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軍パロ tnem リメイク!(という名の新しいお話)
grem前提 tnem!!
そこでは、二人の男が戦っていた。
しかし、それは力ではなく知識や知恵を最大限に活用した文明人らしい戦いだ。
面に厚い皮を幾重にも身につけて、国に有利な条件を付けようとして会議は踊る。されど、時間は有限なので、結局そのダンスはエーミールが落とし所を見つけた。
『いやはや、双方良いお話ができましたな』
相手国の宰相だっただろうか。見た目だけは大人しい好々爺ではあるが、その視線だけは鋭く、下手に失言しては取り返しのつかない状態になるのは明らかだ。
そんな彼が、最後にとワインを振る舞った。グラスに注がれたワインは赤だった。葡萄の芳醇な香りが部屋中に広がる。
その銘柄は中々手に入らない事で有名だった。エーミールは食に対して寛容すぎる舌を持ってはいるが、決して味音痴ということではない。
グラスを傾ける。
オイシイ!……けれど。
だからこそ振る舞われたワインの美味しさに気づけたし、もうこれからこの国を相手することがないと悟った。
『ええ、それはもう…….これからもこの関係が続けば、良かったのですが』
エーミールは、ニコニコとした人の良い笑顔から、ストンと感情が抜け落ちた。視線を逸らさせず、プレッシャーを与えるようにゆっくり動き、足を組む。
赤ワインの入ったグラスを持ち上げて、エーミールはもう一口飲んでみた。先ほどと同じように、最高級の名にふさわしい味だ。しかし、最高級だからこそ、ある筈のない雑味がひどく気になった
『…..このワイン、何をお入れに?』
エーミールに言われた言葉を、すぐには理解できなかったようだ。しかし、最初は顔が青ざめさせたものの、次の瞬間には金魚のように顔が赤くなる。
『は、いや、…..何をおっしゃいますか!そんな事をする訳がない!!私を侮辱しているのか!!』
そのまま宰相は喚き立てる。エーミールはすっと視線を逸らし出入り口を見るも、相手国の護衛官が塞いでおり、腰のサーベルに手を当てている。
何やら面倒なことになった。
背後から近づいたエーミールの護衛、トントンは部屋の中にいる人間全てを敵と認識したようだ。かちゃ、という音を立てながら、隠し持っていたダガーナイフを準備している。
「エミさん、大丈夫なん?」
「……ええ、これは少し拙いですね」
トントンは少し固まる。エーミールからこの場面で弱音を吐くとは思わなかった。
「私はある程度毒の耐性がありますが、全く耐性のないものを盛られました」
油断した、と呟きながら舌打ちをするエーミール。思っているよりは状況が悪いと認識を改めるトントン。
エーミールは口を拭く動作をした。口内に少し溜めていたワインを吐き出し、持って帰るようだ。
『それでは、今回の契約だけは満了までお互い守りましょう。もし、期限が切れたときは……どちらの国が生き残っているのでしょうね?』
そう言い捨てて立ち上がると、トントンに目配せする。
トントンは逃げられそうにないこの状況で、エーミールが求めていることを過不足なく理解した。どうにかしてこの状況から逃げましょう、そうトントンの脳に副音声が流れた。
大袈裟にため息を吐きながら、エーミールの斜め後ろに陣取るといつでも動けるように、少しだけ重心を低く構える。
『それでは、貴国の繁栄を呪ってお別れしましょう!』
エーミールはお堅い軍人の空気を捨て、べっと舌を出してクソガキのように煽る表情を作り、相手国を祝った。
言い終わると同時に、トントンはエーミールを抱えて窓の方へ一目散に走る。青空の広がる景色から、エーミールたちがいる部屋が決して地面と近くはないことだけは理解した。
ばりんっ!!!
「トントンさぁん?!?!?!!」
「黙っとけ舌噛んでまうやろ!!!」
ギャアギャア喚きながら自由落下をしていくエーミールとトントンを、ポカンと眺める宰相とその護衛。
建物の中で暴れるだろうと予想して兵を配置していたのに、その準備すら意味がなくなった光景を目の前にして、ただ笑うしかなかった。
『うっっそだろ、おい……..』
「ぶわっっはっはっはwwwwww!!!!」
「やめてください(ガチギレ)!!!」
ひぃひぃ言いながら爆音で笑い続けるのはトントン。笑いながらも、猛スピードで危なげなく運転する技能は素晴らしいものだ。
エーミールは顔を真っ赤にしてトントンに怒鳴る。恥ずかしさで目尻に涙が浮かぶほどだ。
何故笑っているのか。
「だって、お前あの爺さんから性的に狙われてたん反則すぎるやろ(爆笑)!!!!」
「あ゛ーーーーーーーー!!!!」
モウムリ……モウムリ……とか細い声で泣きながらエーミールは顔を手で覆う。
先ほどのワインに盛られていたのは媚薬である。エーミールは使う場面がないので知識のみだった。それでも記録通りの味と症状がエーミールの体に起きていることから、薬の断定もはやかった。
「ええやん!ここで、ふふw….童帝、捨てれるやん」
「そう簡単だったら、よかったんですけどね!…..本当に厄介な!!!」
そうエーミールが吐き捨てる。その言い草に、ただの媚薬でないことがわかったトントンは、チラリと横に座るエーミールの顔を覗き見る。
顔は怒りや羞恥だけでは説明できないほど赤く染まっていて、少し汗ばんでいる。また、エーミールは必死に唇を噛んでいるが、漏れ出る呼吸は荒く熱を孕んでいる。また、車の振動でピクリとからだが反応している事から、かなり薬が回っていることがわかる。
ぶっちゃけ、エーミールに恋心を持っているトントンにとって、目に毒どころかアイスピックで目玉を潰されてしまうほどの破壊力。
トントンは自分の中で生まれる熱を頑張って抑えることに神経を注がねばならなくなった。
「何が拙いんや?」
「……この薬は女性用です。またはボトムを担う男性の方に大変有効な、と言ったほうが良いですか?つまり、普通の自慰では発散されないんですよ、これ。男性が飲むと、女性との普通のせ、せ、…..う゛うん!….では意味ないんです」
「はぁ、??!!?!」
今セックスが言えなかったの可愛いな。
でもトントンは、それ以上に衝撃的なことが聞こえた。
これチャンスじゃね?
エーミールが、男から犯されなくてはならないという、最低で最高のチャンスではないだろうか。そう思ったトントンだったが、次の瞬間に頭が冷えた。
「グルッペンさんに、報告せな……」
は?
「なんでグルッペンなんや?」
「っ、!く、口に出てました?……はは、
実は、恋仲なんですよ」
気持ち悪いですかね?なんて眉を下げながら聞くエーミール。そんなエーミールに、トントンは不思議と心が凪いでいた。
「…….エミさん、恨むんは自分やで?」
「は、?……なに、を?!」
ききぃっ!と急ブレーキを踏んだトントン。エーミールはシートベルトをしていてぶっ飛びはしなかったものの、うっと息が詰まって咳き込んでいる。
そんなエーミールの首に手刀を放つ。
「がはっ、?!」
エーミールは為す術もなく、意識を刈り取られてしまった。
エーミールが次に目を覚ますと、見えるのは知らない天井だった。しかし、意識を失った車の中ではない。
窓から見える風景に、いつのまにか基地に帰ってきたようだ。
身じろぎして感じるのは首の痛み。
(……..?あれ….ここは…..?)
おそらくトントンがかました攻撃によるものだろうと推測する。その次は肌寒さを感じた。
(まるで、なんの服も着ていないような….)
開放感がある一方、違和感も生じる。下腹部に大きな異物感。ずんっと大きな衝撃。身体中を電気が走る。
微睡んでいた意識が、一瞬で現実世界に引っ張り戻された。
「あ゛、?!!…..いあ゛、?!…..な、….ん….っ!」
「やっと起きたんか?….すまんなぁ、でもエミさんが悪いんやで」
そう言ってトントンがその剛直でエーミールの体を揺さぶる。ぐじゅ、ぐじゅ、とトントンがエーミールを揺さぶる度に卑猥な音が響く。
部屋の隅には、ローションのケースが二つほど空になって乱雑に捨てられていた。
体を突き破るのではないかと思うほどの大きい衝撃も共にあって、それに理解が追いつかずエーミールは目を白黒させている。
ただでさえ媚薬で体が敏感になっているというのに、元々グルッペンとの行為の中でボトムであったエーミール。
処女ではないエーミールには覚えのありすぎる感覚と、まさかグルッペン以外に許すと思わなかった痴態を晒していることに混乱する。
大きすぎる快感が体をめぐり、生理的な涙と唾液が止まらず、顔面がぐじゅぐじゅだ。
「あぐ、っ、?!…..ま、って、?!なん、!…..ひっ、」
「ああ、大丈夫やで。洗浄も終わらせとるから病気にもならん」
「そ、…..っい…う、こと……やな、….あ゛っ?!」
「グルッペンで練習したんやろ?……俺のために」
ハイライトの入っていない血のように赤黒い瞳の色が、エーミールを射抜く。
狂ってる。
エーミールはトントンの瞳を見てそう思った。トントンは怯えたような表情のエーミールを見て、満足げに笑った。
エーミールの腹を撫で、不自然に膨らむところをするりと撫でる。するりと、奥までズッポリと入っていたトントンはゆっくりと引き抜いていく。
ずる、ずる……
「ひぃ、っ?!…..がぁ、ふ、うぅ….?!!」
トントンが動くたびに漏れ出る嬌声に、エーミールは泣きたくなった。こんな声、グルッペン以外に聞かせたくなかった。グルッペンへの裏切りに近い行為に、エーミールは絶望した。
あと少しで抜けそうなところまで行った。
エーミールは、自分の意識がない時にトントンの欲が終わったのだと思い、力を抜いてしまった。
それを見計らったトントンは、勢いよくエーミールの最奥を突く。
ずぷん!!
「ひあ゛っ、______!?ふぅ、..はっ……む、りぃ゛!!もう……や、…..めて!」
予想を裏切った行為に、エーミールはたまらず絶頂した。白濁は見当たらず、グルッペンとの逢瀬でドライオーガズムを習得していたのがわかってしまった。
トントンはそれを見て、怒りで目の前が真っ赤になったようだった。トントンは理性を外して、エーミールを獣のように攻め立てる。
ぐちゅっ!ばちゅっ!ごすっ!ごすっ!
「は、ぁ゛、?!…..ま、って、!…..ひぃ゛、?!….ゆ、ゆるし、…..て、!、あ゛、_____!!」
最奥を何度も何度も突き上げられ、頭が破裂しそうなほどの快楽がエーミールを襲う。抵抗することを忘れ去るほどの暴力的な快楽に、エーミールはただ泣き喚くだけだった。
グルッペンは、もっと労るように動く人だった。
「ぐるっぺ、あがっ!…..ぐる、ひぃ、っあ?!、たすけ、あんっ!!た、すけて…….!」
エーミールは焦点の合わない目を、うろうろと彷徨わせる。必死にグルッペンを探しているようだ。トントンはエーミールがグルッペンの名前を呼ぶことも、探すことも癪に触った。
「……わかっとる、わかっとるんよ」
しかしトントンの冷静な部分は理解している。選ばれたのはグルッペンで、トントンはそうじゃないことを。
それでもエーミールに対する想いを無に帰すことはできなかった。腰の動きは、全くと言っていいほど止まる気配はなかった。
ぶちゅっ!ぐちゅっ!
「む゛、り゛….?!ひぁ…..や、やめ゛、っ…..!」
奥を叩くトントンのものは大きく、前立腺も擦りながら動く。更にそこをいじめ抜くように、トントンは腹をぎゅうっと押しながら動く。
びりびりと快楽が脳を焼く。
エーミールはもう意識が朦朧としていた。仲間であったはずのトントンが、このような無体をエーミールに強いている状況に頭が耐えられなくなってきた。
「ぐ、るっぺん、っ…..!!たす、け、…ぅあ゛!….ひぐ、」
トントンはエーミールをしばらく手放せそうになかった。
……俺ってNTRが好きなのか?いやこれはNTRじゃないかもしれないが。
今回もちょっと頑張ったんすけど、読み返したらあんまりえっっじゃないなって思いました。
まぁこれ以上は書けないけどね!
リクエストがあれば何かしら書きます。
それでは皆さん、閲覧ありがとうございました。さいならー!!
コメント
6件

リクエストいいですか? 後発組で学パロ的なのやって欲しいんですが…

最初のコメディチックな雰囲気から濡れ場のエロさで風邪ひくかと思いました。 メッッチャ好きです! これからも応援しています!

リクエストを受けてくださりありがとうございます🙏 grem前提のtnem最高でした…私もNTRが好きなのかもしれないです…