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英日帝 NL


閲覧においての注意は第一、二話を見てください。






第四話










「姉上が結婚したって本当か!?」



先日ブリテン家に嫁入りすることが決まった日帝の実家、江戸家に一つの…いや三つの叫び声が木霊する。


「そうだ、日帝はブリテン財閥に嫁ぐことになった。」


「ブリテン財閥ってすげぇ〜、そんなに株主の多い会社に嫁ぐのなら安心だね!…じゃなくてさ!どうして僕たちに言わなかったのさ!」


「そうです父上、私達にも一言くらいあっても良かったじゃないですか。」


「俺も空と陸と同意見でーす、何故伏せられていたのですか?」



三人が一気に問い詰めてくる。

こいつらがデカくなったからなのか自分が歳を取ったからなのかわからんが、少し身震いしてしまう。





「すまんなお前達。今会社の経営が少し傾いているのは知っているだろう。

それに、今の時代企業同士の協力は不可欠だ。」


「だとしても、姉上を犠牲にしなくても良かったのでは。」


陸の言う事はもっともだ。今の時代とか言っておいて、やり方はだいぶ遅れているとは自分でも思う。


「…お前達がそこまで言うようになるなんて。成長は早いもんだな…」















「まぁ、父さんはあんなに姉さんのことを大切にしてたんだ。いくら大企業でも姉さんを易々と受け渡すような人じゃない。」


「となると…この結婚はねえさんの意思…ってこと!?」


「おいお前ら。そんなこと考えてる場合ではないだろう。ブリテン家へカチコミに行くぞおおおおお!!」


「おおおおお!」


「全く…陸は一番おとなしいのにシスコンぶりは次元が違うんだからぁ」









「それでは、行ってきます。」


明くる日の早朝、日帝はそこそこの荷物を車に詰め込み、新たな住まいへと移るために

実家に別れを告げようとしていた。


「たまにはには帰ってこいよ。日帝。」


「はい父上、必ずや。


ところで…陸達は何をしているの?」


「もちろん、車に乗る準備です。姉上。」


一見理解できそうでできない返答に日帝は戸惑った。


「ごめんね。これから私が行くところに陸達は連れていけないの。」


「そんなことは承知の上です。姉上。

私達はただ、ブリテン家へ挨拶に行くだけです。姉上。」


「いちいち文末に姉上って付けなくていいからwこのメンヘラシスコンめw後俺も行く。イギリスってのがどんなやつか見定めなきゃ…♡」


「僕も行くよねえさん!」


今日も元気な弟達を見て、父上の会社は安泰だなと、日帝は安心した。


「気持ちは嬉しいけど…あなた達は今日学校でしょ?」


「!?」


「ぐはぁっ」


「うげぇ〜ほんとじゃあん」


弟達の反応を見て、私の母校は相変わらず厳しく指導しているんだなと思い、懐かしく思った。






だんご三兄弟が学校へ行き、


日帝が本邸に着いた。



出迎えてくれたのはイギリスで、

付き人によるとずっとソワソワして待ち侘びていたとのこと。




「ここが日帝の部屋だ。好きに使うといい。」


イギリスさんが扉を開けると、そこには目を疑うほどの豪華な部屋があった。


「いいんですか…?こんなに立派なお部屋を頂いて…」


「? このくらいは当然だ。」


そうだった。この人はおそらく世間一般で言う「普通の部屋」を知らないのだろう。


「それに…その、君は私の妻だ。何も遠慮することはない。」


「そ、そうですね…//」


なんだか変な空気になってしまった。


どうしようかと思っていたら気まずそうな顔をした従者が駆け込んできた。


「日帝様、少し…」











言われるがまま邸宅の正門へ向かうと、そこには見慣れた車と一人の弟がいた。


「陸!? どうしてここに…」


「どうしても姉上のことが心配なもんで、

学校を抜け出してしまいました。」


口角は上がっているが目が笑っていなかった。


「心配いりません。俺はあいつらとは違って単位も十分だし予習も課題も終わらせてから来ました。一日くらい問題ありません。」


「いや、そういう問題じゃなくて…」




「おやおや。

慌てて来てみれば…お取り込み中でしたか。」




陸とは違って満面の笑みを浮かべている新夫もやってきた。


日帝はもうどうにでもなれと思った。













「お取り込み中でしたか。」




くっ…こいつが。

何がおかしくてそんなに笑顔なんだ?

俺のことを見下してんのか?


あーなんだってこんなやつが愛しい愛しい

姉上の相手なんだ。

ただの資産家のドラ息子にしか見えん。



俺は昔から強くて逞しい姉上を慕っていた。

三つ子の弟共にも負けないぐらい。


軍学校での成績は常に優等をキープし続け、

屈強な男共と取っ組み合いをして一人で倒してしまった程の実力の持ち主。


そんな気高く美しい姉上に何処ぞの馬の骨が付いてしまった。付いてきてしまったんだ!!!!


姉上の意思でもないのに、そんなの許せるわけないだろう!!



「陸…?大丈夫?」



女神の声が聞こえたと思ったら姉上だった。

こんなに可愛らしいのに強い。


そんな姉上を俺から奪ったあいつの罪は重い。極刑レベルだ。



「日帝。これが君の弟とやらかい?」


「はい。すみません、この子が…」



「姉上ぇぇっ!そいつに頭を下げるな!」


「「!?」」


しまった。つい心の声が。


だが問題ない。ようやくこいつと決着をつけられるからな。


「日帝。おそらく彼は君ではなく私に用があるようだ。」


「みたい、ですね…(こら!なんて事言うの陸!!)」



ああ、相変わらず姉上の怒った顔は美しい。

正直踏んで欲しい…




「すみません。」


「…なんだよ。」


くそっ、話しかけてくるな。


今いい所…



「(日帝は私の妻だ。大した用もないのにこれ以上変な事をしようものなら、こちらも相応の対応をさせてもらう。)」


静かに、だが力強く、その警告は放たれた。


姉上は自分の物だと言わんばかりに。



「おっと、自己紹介が遅れました♪

私はブリテン財閥のイングランドが息子、




イギリスと申します。」












・陸

日帝の弟。

お堅い軍人のイメージそのまんまの性格。

海と空は三つ子の兄弟。

自他共に認める超シスコン。


・海

日帝の弟。

ナルシストで自己愛が強いが頭が切れる。

三つ子の中で一番モテる。

よくシスコンなことで陸をイジっているが

自分自身も中々だということに気づいていない。


・空

日帝の弟。

明るく陽気な性格で少し楽観的なところもある。三つ子の中で一番陽キャ。

軽度のシスコン。

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