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ほんと推しの苦しむ姿は素晴らしい(?)最近ほんと楽しみがこのストーリーで更新されるとウキウキでみちゃいます🤦♀️鴎太大好物なのにあまり見つからないのでほんと感謝過ぎる作品です🥹💖無理せず次回作も楽しみにしてます!!
中也が笑っちゃうとことか太宰さんが中也にお礼言ってるところが好きすぎます...!! 次回作も楽しみにしてます、!!
ずっと背中を撫でていると
突然、太宰が立ち上がった
中也「急に如何したんだ?」
太宰「…拠点に戻る」
中也「休む為にセーフハウスに来たのにもう行くのか…?」
中也「未だ休んでても良いんだぞ?」
太宰「…戻る」
何故、其処迄頑固に戻りたがってるのか
俺には理解出来なかった
太宰「…送って行ってよ」
太宰「どうせ此の後仕事するんでしょう?」
中也「…あぁ」
中也「でも、そんな目ぇ腫らして行くのか?」
太宰「…うん」
中也「…判った」
何となく気まずい雰囲気のまま
俺は自分のバイクの後ろに太宰を乗せて
拠点迄一直線に走った
本気で死のうと思ったのに
タイミング良く中也が来た
折角、後少しで死ねそうだったのに
泣き過ぎて目が痛い
きっと相当腫れているだろう
現在時刻は4時だった
もうそろそろ夜が明ける頃だ
良い加減、拠点へ戻らなければ
そう思って動かない体を無理矢理動かした
中也「如何したんだ?」
太宰「…拠点に戻る」
遂に言ってしまった
もう行くしか無い
中也「休む為にセーフハウスに来たのにもう行くのか…?」
中也「未だ休んでても良いんだぞ?」
本気で心配しているのか
中也は拠点へ戻る事を勧めなかった
そんな甘い誘惑に負けそうになる
でも、行くしか無いのだ
今行かなかったらもう一生
拠点へは行けないだろう
そんな気がした
太宰「…戻る」
少しでも中也と居たくて
気を紛らわせたくて
中也と一緒に行く事を勧めた
太宰「…送って行ってよ」
太宰「どうせ此の後仕事するんでしょう?」
意外にもあっさり中也は承諾してくれた
中也「…あぁ」
中也「でも、そんな目ぇ腫らして行くのか?」
太宰「…うん」
中也「…判った」
やっぱり目、腫れてたんだ
バレちゃうな、
何となく気まずい雰囲気のまま
中也はバイクの後ろに乗せてくれた
中也の背中は相変わらず暖かくて
温もりを感じさせた
きっと今しか感じられないだろうと思い
其の温もりを独り占めした
バイクに乗ってる時間はあっという間で
気が付いたら拠点へ着いていた
中也「…着いたぞ」
太宰「、うん」
私は鉛の様に重い足を一生懸命動かした
心臓が五月蝿い
手が冷たくなる
でも、みんなに悟られない様に
何時も通りの私を演じて首領室へと
中也と共に向かった
首領室に向かう途中
部下「太宰幹部!」
部下「お身体は大丈夫ですか!」
と、心配の声を掛けられた
太宰「うん、大丈夫だよ」
太宰「心配掛けてすまないね」
よし、何時も通りの私を演じられた
中には私の噂をコソコソと話す者も居たが
今は如何でも良かった
首領室の前に立つ
相変わらず心臓が五月蝿い
おまけに冷や汗が出てきた
私は静かに深呼吸をして扉を叩いた
2回叩くと中からどうぞ、と返事が返ってきた
扉を開けると森さんが椅子に座って仕事をしていた
中也「任務の報告をしに参りました」
森「任務は如何だったかな?」
中也「はい、無事に組織は壊滅できました」
中也「情報も使えるものは既に保管済みです」
森「其れは良い成果だね」
森「其れで太宰君」
太宰「、何ですか」
森「人は殺せたかね?」
太宰「ッ」
中也「ッ」
矢張り聞かれた
如何答えよう
嘘を吐くか?
正直に言うか?
どちらにも明るい未来は見えない
太宰「…..」
中也「…殺していました」
太宰「!」
中也「太宰が人を殺す処を目視しました」
森「おや、そうなのかい?」
森「てっきり殺せていないのかと思っていたよ」
森「其れは良い事だ」
太宰「…..」
森「今日はもう休むと良い」
森「又急用な任務が来たら伝えるよ」
中也「了解致しました」
太宰「はい」
森「あぁ」
森「太宰君単体での話があるから昼頃に来てくれるかな?」
太宰「、はい」
森「では、もう戻って良いよ」
中也「失礼します」
廊下を二人で歩く
中也は何も話さない
私は如何しても中也に聞きたい事があって
自分から沈黙を破った
太宰「…ねぇ」
中也「何だ?」
太宰「何で嘘吐いたの」
中也「…..」
太宰「中也が態々嘘吐く必要何て無かったでしょう?」
そう、君が態々嘘を吐く必要何て無かった
中也「だって手前、迷ってたじゃねぇか」
中也「殺したって言わないとヤバかったんじゃねぇのか?」
…全て見透かされてる
中也は全部判ってて言ったのか、
太宰「…そうだけど」
中也「余計な事をしたのは謝る」
中也「でも一難は去っただろ」
太宰「…うん」
まさか中也に助けられると思ってなくて衝撃だったけど凄く嬉しかったよ
太宰「、ありがとボソッ」
中也「!」
中也「…ふはッ」
太宰「何笑ってるのさ!」
中也「手前らしくねぇなって思ってな」
太宰「…私でも感謝はするさ」
中也「でも嘘吐いて大丈夫だったか?」
中也「後先考えずに言っちまったが、」
太宰「ううん、大丈夫」
太宰「取り敢えずあの場が凌げただけで嬉しいから」
中也「そうか」
いつの間にか私と中也との気まずさは無くなっていた
其々仕事があった為
俺と太宰は自分の執務室に向かった
自分の執務室に着くと直ぐに机に座り
報告書を書いた
書いている間も太宰の事が気になってしょうがなかった
【太宰君単体での話があるから昼頃に来てくれるかな?】
其の言葉が妙に引っかかって
ずっとそわそわしていた
太宰は大丈夫だろうか?
あの時の重い圧
完全に太宰に向けられたものだった
太宰が又可笑しくならないか、
不安で胸がいっぱいだった
中也『集中しねぇと、』
そう思って俺は耳にイヤホンを付け報告書をひたすら書いた
自分の執務室に入った瞬間
驚く程、体が重くなって立っていられなくなった
心臓が五月蝿い
手が震える
太宰『どうしようッ』
太宰『又、躾されるかもッ』
太宰『森さんのあの言葉、不自然すぎる、』
太宰『態々昼頃に呼び出す理由は?』
太宰『何故報告が終わった後、直ぐに私単体の話をしなかったのか』
太宰『理由は明確』
躾をする為だ
太宰『嫌だ嫌だ嫌だッ』
太宰「死にたいボソッ」
そんなことをずっと考えていたら2時間程、時間が経ってしまっていた
太宰『そろそろ仕事しないと』
そう思って重い体を持ち上げて椅子に座る
仕事は山積みだった
どうしようもなく不安で埋め尽くされている頭を無理矢理仕事に向けた
仕事をしていたらあっという間に昼頃になった
太宰『そろそろ行かないと、』
もしかしたら躾じゃなく任務の話かもしれないと期待を膨らませて
森さんの居る執務室へ向かった
扉を2回ノックする
コンコン
すると中から声がしたので
扉を開けて部屋に入った
椅子には森さんが座っていた
太宰「何の用でしょうか」
森「君に話したいことがあってね?」
太宰「話したいこととは?」
森「君、人を殺していないだろう」
其の言葉を聞いた瞬間、心臓が跳ねた
でも、顔色を変えず嘘を突き通すことにした
太宰「中也も言ってたけど殺したよ?」
森「中也君が嘘をついたのだろう?」
全て見透かされているのに対して
恐怖心が芽生えた
太宰「…殺しました」
森「未だ嘘を吐く気かい?」
森「太宰君が其の気ならこちらにも手がある」
森「本当のことを言うなら今だよ?」
甘い誘惑が私を襲う
本当のことを言ってしまえばどうなるだろうか
躾をされなくて済むだろうか
躾が少しでも軽くなるだろうか
それとも嘘をついた罰で酷くなるだろうか
いろんな可能性が出てきて
本当のことは言えそうになかった
太宰「本当に人を殺しました」
森「…そうかい」
森「太宰君」
森「此の部屋に入ってくれるかな?」
指の刺す方向を見れば何時もの部屋が刺されていた
一瞬にして冷や汗が出る
私は耐えきれなくなって部屋を出ようとした
扉を開こうとした
しかし扉は開かなかった
太宰「なんでッ?」
此の部屋に鍵はあるものの
鍵はかけられていなかった
森「無駄だよ」
森「外から抑えてもらっているからね」
其の言葉を聞いた瞬間、全てを理解した
最初から判っていたんだ
中也が嘘を吐いた事を
始めから私を躾ける為に此処に呼んだんだ
全ての辻褄が合い私は絶望した
全身が震えて動けなかった
森「もう一度言う」
森「此の部屋に入ってくれるかな?」
物凄い圧を感じる
逆らったら躾では済まなくなる
私は震える体を無理やり動かして
森さんが指差す部屋へ入った
どうでしたか?
とにかく太宰さんが苦しんでますね
最近キャラ崩壊がすごいと思うんですがお許し下さい…
もう次回作を書き終わったのですが
次回はR18になるので把握しておいて下さい
苦手な方は申し訳ございません💦
次回は❤️1000で投稿します!
コメントしてくれると嬉しいです!
ではまたね!