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朝晴ももか/新作出した✌️
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啓祐side
そして、話は遡《さかのぼ》る、、
「母さん、、構わないよ。彼女がその親友だから」
母さんにそう伝えると公美子の声がオレの部屋の近くまで聞こえてきた。
「どうぞ!入っていいよ」
そのオレの合図の声と同時にドアが開く。
あっ!いけねぇっ忘れてた、、写真たて
机の上に置いてある写真たてを慌てて掴むが、、
たぶん見られたかも?、、あのタイミングじゃ間に合う気がしねえ、、恥ずかしい~
固唾《かたず》を呑《の》んで公美子に聞いてみた。
「もしかして?見てた?」
公美子「ニコニコ(笑)みえたよ♪飛騨誠の闘志むき出しのワンシーンの写真、、懐かしい去年の体育祭の写真よね、、別に恥ずかしがることないのに」
「やっぱり、、見られたのか、、はぁ(ため息)」
オレは、気が抜けた。
公美子「もしかして悩み事ってこの事と関係あったりする?」
と言ってはぐらかす。
「あとで連絡するとは言ったけど悩み事があるって一言もいってねぇし、あと直ぐに連絡できなかったのは悪かったと思ってるよ」
公美子「啓祐?素直じゃないなぁ~飛騨くんの事が好きなんでしょ?でなきゃ、、体育祭不参加の啓祐が好きじゃなきゃ飛弾くんの写真を予約購入してまで欲しがらないでしょ、、もしかして図星だったりして、、それに写真飾ってるくらいだしね。」
「!////ごめん。久美子には降参だよ、、今回は《《アレ》》が辛くって急激な睡魔に襲われて眠さに負けました。はい!悩み事、話すつもりだったけど、、なんで、、わかるんだよ?」
公美子「そりゃ~わかるでしょ?女の子は好きな人の写真を毎日、眺《なが》めたいものだもの、、どうやらそのようね」
「はぁ(ため息)母さんといい公美子といいなんで、鋭いんだよ、、」
公美子「ところで今日で何日目?」
え?意味不明の質問してくるのでオレは、なんて答えればいいのか躊躇《ちゅうちょ》していた。
とにかく何か言わねえと、、「は?」と言うしかない。
公美子「は?じゃないわよ!生理何日目かって訊《き》いてるの」
呆《あき》れられてしまった。
「今日で2日目だけど」
なんか言いたくねえけどそれがどうしたってんだよ、、
公美子「ちゃんとカレンダーに書いてる?書いた方が良いわよ。それと予定日がきたら必ずナプキンを着けること。あとナプキンは私が常備携帯して置くから安心してね。あとは、泣きたいときは我慢しないこと。」
「カレンダーはつけてるけど、、だから予定よりも二日はやく始まったのが、わかったんじゃねえか、、でもこんな話いつも母さんとしてたから、正直嬉しいな、、それに、、、なんだか、公美子ってしっかりしてるからねぇちゃんみたいだし、もし姉がいたらこんな話とかきっとするんだろうなって、、思ったら余計に嬉しくて、、オレ、一人っ子だから、、そう感じるのかもな、、うん、確かに我慢してたんだと思う。泣きたいときは我慢しないで職員用トイレに駆け込むよ」
公美子「私も因みに一人っ子だけどね、、まあいいわ(嬉しそうでまんざらでもない感じ)それよりクスリはちゃんと飲んだ?今は、痛みはどうなの?」
「飲んでだいぶ経つけど痛みは今は随分和らいだよ。」
公美子「そっじゃあ大丈夫ね、、行こう!」
「行くって何処に?」
公美子「決まってるじゃない、、啓祐が恋愛してるってわかったら尚更よ、、急ぐに越したことはないわ、、女の子に戻るための場所へ行くわよ!」
「は?オレ、まだいいよ、、このままで、、別に急ぐことねえだろ?今更恥ずかしいし////」
公美子「恥ずかしがらないの、、飛騨誠が好きなんでしょ?」
「っ!そうだけど、、////そうはっきり言われると恥ずかしいじゃんか、、だから写真見られたくなかったのに、、それに心の準備が出来てな、、、」
話終える間を与えず、オレの右腕を掴《つか》むと、、
「、、わかったから、ちょっと待ってて、このままじゃ風邪引きそうだし」
公美子「それもそうね。」
オレの今の容姿を見て納得してくれて掴んだ手を放す。
正直助かったぜ、、白いパーカー、ジーパンと裸足だけじゃ寒すぎるしな、、
オレはチェストから靴下を出し履く、次に押し入れの突っ張り棒のハンガーにかかっている背中に豹《ひょう》が刺繍《ししゅう》された黒い革ジャンを右手で取りだし上に羽織った。
「お待たせ」
公美子は、オレの服装を上下交互に見るなり唖然《あぜん》とした顔で
公美子「今は、仕方ないか、、」
捨て台詞《セリフ》のように吐《は》いた、、何だか意味深なんだが
公美子「じゃ行こう!」
オレの右腕を再び掴むと公美子は階段を下りようとするが、オレとの歩くタイミングがずれているため、オレは少し転《こ》けそうになりながら一緒に階段を下りるのだった。
公美子「おばさん、、お邪魔しました。暫《しばら》く啓祐をお借りしますね。おばさん、、あとでびっくりすると思いますがレディに仕上げてきますので楽しみにしてください」
余計なこと言わなくていいから
母さん「ええ、、ありがとう、、田辺さん、啓祐を宜しくね。じっくりしごいて構わないから、、」
母さんも余計なこと言わなくていいから、、ふたりに何だか煽《あお》られている気がするが、、そう思いながら
「母さん!行ってきます」
と言ってスニーカーを履くと家をあとにした。
やばっ!変声チョーカーとサラシ忘れたけど大丈夫かな~
オレの心配を余所《よそ》に、、公美子は何処に連れて行く気だよ~
コメント
1件
公美子の姉感、半端ないっすね…!写真バレの直後から♡♡♡の話までズバッと聞いてくるあたり、距離感が絶妙で「ちゃんと女子をケアできる人」って感じがしました。啓祐が「姉がいたらこんな話するんだろうな」って呟くところ、胸にきた。あと「女の子に戻るための場所へ行く」って台詞で物語の方向性がグッと見えたし、変声チョーカーとサラシ忘れたってオチも含めて、続きが気になりすぎる…!