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#渡辺翔太
ゆそ
212
~看病編~🖤💙
リクエストありがとうございます!!🤭💕
(文章長め 5300文字🙇)
翌朝ーー
今日は休日。
本当なら、二人で出かける予定だった。
けれど今、
翔太はベッドの上でぐったりとしている。
💙「……蓮」
🖤「……おはよ」
眠そうに目を開けた目黒は、
すぐに異変に気づいた。
🖤「え、どうした?」
💙「……頭いたい」
目は重たそうで、頬もほんのり赤い。
🖤「ちょっと失礼」
そう言って額に手を当てる。
🖤「……少し熱いな」
🖤「これからもっと熱上がると思うから、
ちゃんと休んっ…」
ぎゅっ
言葉を遮るように、
翔太が突然抱きついてきた。
🖤「……」
💙「……ごめん」
💙「おでかけできなくなった……」
しゅんとした声。
そんな翔太に、目黒はわざと意地悪く笑う。
🖤「しばらくおあずけだな」
すると、翔太がむくりと顔を上げた。
少し潤んだ目で、
むっとしたまま俺を見つめてくる。
💙「昨日、ちゃんとシャワー浴びとけばよかった!!」
🖤「俺のせい?」
💙「そうだ!」
🖤「…へえ」
くすっと笑ったあと、目黒は腕をほどく。
🖤「ちょっと手離して」
💙「……え?」
そのままベッドから降り、
目黒はどこかへ行ってしまった。
💙(れんんんん!!!?)
──────────────
蓮が戻ってこない。
💙(ひとりぼっちの風邪ほど
苦しいものはないんだぞ……!!)
熱のせいで、いつも以上に心細い。
💙「……うぅ、」
だんだん身体がつらくなってきた。
額に腕を当て、苦しそうに息を漏らす。
💙「……はぁ、……はぁっ」
熱にうなされながら、
翔太はそのまま眠りへ落ちていく。
ーーしばらくして。
静かに寝室のドアが開いた。
🖤「……」
目黒の手には、飲み物や解熱剤、
冷えぴたや果物が入った袋。
かなり急いで買ってきたのか、
少し肩で息をしている。
ベッドへ近づき、苦しそうな顔を見た瞬間ーー
🖤「……翔太」
思わず声が優しくなる。
💙「……っ、…はぁ…」
眠っているのに、
呼吸はまだ苦しそうだった。
目黒はそっと冷えぴたを貼り、
乱れていた布団を整える。
そしてーー
熱で赤くなった頬に、そっと触れた。
そのまま、優しく頭を撫でる。
🖤「……ゆっくり休んで」
すると不思議なくらい、
翔太の呼吸が少しずつ落ち着いていく。
まるで、
目黒の手に安心したみたいに。
──────────────
気づけば15時。
静かな部屋に、階段を降りる音が響く。
🖤「……あ、翔太」
寝起きなのか、髪はぼさぼさ。
まだ少し熱の残る顔のまま、
ふらふらとリビングへやって来た。
💙「……朝から何も食べてないから」
💙「お腹空いた」
掠れた声でそう言う。
🖤「果物にする?」
🖤「それとも、おかゆ食べれそう?」
💙「……おかゆ」
🖤「ん、ちょっと待ってて」
──────────────
🖤「できたよー」
テーブルへ置きながら、目黒がふっと笑う。
🖤「ちょっとやってみたかったことがある」
💙「んー?」
すると目黒は、
スプーンを軽く冷ますように揺らした。
🖤「ふーふー」
🖤「はい、あーん」
💙「……ええ(引」
🖤「ほら、食べろ!」
半ば強引に差し出され、
翔太はしぶしぶ口を開ける。
ぱくり。
💙「……味しない」
🖤「うまいって言えよ」
💙「病人に気を遣わせるな」
🖤「……」
💙「もっと、くれ」
🖤(……あーんしても、
全然ふざけてこないじゃん)
🖤(まぁ、いいけど)
いつもなら絶対に茶化してくるのに。
今日は素直に口を開け、
大人しく食べている。
その姿が妙に可愛く見えて、
目黒は思わず口元を緩めた。
🖤(……かわいいな)
つい、愛おしくなってしまう。
🖤「それにしても」
🖤「よく食うな。もうないよ」
💙「次、果物ほしい」
💙「もちろんパイナップルだよな?」
🖤「そうだけど」
🖤「看病してあげてる人に向かって、
その口の聞き方はなんだ」
むにっ
頬を軽くつまむ。
💙「熱ある間は、俺の言うこと聞けよな」
🖤「……元気そうだな」
🖤「もう看病いらなさそう」
💙「ゴホッ、ゴホッ」
明らかにわざとらしい咳。
目黒はじとっと冷めた目を向ける。
🖤「……はあ」
呆れながらも、どこか嬉しそうに笑って。
🖤「パイナップル切ってくる」
──────────────
💙「あま〜い!」
💙「すっぱくない! 嬉しい!」
🖤「たまたま当たり選んだな」
嬉しそうに目を細めながら、
翔太はぱくぱくとパイナップルを食べ進める。
その姿が子どもみたいで、
目黒は思わず小さく笑った。
🖤「食べたら寝な?」
🖤「あと、明日ちゃんと受診しなよ?」
💙「……びょーいん、ついてきて」
🖤「俺は仕事」
🖤「甘えんな」
💙「……むぅ」
不満そうに頬を膨らませる。
🖤「……ほら、早く薬も飲んで」
空になった皿を見て、目黒は立ち上がった。
🖤「皿片付けとくから、早く寝な」
💙「……ん?」
すると翔太が、
当然みたいに両手を広げる。
🖤「え、なに?」
💙「ん!」
抱っこしろ、と言わんばかりの顔。
🖤「……はぁ」
呆れたようにため息をつきながらも、
結局断れない。
目黒は軽々と翔太を抱き上げた。
その瞬間、
翔太の腕がぎゅっと首へ回される。
寝室へと向かう。
🖤「さすがに、
階段上りながらの抱っこはきつい……」
💙「ふふっ」
🖤「何笑ってんだ」
💙「なんでもなーい」
楽しそうに笑う声が、やけに機嫌よくて。
目黒は呆れながらも、
どこか嬉しくなってしまう。
寝室へ運び、
そっとベッドへ下ろした。
すると翔太が、いたずらっぽく笑う。
💙「夜は俺の身体、拭いてくれよー」
🖤「もー、調子乗るなっ…」
そう言いかけた瞬間。
ばさっ
翔太は布団を頭まで被った。
💙「おやすみー」
完全に逃げる気満々。
🖤「……まったく」
呆れたように笑いながら、
目黒は小さく布団を整えた。
──────────────
やはり夜になるとーー
💙「……はぁっ…、」
熱が上がり、
息をするだけでも苦しい。
汗で前髪が張り付き、
呼吸も浅く乱れていた。
するとーー
ガチャッ
静かにドアが開く。
🖤「……大丈夫か?」
目黒はベッドへ近づき、
汗で乱れた髪をそっと整えた。
💙「……んー、苦しぃ……」
弱々しい声。
そのまま翔太は、
縋るみたいに目黒の腕を掴む。
🖤「……手も熱いな」
触れた指先まで熱い。
目黒はその手をぎゅっと握り、
ゆっくり指を絡めた。
💙「……ん、……はぁ……」
翔太も、
安心したみたいに握り返してくる。
💙「……冷たくて、きもち……」
熱を持った身体には、
その体温が心地よかった。
🖤「落ち着いたら身体、拭くから」
💙「……んー、別にいいよ」
💙「冗談だから」
💙「きっと汗臭いし……」
💙「……恥ずかしい」
そう言って、気まずそうに目を逸らす。
そんな反応に、目黒はふっと笑った。
🖤「断られると、余計やりたくなる」
💙「はーーー?」
💙「ほんと、いじわるだな……」
熱でぼんやりしているのに、
ちゃんと文句だけは言う。
🖤「丁寧に拭いてやるから」
💙「……もー……」
抗議する声も、
だんだん力が抜けていく。
握った手はそのまま。
安心したように、
翔太はゆっくり眠りへ落ちていった。
その寝顔を、
目黒は静かに見つめる。
🖤「……看病も悪くないな」
誰にも聞こえないくらい小さな声で、
ぽつりと呟いた。
──────────────
部屋の明かりは薄暗く、静かな夜。
🖤「……翔太」
ベッドへ近づき、そっと肩を揺らす。
💙「……ん、」
うっすら目を開けた翔太は、
まだ熱でぼんやりしている。
🖤「汗すごいから、身体拭くぞ」
💙「……ほんとにやるの」
🖤「嫌なら暴れてみろ」
💙「……むり」
くすっと笑う目黒。
そのまま濡らしたタオルを軽く絞り、
布団を少しめくった。
熱のせいで赤くなった肌。
薄く汗が浮かび、
呼吸に合わせてゆっくり上下している。
そっと首筋へタオルを当てる。
💙「……っ、つめた」
びくっと肩が揺れ、
翔太は思わず目黒の服を掴んだ。
🖤「我慢して」
優しく言いながら、
首から鎖骨へゆっくり拭いていく。
汗を拭うたび、
白い肌が少しずつ見えて。
目黒は無意識に視線を止めた。
💙「……どこ見てんだ」
🖤「いや、別に?」
💙「変態…」
🖤「変態で悪かったな」
熱のせいか、照れているのか。
さらに赤くなった顔を隠すように、
翔太は目を逸らした。
その反応が可愛くて、
目黒は小さく笑う。
🖤「ほら、腕上げて」
💙「……ん」
いつもなら絶対文句を言うのに、
今日は大人しく従う。
タオルが肌を滑るたび、
翔太は小さく息を漏らした。
💙「…んっ……」
🖤「そんな気持ちよさそうな声出すなよ」
💙「出してねえよ…」
とろんとした目で見上げてくる。
🖤「……元気になったら覚えとけよー」
💙「……」
💙「うん…」
🖤「…え?」
一瞬、目黒の手が止まる。
💙「……ん?なに」
🖤「いや、なんでも」
誤魔化すように、もう一度タオルを滑らせる。
けれど、どこか嬉しそうな顔をしていた。
全部拭き終え、新しい服を着せる。
🖤「はい、終わり」
💙「……ありがと」
眠たそうに目を細めながら、
翔太はそっと目黒の袖を掴んだ。
💙「……行かないで」
熱で弱った声。
掠れていて、いつもの強気さはほとんどない
🖤「えー、、」
🖤「明日も早いんだけどー」
わざと意地悪く返すとーー
💙「……」
翔太はしゅんとした顔になる。
そのまま、
掴んでいた袖をそっと離そうとした。
……あからさまに落ち込んでる。
🖤「じょーだん」
逃げる前に、その手を軽く握り返した。
🖤「隣にいるから」
優しく頭を撫でる。
こんな可愛いお願い、断るわけないだろ。
💙「……最初から
素直に受け入れろっての……」
🖤「はいはい、すみませんねー」
呆れたように笑いながら、
目黒はそのままベッドへ腰を下ろした。
すると安心したのか、
翔太は両手で俺の手をぎゅっと握ってきた。
🖤「……甘えすぎ」
そう言いながらも、
離す気はまったくなかった。
──────────────
数日後ーー
すっかり元気になった翔太。
どうやらお礼として、
焼肉を奢ってくれるらしい。
💙「遠慮せず食え!」
にこにこしながら、
楽しそうに肉を焼いていく。
🖤「ありがと」
🖤(……焼肉食べたあとは、
さすがにキスできないな)
🖤(今日は我慢するかー)
そんなことを考えている横でーー
💙「うまっ!!!」
翔太は口いっぱいに肉を頬張る。
幸せそうに食べる姿を見て、
目黒は思わず目を細めた。
🖤(……かわいい)
🖤「翔太もたくさん食え」
🖤「そしてもっと肉つけろ」
💙「蓮に言われたくない」
🖤「毎回抱き上げると軽いんだよ」
🖤「普通に心配」
💙「………っ///」
思わぬ言葉に、
翔太の耳がほんのり赤くなる。
少しだけ視線を泳がせたあと、
ぽつりと呟いた。
💙「……この先太ってもさ」
💙「嫌いにならない?」
🖤「なんだよ急に」
呆れたように笑いながらも、
目黒はすぐ答える。
🖤「なるわけないだろ」
ふっと優しく微笑まれて。
💙「……ならいいや」
安心したように笑い、
また肉を頬張り始める。
しばらくしてーー
💙「そういえばさ」
💙「熱のとき、
ずっと頭撫でてくれただろ」
🖤「は? 起きてたの?」
💙「次の日仕事だったのに」
💙「……ありがと」
照れたように俯いたまま、
小さな声で伝えられる。
その姿を見た瞬間ーー
🖤(…あぁ、やっぱ無理)
🖤(今日はめちゃくちゃに抱き潰そ)
目黒は静かにそう決めた。
おわり。
コメント
15件
🖤が珍しく甘えてくる💙にあまあまなのが最高❤︎ リクエスト応えてくださってありがとうございます!(´▽`)

んぎゃー! 尊い(◜¬◝ )弱ってるしょっぴーにめっちゃ優しいめめキュンとしますね(*´˘`*) 分かりやすくしょぼん(´・ω・`)ってするしょっぴーも普段とのギャップがすごい(T^T)可愛い♡ 抱き潰す宣言してるとこはもう言わずもがなニヤけが止まりませんでしたよねWWW