この作品は、ご本人様に全く関係ありません。ファンの二次創作小説となっております。腐を取り扱っておりますので、ご了承ください。腐?なにそれ?と疑問に思った方は絶対にご視聴はおやめ下さい。nmmnルールの守れる方だけお進み頂けると幸いです。
この作品は、knshp.zmrb.utsha.grtnをメインに書かせていただいております。地雷がある方はご視聴をおやめ頂いた方がいいかと思われます。
奇病パロで、もこ。さんとのコラボ作品になります。奇数が私、偶数がもこ様が作られておられますのでそちらの方も見ていただけると嬉しいです。
それでは、本編スタート。
夢…やった事は覚えとんねん。…でも、なんの夢を見て…どんな事をしていたのかも、…それすら分からへんねん。
『…どういう、…ことや?』
「…ショッピ?」
チーノが心配げに俺の顔を見るが…それよりも、頭の中でグルグルと言葉が回る。意味が分からなくて…どうしようもなくて、…今はただ。気持ちが悪くて…、
『…ふぅ、…あ、…ぅ、』
頭を抱えて体育座りをしてしまう。
「え”ッ…ちょ!!」
大丈夫。大丈夫と抑え込んでも震えは止まらない。……おれは今なんの夢を見てた?
幸せな夢。ずっとそこに居たい夢、……大好きな人と一緒にいた夢…。
…そうや、…なんで、…忘れてた?
『…ちー…の、』
「…え?…なんや、ホンマにどうしてん!!?」
『…俺が大好きやった人ってなんやっけ。』
「………え?」
『…俺が大好きやったんは、……誰やっけ。』
その人の事を考えるうち、…ゴホゴホッと口から花弁が落ちていく。
どんどんと色が薄くなり、頻度も多くなるこの症状。…そっか、…この病は……、
『…花びらと共に…記憶も無くなってしまうんかな、…?』
それも、…あの人の記憶だけ。…
『…こねしま、…さん、………おれ、…どうしたらいいんやろ。』
震える手。積もる涙と、花びら。
叶うことの無いこの恋。
「……大丈夫やって、…ショッピ。あの人は絶対戻ってくるって。」
『…でも、ッ…今も尚…あの人は帰ってきてないんやで……?』
「…ショッピ。俺の目見ろ。」
凄い真剣な瞳。…それはコネシマさんと同じで
『……そう、…やよな。…俺が信じんくて…誰か信じるんやって…そう、…だよな、』
そのまま歩いて寝室に送られる。心配げに大丈夫か?と聞かれたが大丈夫と返しそのまま机に向かう。手紙を出し、書き始める。
コネシマさんへ、
…もうそろそろ、…俺の寿命も近い。
銀色にどんどんと花びらがよっている。
…もう少しで貴方の所に行けるんだ。
もう少しで……、そのもう少しの間ぐらい。あなたが生きていると…そういう考えに縋ってもいいです、…よね。…コネシマさん。
いつか…いや、きっと…おれは貴方の名前を忘れてしまうと思います。
…だって、今日も怪しかったんやから…。もっと生きたら…もっとはいてしまったら。
おれは、あんたの事を完全に忘れてしまう。
『……あなたを忘れる時は、…俺の死ぬ時…やな。』
なんて、臭い事言って…、手紙を書くのを辞めた。
『…あなたに縋っていたいから。許してほしい』
こんな弱い俺を、…どうか、…どうか許して欲しい。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ →もこ。様より。
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