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康二が工事になってない?笑
続きが楽しみ😊
なんだかもう怖くなってきた。家庭教師、本当は1時間くらい勉強を教えるだけの人。なのに俺と亮平は昨日の夜みたいなことをするれっきとした“恋人”だ。
こんなふうになった自分もおかしいとは思うが、おかしくし始めたのは亮平だ。
・・・・多分、そのはず。だが、家庭教師を読んだのはお母さん。真犯人はお母さんか?
考え出したらきりがない。
なんとなく時計を見るといつの間にか俺がいつも起きる時間になっている。速足で1階に向かった。
いつもより早く起きたはずなのに結局遅刻ギリギリだった。完全なる遅刻ではなく、まあそのあたりはよかったのだが。
「まーた今日も遅刻ギリギリやん(笑)今日何時に起きたん?」
「5時半」
「じゃあどうやったらこんなギリギリになるん?」
地味に煽ってくる康二にそろそろイラついてきた。煽ってくるというわけではないかもしれないけど、それは今考えることではない。
「教えない」
うん、これが最善だ。でも、謎の推理や自画自賛タイムがあったなんか、どうやって言えばよかった。
康二はずーーーーっと俺を見て笑っている。
……気持ち悪るっ(おい!by康二)
「ンで、何かええことでもあったん?顔にばっちり書いてあるんやけど」
康二ってこんなに勘鋭かったっけ。多分、これは言わなきゃいけないパターンだ。康二からの圧がすごい。
「まあ、あったんだけどさ…あの人だよ、あの人」
「あの人って…あぁ!阿部先生のことか!」
まさか覚えていたとは。冗談込みで言ったのだが。やっぱり俺とは違うな。
「実は俺さ、亮平と付き合ったんだよ」
はあ、よく言えたもんだ自分。でも康二はきょとんとしている。
「あ、亮平って阿部先生のことね」
数十秒間の沈黙を終わらせたのは
「よかったやん!」
当たり前かのように康二だった(?)。でも俺が周りを見ると、皆、康二と俺のほうを見ていて、なんか気まずかったのは…言えない