💚side
今日は休みの日。
ゆっくりベットから体を起こして、髪の毛を退かすために 頭を小さく振った。
隣には、すやすや眠るふっかの姿がある。
💚「…ふふ。」
可愛くて、ぽんっと 頭に手を置いて撫でた。
💜「…ん……。」
長いまつげが手にあたる。
でも、まだ寝てるみたい。
……、
ちゅ。
彼のおでこに乗せた手の上から、優しく口付けをした。
💚「…なんて。」
おでこに乗せた手を、毛繕いするみたいに動かす。
💜「うわぁ あざといねぇ、阿部ちゃん。」
💚「うぉ、」
急にガシッと、手首を掴まれた。
髪の毛の隙間から瞳を覗かせて、ふっと彼は笑う。
びっくりして、心臓がキュッてなった。
💚「起きてたの?」
💜「そりゃあもちろん。体に触られたら 起きるでしょうよ。」
よいしょ、とふっかが上体を起こす。
心做しか、機嫌が良さそう。
💜「ねーねー、もっかいしてよ。」
💚「え? w」
💜「お願い! 軽くでいいから。」
する、と掴まれていた手が、恋人繋ぎになる。
💜「ね、だめ?」
…こういうことするの、ずるいと思うんだよね。
💚「…ん。」
ちゅ、と口に軽くキスをした。
口を離したら、グッと抱き寄せられる。
💚「うわっ」
ぎゅーーっ、て。数秒 すんごい力で抱き締められた。
💜「…あはっ、ありがとね、おかげで元気出た。」
体は離さず、ぽんぽん、と背中を叩かれる。
💚「…甘えただった?」
💜「別にぃ?」
💚「嘘つけ」
💜「ほんとでぇーす。」
俺も優しく抱き返したら、顔は見えないけど嬉しそうに笑ってた。
いろいろ忙しいからなぁ、今。癒しになってるならいいんだけど。
💚「今日はいっぱい遊ぼうね。」
💜「ね! ゲームしよ、朝ごはん食べてから」
💚「ぁはw 今日はどんなの?」
💜「んーとね、まだ決まってないんですけど」
💚「決まってないんかいw」
2人でベットから降りて、リビングへと向かう。
朝からなにイチャイチャしてんだろ。なんて考えも浮かんだけど、それより嬉しくて幸せで、どうにかなりそう。
ふっかの後ろ姿を見てたら、なんかにやけちゃって、ぎゅっ、と、ふっかの背中にハグした。
💜「うお、なになに?」
💚「…なんでも!」
💜「えぇなにそれ、阿部ちゃんの方が甘えたじゃん!」
💚「ぁはw そうかも」
💜「まじ? かわい…じゃ今日は、いっっぱい甘やかすから 覚悟しといてね」
💚「おっ! じゃあお願いしまーす。」
そう言って、手を繋いだ。
コメント
3件
コメント失礼します。 読んでいて、とても癒されました…ふかあべ最高です…
ふかあべ最高💜💚