彗星の欠片

四世紀前、世界中で核戦争や二酸化炭素問題が発生し、それを止めようとした世界中の科学者達が集結し、国際科学連合(International Union of Sciences)、通称「IUS」が結成された。その結果三十世紀末に開発されたものが、制御可能超大型人工知能「Comet」であった。Cometは、世界中のあらゆる問題を解決し、平和に導いた。人類で二番目と言っても過言では無い発明でもあった。しかし、Cometでも唯一解けなかった謎がある。富士山大噴火事件だ。一応既に対策は出来ている。だがしかし、未だに原因不明である。前世に溺死をしたとCometに診断された謎の天才発明家兼科学者にして、「Comet開発プロジェクト」の中心となった人でもある今回の主人公、テアス博士は、立入禁止とされている富士山付近へ行くこととなった。

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テアス博士は、発達障害でアイキューが高い故に周りから浮いていて、幼い頃よく虐めを受けていた。それを見返すためにも必死に努力し、今回のComet開発プロジェクトを始動した。