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白上「翼さん、例のやつ何か情報あります?」
翼「いや、何にも。」
綾橋「でも、やつらは何考えているんですかね。」
白上「さぁ?でも私たち警察が1年以上追い続けても情報が全然ないってことはあっちにはコンピューターに精通している人がいるってことですよね。」
小川「そんなん無理ゲーじゃないですか…」
翼「まぁでもソフィーのまとめ役的な存在の見た目とその周りにいる奴らの特徴は監視カメラにしっかりとらえられているんだ、情報が1つもない訳じゃないし俺らは警察官だ。一般市民の安心を守るためにこれから先も頑張ろう。」
小川「翼さん、そういうところ尊敬しますぅ……」
翼「とは言ったもののホントに全然ないぞ?これホントに捕まえられるのか?んんぅ…あー疲れた。息抜きがてら散歩すっか。」
翼「この辺は全然変わらないなぁ…」
*
*
*
翼「はっ…?ゆき?」
ぶい姫「…」
翼「おい…待てよ。おまっ…お前は、ゆき…なんだろ?」
ぶい姫「…」
翼「何で何も答えねぇんだよ、お前のその髪飾りは…俺が昔妹に挙げた世界にたった一つの髪飾りなんだよ。他人が持ってる訳ねぇ。」
ぶい姫「…長瀬翼は完璧だから長瀬翼なの?」
翼「はっ…?」
ぶい姫「それとも完璧だから長瀬翼なの?」
翼「何が言いてぇんだよ。おい、ゆき。」
ぶい姫「生き方は決めた。後は自分にやれることを精一杯やるだけ。」
翼「ゆき?おい、ゆき。」
ぶい姫「もし私を殺したければ殺せば良い。それにはきっと意味がある」
翼「ゆき…ゆき!!」
世界征服まであと9日。