Q.何が?
A.愛が!
⚠︎行為表現あり・色々無視して都合のいいように書いてます。
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I✦︎side
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スマホが鳴った。
通知を見ると「志摩」という名前が目に入る。送り主は相棒であり、恋人でもある彼だった。 ちょっと手が離せないから、を理由に要件を見ずスマホを机に置いて、今触っている作業に戻る。後で返せば良い、そう思ったんだ。だけど数十分も経たない内に、通知が鬼のように鳴り始めた。流石に焦って画面を開くと
【おい、今何処に居る】
【伊吹】
【おい伊吹】
【別の奴と居んのか】
【浮気か?】
なんて連絡が、あの一瞬で20件近くも送り付けられていた。
“そう、最近これに困っている。”
鬼メールだけじゃない、簡略化して言うと多々の束縛に。付き合って最初の頃はこんな感じじゃ無かった。ただ・・・なんというか、いつの間にかこんな有様になっていた。
【ごめん志摩!ちょっとスマホ見れなかっただけだよ】
【浮気とかする訳ないじゃん!】
慌てて宥めのメッセージを打ち込んで送り返すが、正直こうなった場合ここからが地獄だ。いつまで経っても浮気の疑惑が抜けてくれない。
自分でも流石に分かる、本当に愛されてるんだって。俺も俺で志摩の事は誰よりも大好きだ。だから、奥底に溜まる不満が余計許せなかった。
決定的な出来事は割とすぐに起こった。
あくる日の飲み会、志摩の事もあって色々積もっていた俺は、自分の器も考えず潰れるまで呑んでしまった。うどんを只管に啜る陣場さんはともかく、心配する九ちゃんを他所にベラベラと支離滅裂な発言をしまくる中、段々と意識がぼーっとしてくる。
ああ、だからって、あんなこと絶対に言っちゃダメだったんだ。
「伊吹さん・・・ちょっと、流石に飲みすぎですよ。お水飲んでください。」
「えー?えへ、水いらなーーい♩」
「ああダメです、これ完全に潰れてますよ。」
「九ちゃんありがとう。そろそろ時間だし、一先ずコイツは帰るついでに俺が家まで送って行く。お代は・・・これ、伊吹の分も合わせてあるから。
おい、 帰るぞ。」
__『…志摩、?…いい。いらない、今日くらいほっといて』
S︎✦︎side
 ̄ ̄ ̄ ̄
「は?」
何言ってんだ、コイツ。
彼の口から出た言葉に戸惑いが隠せなかった。いい?いらない?正直、意味が分からない。困惑という文字をそのまま貼り付けたかのような表情を浮かべる九ちゃんと陣場さんに、あたかも平常心ですよ。とでも言うような態度で軽い挨拶を済ませたあと、伊吹の腕を無理矢理引っ張って店の外へ引き摺り出した。
「…あの、志摩。志摩ちゃん…?」
どうやら先程の発言で少し酔いが飛んだのか、柄にも合わない小声でそう声を掛けてきた。
しかし、俺はそれに応えない。
「ねえ」なんて続けて聞こえたが、無視をして強く掴んだ伊吹の腕を引きながら家へと向かう。ただ、向かっているのは彼の家ではない。”俺の家だ。” コイツは分かってない。俺がどれだけお前のことが好きなのか。
本音は飲み会だって行って欲しくない。例え顔見知りの人だけだったとしても。
俺だけの物にしたい。
ずっと我慢してきた。その視線も、その声も、その身体も、全部全部、俺だけの物にしたい。いや、俺だけで良い。俺で泣いて欲しい、泣かせたい。俺に縋って欲しい。”初めて”だって、俺がいい。ブチ犯してにゃんにゃん鳴かせたい。本当に全部、全部が欲しい。 でもコイツは分かってくれない、何事も無いかのように平気な顔してる。俺はそれが許せない。
だから『分からせる』。 そう、手際良く家の鍵を開けた。
__「ねえ、ねえ志摩 」
__「ホントにごめん、嘘だから」
__「え、しま、ここ志摩の家…?」
__「待って、何すんの 志摩、志摩!」
強引に家へ連れ込んだあと、寝室直行で伊吹をベッドに放り投げる。流石に酔いが覚めたのか青い顔して逃げようとしたのを、パーカーのフードを引っ掴んで引き止めた。そして押し倒すような形になれば、その両手を片手で掴み上げ、頭上で固定する。「志摩、志摩」なんてその可愛い声で静止を呼びかけるが、そんなのもう自分の耳には入らない。
ああもうホントにかわいい、こうしただけでこの駄犬は動かなくなる。その達者な足で蹴っ飛ばして逃げたって良いのに、コイツはそれをしない。上がる気持ちを抑えつつ、愛おし気にそのさらけ出された首筋を人差し指で撫でたあと、かぶりつくように噛み付いた。ほのかに香る血の味に混ざって、伊吹の声が聞こえる。
「っ”、いっ、い”ったい!痛い!待って、ほんとに…っ」
元々止まるつもりなんて更々無かったが、思ったより持たない。矢継ぎ早にその唇にキスを落とし、無理矢理口をこじ開けて舌を捩じ込む。血と酒と伊吹の匂いが混ざって、もう何がなんだか分からなくなってきた。
「…っ、っあ、〜〜…ッ、…♡っ、♡」
暫くして息が続かなくなったのかバシバシと体を叩いてきた。ゆっくり離れれば、糸が引いていくのが見える。肩で息をする手中の彼を見て、それはもう口角が上がりに上がりまくるのが分かった。そして、その視線が上目遣いでこちらを向く。火照った頬は勿論、何よりその泣き顔。ゾクゾクした感覚に襲われた。
__正直、そういうカオが一番唆るんだよ。
「!、!っあ”ぁ〜〜っ!♡、ッ”♡っ無理!むりむりむり!!♡む”、りだってばあ…っ♡」
「し”ぬ、♡っしぬ、ほんとに…っ、っぅ、う”♡」
「おい、コラ逃げるな」
「っぅ”ああ♡も、っやら♡しぬ、♡ゆるして、おれ、俺が悪かったか、らぁ”…っ」
「許して?俺が悪かった?伊吹。お前はさ、自分が誰のものかちゃんと分かってる?
俺はな、本当に好きなんだよ。お前のこと。 なのにお前はさぁ…」
「わか、っわかってる!志摩のものだって、ちゃんと分かっ”てるがら、っぁ、♡しま、が…っおれの事、ホントに好きなんだって、っ、ッ”…♡ことも、ちゃんと…♡」
「そう言ってお前、本当はうんざりしてたんじゃないのか。 今日のあれだって、鬱憤が溜まってでの発言だろ」
「ちがっ!ほんとに… 聞いて…っ”♡」
「っ志摩、志摩…♡しまぁ、♡」
「き、気付いてなかった、っ”♡お、俺が思ってる以上に…、っ志摩、ッ”ッ、♡ひっ♡…っしまは、俺の事愛してくれてたんだって…っ」
「…なあ、伊吹。お前、こんな事されても俺の事まだ好きか?」
「…っき、好き!好きだから!ホントに大好き、…っ”う”あ♡っ…俺、ホントに志摩のこと一番すき、っだから…!ぁ”、あ”♡」
「…ああもう、お前ほんとに…♡」
「あ”っ、ぁあ”、♡ッ、あ♡〜〜っ…っ、!!♡う”、〜〜っぅ♡ま、待っ…ッ”♡あたまぉがしくなる、っぅ”♡」
「志摩、しま…、っ!♡おねが、お願い…っ、ほんと一回っ、♡ッ”、♡とまっ、て!♡しま…っしましましまぁ…、っ!♡」
「バカ、逆効果だよ。…ああそれとも、本当に辞めて欲しい?」
「ち、ちが、♡っ、♡意地悪いうなよ、ぉ♡…、ッ♡ん”ん、〜〜っ♡…っ、♡ーー、…♡」
「ああこら、ダメ。声抑えるな」
「ぇう、ぅ”♡むり、恥ずい、っやだあ、っあ”♡」
「今更かよ、俺は聞ける時に聞きたい。」
『正直、声すらカッスカスでまともに出なくなってきた頃が最高にかわいいんだよ』
「…、…っは?ちょ、ッ”、♡ぁ…っ…何、言ってんの、っ”♡…お前、うそ…っ、ぁ”あ♡」
「ん?そのままの意味。」
「え?は、ちょ待、ッ”、ぅあ”!?♡ぁ”♡〜〜ッ、ッ”♡♡ばかあぁ”っ!♡うぅ〜〜ぅ”っ、♡…♡」
「大体お前、本当に嫌なら死ぬほど抵抗してんだろ。なのにしないって事は、俺ににゃーにゃー鳴かされて「嫌」なんて…微塵も思ってないんじゃないのか?」
「はぁ、?っ♡…、…」
「なに…もしかして本当にそうだった?図星?♡」
「ぁ”っ♡、…、っ…悪い?つか、っむじぃ言葉使うなし…っ、♡ッ”!♡」
「俺…っ、♡だって、♡ッ”、♡想像くらいすんの!…俺が、っ♡…ん”ぁ、っぅ♡…ーーっ、っ♡… 下なのは、っ♡想定してなかった…っけど、ぉ、!♡」
「…は?何、お前。期待してたって事か?俺とこういう事するの。」
「だっ、からぁっ、!ぁ♡そう、♡言ってんじゃん…っ!、ぅ♡何回もいわせんな、っッ”♡バカ!っ、ぁあ”…ーーっ♡ 」
「…伊吹、おまえ嘘だろ、…♡本当かわいいなぁ…♡」
「あぅ”、っ〜〜っ…♡…っていうか、…ぁっ♡お前なんで、っそんな余裕なわけ、♡むかつぐ!、っうぁ♡」
「…じゃあ、何?♡俺にどうして欲しいんだよ」
「…っ、っ♡俺にこんなこと、っ、♡できんの…しまだけじゃん、…、ッ”、っ♡もっとぐっちゃぐちゃになれよ、ぉ…♡汗くらい、っ♡…っかけ!っ♡」
「あ?、♡お前…それ狙って言ってんだろ、 このクソネコが」
「さぁ〜〜…?♩…っ”!?♡!ぁ”♡!?♡ぁあ”あ…っ♡う”、っぅ”♡…ーーっ、ーっ♡ま、待”って、ぇ”っあ”、ぁ♡やだ…っ、やだ、♡ぃ、っぐ、♡しまあぁ、っ♡」
「やだじゃない。ほら、イけよ」
「待っ、!ぁ”♡近、…っ耳だ、っめ…っ”、♡ッぁ”!?♡ーーッ、イ”っ♡っあ、♡ぁあ、〜〜〜ッ、ッ”ッ”!♡♡」
「〜〜…♡えろ…♡はは、…いぶきー…♡あーー、ほんとに、ほんとに可愛い…♡」
「しま、ぁっ、♡しま、一回、っ…いっが、いっ…、っぅ♡休憩、しよ…、っ」
「ん?…♡あー… それもありかもな、大分後の話だが」
「な”、っぁ”!?♡♡…っねえ”ぇ、っ♡なにうごいてんの、っぉ、♡…!♡きけよ、っ、人のはなし、ぃ”っ!!♡」
「はなから休憩なんざ取らせるつもりなんかない。なあほら…伊吹、いーぶーき頑張れ♡」
「いまっ、♡!今イ”、っ…たばっか、っ♡♡だって、ばあ”っぁ”!♡あっ”〜〜ッ”、ッ”♡いぐ、♡ねえっ、ぇ…♡止まっ”てっ、またいく、っ♡」
「…、♡…はあっ、♡…っ伊吹、一旦力思いっきり抜け、全部入んないんだよ。っ…さっきから」
「う、♡ぁ…?え、まって…ねえっ、…♡嘘、全部はいってなかったの?ずっと、っ…」
「そうって言ったら?いいから、つべこべ言わずにさっさと抜け」
「えっ、ぇ…、え待ってまってま”、ッ”!!♡や”っ、♡〜〜ッ”、?っあ”、♡はっ”…ぁ”!、?♡♡…ぅっ、奥、ぅ”♡あっ、ッ”♡行きすぎ、…ッ”♡だめ、っ♡これだめ♡しま”、ッあ”…♡♡」
「〜〜っ、♡…♡っ、おい、足閉じんな、…♡」
「やら、…っあ”ぁ♡ひっ”、!♡ぉぐ、奥ばっか…ぁ”、♡もうむり、っむりむり”…っ♡♡…っ、!っ??♡、しま、まって、っ…そこら辺…ッ”、う♡変、へん…っ、だから…ぁ”っ♡さわん”、ないでっ、…ッ”ひ♡♡」
「っ、あ… ?♡?♡♡ね、ぇ…っ、しま、待ってほんとに__ッ”あ”あ”、!?♡っぁ”ッ”、あ…ッ”ーー、っ、♡?ぁ”♡♡!?」
「…あーー、♡ここか、一番イイところ」
「あ”っ♡ぁ”、ッ”♡?!”♡〜〜ッ”、っ”!!♡やあ”、っ”♡♡そこやだ、ぁ”…っ♡待っ”、ぁあ”、っ〜〜、っっ♡ッ”♡イく、ぅ、う”♡…ッ”♡」
「…っ、っ”♡しま、しまぁ、…っ、♡」
「っ、なに、…♡」
「ちゅーして、っ”、♡『さっき』みたいなの、っ♡べろ、ッ”、入れるや”つ…、ぁ♡ッ”あ”♡」
「あ?…かわい、♡…良いよ、口開けて」
「ん…、♡__、っ♡っぁ、……♡っ…!”♡〜〜ッ”、ッッ♡イ”…っ、♡ーーっ、ぁっ…はあ…っ ♡♡ 」
「はっ、…。っ、♡はい、二回目な、♡」
「っ、〜〜…♡ね、しま…♡志摩イくの、…がまんしてるでしょ…?♡余裕ぶっこいてるけど…、もうげんかいなの知ってるよ、おれ、♡」
「…あーあー、ホントうるさい奴だな」
「いーよ、俺のナカに出していいから…、♡我慢してないで、しまもいこ?、♡」
「待っ、!♡こら、…っ”…〜〜…♡動くな…っ”、♡」
「っぁ”…、っ♡はっ、♡ほら、いけ、♡出せっ、♡」
「待て、こら待て伊吹、ッ”ぁ♡っ…や、ば…っ”♡あ”ッ、っ”…♡〜〜ッ”、っッ!♡」
「ぁ”、あ”♡…ーーッ、♡っあぁ〜〜…♡俺の腹、志摩のでいっぱ〜い…♡」
「ああもう、コイツ…、もっかい泣かす…」
「…えっ、は?待って、ねえ志摩、…っ 」
「待たない、覚悟しとけよ」
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コメント
1件
最高すぎます!!どっちも可愛い、