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8話 ?守るべきもの ¿」
幹部室
重い扉が閉まる音と同時に、空気が変わった。
中央のソファにマイキー。
その両脇に、ココ、鶴蝶。
壁際には灰谷兄弟。と三途《ヤク中》
そして、私。
莉々「……失礼します」
マ「座れ」
短い命令。
椅子に腰掛けた瞬間、全員の視線が刺さる。
(……最悪)
コ「本題に入る」
ココが資料を机に置く。
コ「ここ数ヶ月の戦績、情報処理能力、現場対応、統率力。
どれを取っても、幹部クラス」
莉々「……」
コ「むしろ、下に置いておく理由がない」
蘭「だよね〜♡」
竜「反論できない」
マイキーが、じっと私を見つめる。
マ「佐藤莉々」
莉々「……はい」
マ「お前を、幹部に昇格させる」
その言葉が、頭の中で反響する。
一瞬、何も考えられなくなった。
(……は?どういう事、)
莉々「……お断りします」
室内の空気が、凍った。
蘭「え~♡」
コ「……理由は」
私は視線を落とす。
莉々「……私は、三途さんの部下です」
マ「それだけか」
莉々「……」
それだけじゃない。
幹部になれば、
踏み込まれる。
過去に。
(……それだけは、無理)
マイキーは、ゆっくり立ち上がった。
マ「……お前、自分の立場分かってるか」
莉々「……」
マ「梵天で、その実力は”武器”だ。
だが、同時に危険物でもある」
コ「管理下に置かなければ、いずれ暴発する」
鶴「……それは、お前自身のためでもある」
私は、ぎゅっと拳を握る。
莉々「……管理、ですか」
マ「そうだ」
マイキーの視線は、鋭く、だが真っ直ぐだった。
マ「お前は、強すぎる」
マ「だから、守りたい」
その言葉に、胸の奥がわずかに揺れる。
(……守る?)
(……そんな言葉、知らない)
蘭「幹部になったらさ〜♡ 俺らと一緒だよ?♡」
竜「兄貴、軽すぎ」
蘭「え〜♡でも嬉しいじゃん♡」
竜「ーーーー」
私は、ゆっくり息を吐いた。
莉々「考える時間をください」
マ「……嗚呼」
マ「だが、逃げるな」
その一言が、胸に刺さる。
会議は、それで終わった。
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本部の廊下。
歩きながら、思考が渦を巻く。
(……幹部)
(……踏み込まれる)
(……過去)
角を曲がった瞬間、腕を掴まれた。
三「……来い」
三途。
無言のまま、部屋に引きずり込まれる。
扉が閉まる。
莉々「……」
三「幹部昇格だとよ」
莉々「……聞いたと思いまずが、断りました」
三「……なぜだ」
一瞬、言葉に詰まる。
莉々「……私は、ここに長くいるつもりはありません」
嘘。
だが、半分は本音。
三途は、しばらく黙った後、舌打ちした。
三「 逃げ癖は治せ」
莉々「……」
三「お前がどんな過去持ってようが、
ここでは今がすべてだ」
三「……それだけ覚えとけ」
そう言って、背を向ける。
私は、その背中を見つめながら、唇を噛んだ。
(……過去を、知られたくない)
(……でも)
(……この場所を、失いたくない)
部屋に戻り、ベッドに腰を下ろす。
天井を見つめ、目を閉じる。
白い天井。
冷たい床。
縛られた手。
『失敗作』
『処分対象』
(……やめろ)
頭を振り、深く息を吸う。
(……幹部)
(……過去に踏み込まれる)
(……でも)
拳を、強く握る。
(……逃げたくない)
↺
今さっき
この・・・のポタン?の使い方知りました
それだけです言いたかったのは
すいません
さようなら👋