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12 - 変態と嫉妬魔【赤桃】

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2023年12月31日

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「これ、なに?」

「あー……えーと、ですね……」

内藤ないこ、絶賛りうらに絞られ中です。

理由はというと……

「も、元カレの香水、です……」

そう、元カレからの貰い物を持ってるのバレましたー☆

「なんでそれを持ってるの?」

アッ、目が怖いよりうらきゅん……

「いや、あの、普段遣いするものだし?好きな匂いだったし?捨てられないなー……と……」

りうらと目を合わせないように床を見つめる。

あっ、りうらの髪の毛……。後で回収しとこ。

「……もうこの際さ、ないくんの男絡みの話全部聞かせてくんない?」

「あ、へ……?」

りうらのため息にビクリと身体を震わせ、続く言葉を聞いていれば、意外なことを言われた。

「や、俺はりうらしか見てないって!目移りとかしてないし、元カレとの縁も切ってるから、!!」

「そういうことじゃなくて、ただ単にりうらの気持ちが悪いだけ。」

「それとも、りうらに言えないようなことでもあったの?」

挑発的に笑うりうら。瞳が笑ってない。

こいつほんとに最年少だっけ。怖すぎだろ。

「も、元カレいました……。今は縁切ってるけど。」

「何人?」

「ひ、1人、デス……」

「あと、痴漢されたこと、あります……」

「何人?」

「あ、全然1人です……」

「で、ゲイバーで迫られたことあります、……3人に……」

「そ、それくらい……?」

「ふーん、」

意味深に頷いたと思えば、不意に顎クイをかましてきたりうら。

クソ、ビジュ良いなこいつ……

じゃなくて。そんなことを呑気に考えてる場合ではなかった。

「この前さ、社員さんにゼクハラされてたよね?」

「は、いやゼクハラで!?」

「は?あれ、婚姻届入ってるんだよ?」

もし婚姻届に書き込みあったら、なんて言うりうら。

殺気がすごい……




※これも途中で切れてる系。

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