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千野マシュ
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みずは「おーおー、こんな時間に外で何してんだ?」
香織「見て分からないのですか?我が主の宣教ですよ」
みずは「宣教ったって…今26時だぞ?人が居るわけないだろ…」
香織「ええ。それは知っています。」
みずは「だったらなんで…」
香織「あなたですよ。」
みずは「は?私?」
香織「あなたは所謂不死身の仲間でしょう?」
みずは「あぁ…知られてたのか…」
香織「ですが私たちはそこまで交流があるわけではありません。」
みずは「そうだな。私らは仕事で忙しいからな」
香織「あなたはろくに仕事もしていないでしょう…」
みずは「ははっ…」
香織「それで、です。これから私たちは無限の時間を生きるでしょう?」
みずは「おう…」
香織「なので交流は早めにしておこうかと」
みずは「一応これ職質の体でやってるからな?」
香織「おや、そうでしたか」
「てっきり私に心を開いてくれたものかと」
みずは「まぁ…あれだ、ゆっくりやっていこうぜ?」
「時間は永遠にあるんだ」
「そんな急に詰めることもないんじゃねぇか?」
香織「まぁ、そうかもですね」
みずは「で、そのお堅いモード、いつまで続けるんだよ」
香織「…」
みずは「お前は私の事を知るためにどこから情報を得た?」
香織「…ッ」
みずは「なら私だって使えるよなぁ」
「真桜…だったか」
香織「あぁ、じゃあもうこっちでいいのね」
みずは「おう、そっちの方が随分と話しやすいわ」
みずは「あんたさ、なんで教祖なんかしてんの?」
「やっぱ金儲」
香織「黙りなさい!」
みずは「!?!?」
香織「私の行っているこの聖なる行為を!?」
「単なる金儲けと侮辱するか!?!?」
「これは私の神に対する深い冒涜!」
「その身を持って償わ」
みずは「落ち着けって」
「すまなかった」
「こっちもただの交流に警察の力を出すのはあれだからよ」
「どうか収めてくんねぇか」
香織「…まぁ、今回は許してあげる」
「けど、次はないわよ」
みずは「すまねぇ…で、なんであんた宗教なんか始めたんだ?」
香織「1回ね、千冬様に救われたことがあるのよ」
「小学校の頃にいじめられてたけど、その時に私のために身を呈して助けてくれたのよ」
「それがどうにも頭から離れなくて」
「いつの間にかこんなことになっちゃったの」
「表側はただのOLだけど」
「裏だと私はこんなにも千冬様を愛してるのよ」
香織「それからは夢でも見ているかのように…」
「千冬様を崇めるたびに夢より心地いい感情が私を包むのです…」
「あなたも千冬教に入信しませんか?」
みずは「…そうか。入信はやめとくよ。」
「私もあの子には良くしてもらってるが、そこまで狂愛するものでもないしな。」
「まぁ子供の頃の記憶っていうのは強く影響するもんな…」
「にしてもここまでやるのはやりすぎじゃないかぁ!?」
香織「そうかしら?」
「ただ土地を購入して崇める教会を作っただけなんだけれど…」
みずは「ただ…?」
「まあいいや、今日はこの辺で私も戻るわ、法には触れんようにな?触れたら即駆けつけてやるから安心しろよ〜!」
香織「二度と千冬様関連であなたの顔を見ないように努力しますよ〜!」
「あなたの夢に千冬様が現れんことをお祈りしておりますよ〜!」
香織「…今後は、教会内で会えるといいですね。」
「千冬様のなにが気に入らないのかしら…」
コメント
1件
深夜の路上で繰り広げられる、ちょっと変わった交流、すごく面白かったです!香織さんの「千冬様」への熱量と、みずはさんの冷静なツッコミのバランスが絶妙で、特に「金儲け?」で激怒するシーンは温度差が良かったです。信仰のきっかけが小学生時代の恩義というエピソードに、香織さんの純粋さと執念が感じられてグッときました。続きが気になる終わり方、楽しみにしてます🌷